新空港線(蒲蒲線)の事業計画(案)概要 (事業計画案、事業費、費用便益比等)

ページ番号:115787670

更新日:2022年7月5日

新空港線(蒲蒲線)の事業計画(案)について

(1)計画の全体像

 新空港線は、東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。

新空港線の概要(全体像)

新空港線で広がる鉄道ネットワーク

新空港線で広がる鉄道ネットワーク

(2)段階整備(案)

 上記全体計画に対して、平成28年4月の国の交通政策審議会答申では、「矢口渡から京急蒲田の事業計画の検討は進んでおり、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において、費用負担のあり方等について合意形成を進めるべき」「大鳥居までの整備については、軌間が異なる路線間の接続方法等の課題があり、さらなる検討が行われることを期待。」と記載されました。

 国の答申に示されたとおり、現在の計画では一期整備として、蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、まずは、東急多摩川線を京急蒲田駅までつなぎ、そこで京急空港線に乗り換える形となっています。

段階整備(イメージ)

<一期整備とは>

 上記の国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」としています。

<二期整備とは>
 京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続するまでの整備を「二期整備」としています。

需要予測及び収支採算性等の精査について

 上記の整備内容について、「新空港線及び沿線まちづくり等の促進に関する協議の場」(以下、「協議の場」とする。)で工事の施工難易度や特殊性を加味し、事業費の適切性について検証を行い、以下のように総事業費の見直しを行いました。

○事業費:約1,360億円 (H28年度調査時の総事業費1,260億円にデフレーターの考慮や工事手法を見直した結果)
 なお、事業費は、現時点で想定される条件のもと算出したものであり、今後、大田区、第三セクター及び関係者により事業費を精査します。

 その「協議の場」での検討結果を基に、以下のとおり需要予測・収支採算性・費用便益比などを算出いたしました。(スキームは都市鉄道等利便増進法、営業主体は東急電鉄と想定)

○費用便益比:2.0 (基準値の1.0を大きく上回り、社会経済的に有意義な事業と評価できる。)

○累積資金収支黒字転換年数:17年 (整備主体が公的第三セクターの場合に国の示している基準は40年以内であり、その基準以内。)

新空港線整備資金積立基金について

 新空港線の整備に向け、平成24年度から令和3年度までの累計積立額は約80億円となります。令和4年度においても約10億円の予算を計上し、積立てを行う予定です。

新空港線(蒲蒲線)の整備に向け、大きな一歩を踏み出しました!

 新空港線は、昭和57年の大田区基本構想に位置付けて以来、40年来の悲願でしたが、このたび、大田区と東京都は費用負担割合などについて合意し、大きな一歩を踏み出しました。
 今後、早期実現に向けた検討を深めるとともに、地域がさらに活性化するよう、皆様と連携し、魅力ある沿線のまちづくりを進め、これまで以上に大田区に住み続けたいと思っていただける「まち」を創造してまいります。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader のダウンロードへ

Get Adobe Acrobat Reader

お問い合わせ

鉄道・都市づくり課

電話:03-5744-1212
FAX :03-5744-1526
メールによるお問い合わせ