
ミニ展示「羽田運動場とその時代」のご案内
更新日:2019年2月2日
ミニ展示「羽田運動場とその時代」
明治45(1912)年7月、スウェーデンの首都ストックホルムで開催された第五回オリンピック大会の派遣選手を決定する予選会が羽田運動場で実施されました。この予選会参加者のなかから代表選手に選ばれたのが、現在放映中のNHK大河ドラマ「いだてん」で、その活躍が描かれている短距離の三島弥彦とマラソンの金栗四三の両選手です。
当時、羽田は穴守稲荷神社が神社参詣も兼ねた東京近郊の行楽地として賑わっていました。この点に目を付けた京浜電気鉄道株式会社は穴守稲荷への輸送を目的とした支線を蒲田−稲荷橋間で開業し、続いて衛生的な郊外行楽地として積極的に沿線開発を進めていきます。こうした経緯のなかで京浜電気鉄道が明治42年3月に開設したのが先の運動場でした。
代表選手の国内予選会開催にあたって、競技場の選定を行っていた大日本体育協会は、羽田の運動場を最適地と考え、京浜電鉄と交渉を開始しました。京浜電気鉄道はこれを認可し、海岸寄りの平坦地に1周400mの陸上競技場を新設、予選会が開かれるに至ります。
本展では、羽田運動場とその時代を展示資料と解説パネルで概観します。
「羽田運動場とその時代」の展示風景
羽田運動場関連の資料
会期
平成31年2月1日(金曜日)から
開館時間
午前9時から午後5時まで
会場
郷土博物館 3階常設展示室
入館料
無料
休館日
月曜日(祝祭日の場合は開館)


大田区役所
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