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地域力・国際都市 おおた


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平成19年第2回大田区議会定例会 区長開会あいさつ

更新日:2007年6月8日

平成19年6月7日

 本日、平成19年第2回大田区議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位のご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 本定例会は、先の臨時会の閉会から、中9日間での開催となりましたが、いくつかの新しいご提案や、緊急に対応の必要がある事業などについて、議案としてお願いをさせていただきました。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。
 臨時会では、施政方針につきまして、その骨格となるところを申し述べさせていただきました。
 今後は、ひとつひとつの計画の策定や施策展開の節目となる機会などに、所信を申し上げ、ご指導をいただきながら、よりよい大田区のまちづくりを目指し、区政運営に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。

 はじめに、最近の区政の動きに関連した中で、2つの点について申し上げたいと思います。ひとつは、地域力ということ、今ひとつは、羽田空港についてであります。

 区長に就任してすぐの、連休中の4月29日に、子どもガーデンパーティーが開催され、さっそく区長として、区民の皆様と直接ふれあう機会をいただきました。子どもガーデンパーティーは、私も、池上地区の自治会連合会長などの立場で関わってまいったわけでありますが、青少年対策地区委員の皆様をはじめ、地域の皆さん、団体、行政が一体となって実施する、昭和25年から続く、大田区独自の伝統ある行事であります。今年は、区内の公園や学校など10会場で開催され、約6万人ものご参加をいただきました。関係者の皆様方のご努力に対し、こころより敬意を表したいと思います。

 地方分権が進展する中で、地域の力が今、大変重要視されています。町会、自治会、青少対、PTA、NPO、学校、警察、消防など様々な団体の方々との連携が非常に求められている時代であると思います。具体的に、これらの力をどのように組み合わせ、連携をしていくのか、これに対するひとつの答えは、地域の人々が協働して、ガーデンパーティーを成功に導いてきたことに示されています。大田区には、地域の力を形成する基盤があるものと認識しております。 
 私は、区民の皆様の豊かで幸せな暮らしの実現に向けて、様々な分野で、連携を深め、地域力を高めて、さらにその連携の輪を広げ、区民の皆様にとりましても、地域づくりへの参加が楽しみであり、また生きがいともなるような、区民協働のまちづくりを進めていくことが重要であると考えております。
 たとえば、治安対策、青少年対策、子どもの安全の問題、また国際化が進展する中で、外国の人々との交流や共生の問題など様々ありますが、地域力がその解決の鍵であると思っております。児童の誘拐などから子どもを守り、必要な社会体験を身につけさせ、いじめの問題などを解決するためには、学校、家庭、地域の三者の連携で取り組んでいくことが必要であります。高齢化が急速に進む中、高齢者政策も医療関係者等との多角的な面からの連携が求められております。区民の皆様のまちづくりへの意欲を大田区全体の活力につなげていく、効果的なしかけ作りに取り組んでまいりたいと考えております。

 さらに、地域力の大きな課題のひとつに、防災対策があります。他の区と比べて大田区の区民防災意識は高く、防災訓練や市民消火隊などの活動が活発に行われています。被害者になりやすい高齢者に対する暖かい施策の展開など、防災、減災対策をさらにきめ細かく安心の度合いを高めていくために、町会、自治会、各企業、法人、集合住宅居住者などの方々との連携を深めていく必要があると思います。
 区では、過去の災害の教訓を踏まえ、都や防災関係機関の計画との整合性を図りながら、都市型水害への備えを含めた「大田区地域防災計画」の見直しを進めております。
 同時に、地域防災力の向上に向け、今年度は、新型起震車の導入、また初期消火の重要性に鑑み、市民消火隊のポンプを買い替え、新車台数を増やすとともに、自治会町会のミニポンプでも、消火栓を使用した消火活動が可能となるよう、必要な資器材の配布をしてまいります。また、火災予防のために、今月から住宅用火災警報器のあっせん事業を開始いたしました。
 このような防災事業を通じて、防災対策の地域力を高め、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。

 区政の動きに関連して、2つ目は、羽田空港についてであります。最近、羽田空港をめぐるいくつかの動きがありましたが、その大きな渦の中心にあるのが大田区であることを改めて意識をいたしました。

 羽田空港新滑走路建設工事は、すでに3月30日に着工をいたしておりますが、5月20日、その着工記念式典が、羽田空港で行われました。冬柴国土交通大臣とともに鍬入れ式を行い、祝詞を申し述べるとともに、空港がその機能を充分発揮するために、空港周辺の整備がますます重要になること、併せて、周辺地域の環境保全への配慮と、大田区としましても、周辺臨海部の整備に積極的に取り組み、空港機能の充実に向けた受け皿づくりを進めていくことを、ごあいさつの中で申し上げさせていただきました。
 これより、少し前の、5月15日には、跡地利用基本計画の策定について指導と助言を求めるため、国、都、大田区の三者で、有識者委員会を設置し、この委員会に対し、大田区としての跡地利用の考え方などを説明いたしました。
 羽田空港は、2010年10月末の供用開始を目指し、年間発着回数が現在の1.4倍の40万7千回となり、国内線は大幅に増便、国際線も3万回が割り当てられ、アジア圏を中心に近距離の定期便が多く就航する見通しとなっております。
 安倍首相が議長となって、アジア諸国との連携強化策を検討する「アジア・ゲートウェイ戦略会議」では、羽田の国際チャーター便の拡大を進め、羽田空港の国際化をさらに前進する考えを示しています。
 羽田空港は、日本の顔である同時に、玄関でもあります。国際性という他にない立地的資源を、大田区のまちづくりに生かしていくことが、大田区の発展の鍵であると思います。国際化への動きが激しく加速する中で、このような流れをしっかりと受け止めながら、大田区の発展につなげるまちづくりを進めてまいります。

 羽田空港という大田区にとって魅力ある資源を大田区の発展につなげるためには、中心核大森、蒲田の魅力あるまちづくりが大きな課題と考えております。
 このために、蒲田を中心にした沿線のまちづくりにも大きく寄与する、大田区東西鉄道「蒲蒲線」の早期実現と京浜急行の連続立体交差事業に積極的に取り組んでまいります。
 「蒲蒲線」の整備により、大田区の東西鉄道問題の解消はもとより、京急空港線、東急多摩川線、東横線をはじめ、東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線とも結ばれ長大な鉄道ネットワークが誕生し、これらの沿線への移動も飛躍的に便利になります。また、羽田空港アクセス路線としても、利便性の高いものであります。
 「蒲蒲線」の整備の早期事業化が図られるよう、国や都、関係鉄道事業者等に対し、積極的に働きかけてまいります。

 京浜急行の連続立体交差事業は、平成24年度の京急本線、空港線の高架化完成を目指し、現在工事を進めています。
 事業全体では、概ね当初の予定通り進捗しており、事業費ベースでは、現時点で約5割の進捗率であります。
 今年3月には環状8号線をまたぐ仮立体の橋もかかり、平成20年春には、上り線が仮設高架になる予定で、渋滞もかなり解消されるものと期待しております。
 連続立体の完成に向けては、用地取得や他事業との工程調整の問題など、課題は山積していますが、東京都、京浜急行電鉄と力を合わせて、ひとつひとつ着実に、解決に向けて努力をしてまいります。
 また、連続立体交差事業と関連して、駅前広場の整備や密集市街地の解消を進めるため、京急蒲田駅西口、雑色駅、糀谷駅で、関係者の皆様とともに、安全で住みやすく、にぎわいのあるまちづくりを推進してまいります。

 次に、本定例会にお願いいたしました補正予算案、条例案などの議案に関連して、4つの点につきまして、申し述べたいと存じます。

 大田区の基本構想、基本計画を見直し、事務事業の総点検を進めるとともに、新しい大田区を作り出すための新計画体系作りに取り組んでまいります。 

 区の計画体系の最上位にある基本構想は、昭和57年に議決され、現在では時代に合わない表現なども散見されます。また、長期基本計画については、策定後6年が経過し、関係する事業について、ほぼ9割が既に着手され、取り組まれている現状があります。

 変化する社会情勢に的確に対応するため、基本構想、基本計画の見直しを図り、10年後の大田区の方向性を示した計画を策定していくことが必要と考えます。

 区民と行政が共通の認識を持ち、大田区の将来を見据えた行政運営を行うために、より効率的効果的な方向性を示してまいりたいと考えております。

 基本構想、基本計画は、平成20年度中の策定に向けて、学識経験者、区民代表、議会代表からなる審議会の設置をしたいと考えております。この審議会の設置にかかる条例案、及び、これに要する諸経費を補正予算に計上いたしました。

 併せて、マニフェストを実現するために、仮称大田区緊急計画の策定に取り組んでまいります。

 2つ目に、産業政策の向上に積極的に取り組んでいくための「大田区産業構造の変化と方向性調査」の実施について申し上げます。

 景気の拡大局面が続いているとはいえ、大田区産業全体を見渡しますと、依然として厳しい状況にあるといえます。

 大田区の工場数は多い時で、約9千を数えましたが、現在、約4,700に減っています。大田区産業の支援については、どのように中小企業の方々と連携しながら、新しいものづくり産業を興していくかが課題であると認識しております。商店街活性化策は、各地域で魅力と活力がでるような、治安、防災、福祉、環境対策なども含めた総合的な地域のまちづくりによる振興策が必要であると考えています。

 今回の調査では、区内事業所の実態、抱えている悩みや課題、産業行政に対するニーズ等を把握してまいりたいと考えております。また、既存の統計データをはじめ、過去に行った調査結果を総合的に分析することで、区内産業が抱えている問題と課題を抽出し、産業集積の維持、発展、また活力ある商店街の創出等の施策、立案につなげていく考えであります。

 3つ目は、大田区の主要駅であります大森駅、蒲田駅周辺などの自転車対策であります。

羽田空港という資源を大田区の発展につなげるために、中心核大森、蒲田の魅力作りが大きな課題であると、申し上げましたが、その具体的な取り組みのひとつが、大森駅と蒲田駅の駐輪対策であります。

 区内の放置自転車台数は、昨年3月のピーク時に、約2万台の放置台数が確認されています。特に放置台数が多く、自転車駐車場の不足が顕著な大森、蒲田、雪が谷大塚について、自転車等の利用実態調査を行い、自転車等駐車場整備計画を策定いたします。

 また、省スペースで簡単、安全な機械式駐輪場の設置についても、併せて検討してまいります。

 4つ目に、仮称尾崎士郎記念館の整備について申し上げます。

 大森貝塚が全国ブランドであることは論をまたないところではありますが、このほかにも大田区には、歴史と文化の資産が豊富にあります。

馬込文士村もそのうちのひとつであります。「人生劇場」で著名な文豪、尾崎士郎氏が生前住んでいた家を仮称尾崎士郎記念館として保存するため、建物の改修と一部復元工事を行いたいと思います。

 尾崎士郎氏は、大正12年に南馬込に移り住み、昭和39年に亡くなるまで山王界隈に在住しました。氏は、川端康成、萩原朔太郎、室生犀星、北原白秋など多くの文士を馬込に移り住むように誘い、馬込文士村の中心人物として活躍しました。

 今回整備します山王一丁目の土地は、氏が最後に居を構えた場所であります。

 平成14年度から昨年度にかけ購入した土地と、寄贈を受けた建物について、その改修、復元工事と外構、造園工事を行います。併せて、資料等の展示をするためにも、書斎について復元工事を行い、遺品とともに一般公開することで、新たな馬込文士村散策の拠点となることを目指します。。

 以上、本定例会の議案に関連して、ご報告を申し上げました。

 さて、梅雨に入る前ではありますが、すでに真夏日の報告も聞かれ、今年の夏も猛暑になるとの予報を耳にしております。

 夏は、中学生の海外派遣をはじめ、大田区の国際交流の季節でもあります。

 今年度は、北京市朝陽区との友好都市締結から10周年に当たります。

 朝陽区とは大田区の青少年との交流を隔年ごとに、派遣・受入れを行うことにより、日中両国の相互理解と友好を深めてまいりました。今年は、8月11日から17日まで、友好訪問団を受入れ、区内高等学校訪問及び生徒との交流、ホームステイを実施いたします。

 また、姉妹都市セーラム市との交流では、6月21日から7月4日まで、セーラム市民訪問団を受入れ、10月にはセーラム市に区民親善訪問団を派遣します。

 国際的な交流、友好の体験を通じて、大田区の国際化を担う人材の育成につながることを期待しております。

 平成18年度の決算がほぼとりまとまりました。一般会計におきましては、歳入2,272億円余、収入率99.86パーセント、歳出は、2,189億円余、執行率96.21パーセントとなりました。歳入歳出の差し引きは、82億円余となりました。

 残額の主な理由としましては、歳出で、公園新設改良費で9億3千万円、生活習慣病健康診査で、5億3千万円、生活保護扶助費で、4億7千万円、退職手当等を中心とした人件費で4億3千万円などであります。18年度も全体として区政運営は適正に行われたものと考えます。

 本定例会に提出いたしました案件は、一般会計第2次補正予算案のほか、条例案件3件、報告議案8件、その他議案5件でございます。

 第2次補正予算につきましては、ただいま申し上げました基本構想、基本計画の策定や「大田区産業構造の変化と方向性調査」などのほか、仮称久が原一丁目保育園とケアホームの建築用地として使用するため、旧久が原土木事務所の解体工事に要する経費などを計上いたしました。

 これにより予算額は、歳入歳出とも、7億7,700万円余であります。

 補正後の平成19年度一般会計予算は、2,161億600万円余となりました。

 各議案につきましては、いずれも後ほど上程の際、順次ご説明申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げ、招集のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました

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