
地域力推進会議での松原区長あいさつ(平成29年10月11日)
更新日:2017年10月12日
委員の皆様おはようございます。
先月30日、国際都市おおたフェスティバルin「空の日」羽田を羽田空港旧整備場地区で開催いたしました。
天候にも恵まれ、4回目となる今年は「HANEDAから世界へ」をテーマに、39の国と地域が出展し、2万8千人の方におこしいただきました。
地域の皆様をはじめ、多くの方にご協力いただき感謝申し上げます。
同じく先月27日の大雨で、区は27日夕方から28日朝まで特別出張所を含め関係各部で水防態勢をひき、災害に備える対応をいたしました。
区内では、擁壁破損などの被害が発生いたしました。
区民の皆様には、大雨や台風の際は気象情報等の情報収集をしていただくとともに、区からの情報についてもご注意いただくようお願い申し上げます。
10月22日は衆議院議員選挙投票日となります。
自治会・町会をはじめ、地域の皆様には、急なお話にはなりますが、期日前投票事務への従事、投票管理者・投票立会人への就任やポスター掲示場の設置等にご協力をいただいておりますことに心からお礼を申し上げます。
それでは、区政の動きについてお話させていただきます。
1 中央防波堤埋立地の帰属問題について
7月にご報告いたしましたが、大田区は7月18日に、東京都知事宛てに調停申請を行い、現在は、東京都自治紛争処理委員による調停手続中でございます。
そうした中、9月29日に、新聞報道がなされ、皆様には、大変ご心配をおかけしております。
調停に関する事項は、東京都が定めた要綱により、非公開とされているにもかかわらず、報道がなされ、憤りを感じているところでございます。
引き続き、合理的な勧告がなされることを、強く期待し、適切な対応をとってまいります。
2 平成29年第3回区議会定例会の報告について
第3回区議会定例会が9月20日から10月16日までの会期で開催されております。
今定例会には、平成28年度各会計歳入歳出決算、平成29年度大田区一般会計第2次補正予算案、条例案などの議案を提出し、補正予算案、条例案などの議案につきましては、原案どおり可決いただきました。
補正予算でございますが、マイナンバーカード等の記載事項の充実に係る住民記録システムの改修経費、保育園入所者運営費に係る経費などを計上いたしました。
条例でございますが、マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアー及び、区役所本庁舎に設置している多機能端末機で戸籍の証明書を交付することに伴い、必要な手数料を定めるための条例改正などを行っております。
また、平成28年度各会計歳入歳出決算につきましては、現在ご審議いただいているところでございます。
3 新空港線早期整備着手に関する要望書の提出について
先月13日小池東京都知事に15区、3市長連名による「新空港線早期整備着手に関する要望書」を手渡し、私のほか9名の区、市長が新空港線整備の意義を直接都知事に訴えてまいりました。現在、東京都と費用負担割合等の最終的な協議を行なっております。
今後も新空港線整備計画の理解を深めていただくため、沿線の皆様をはじめ、区民・事業者の皆様に広く、丁寧に説明して参ります。
一日も早く整備着手できるよう邁進いたしますので、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
4 認知症対策について
9月1日から高齢者見守りメールを開始いたしました。高齢者見守りメールは、ご家族からの依頼により、行方不明となった認知症などの高齢者の情報を、事前に登録いただいた方のパソコンやスマートフォンに配信し、地域の皆様に、可能な範囲で早期発見へのご協力を呼びかけるものです。
現在、約200名の方にご登録いただいております。行方不明高齢者の一刻も早い発見のために、多くの方にご登録いただきますよう、お願い申し上げます。
また、今年度は、全ての地域包括支援センターで認知症カフェを実施しております。認知症カフェは、認知症の方とそのご家族が、地域の方や専門職と一緒にお茶などを飲みながら情報共有ができる場として、月に1回程度開催しております。
11月11日には、大田区民プラザにおいて、区内三医師会と連携し、大田区認知症講演会を開催いたします。こちらにも是非、足を運んでいただければと思います。
認知症対策は、区の重点課題と考えております。
今後も施策を着実に推進し、認知症の方も安心して地域に住み続けられる大田区を目指してまいります。
5 命を守る3動作(大田区シェイクアウト訓練)と防災週間フェアの開催報告について
9月1日の「防災の日」に、区民の皆様がその場で簡単に行うことができる、「命を守る3動作」の訓練を実施いたしました。
本年度も区内の保育園、幼稚園、学校、企業、シニアクラブ等のご協力により、多数の区民の方にご参加いただきました。
また、8月31日から9月4日まで、本庁舎1階北ロビーにおいて「防災週間フェア」を実施いたしました。区があっせんしている防災用品の即売会や家庭内備蓄の促進、家具の転倒防止装置の展示等を行い、訪れた方からは「家に帰ってすぐに実践したい」などの声を頂戴いたしました。
今後も「命を守る3動作」の訓練と「防災週間フェア」を実施し、幅広い年代の方に防災に関する知識を深めていただき、地域の防災力の向上に努めてまいります。ご協力いただいた皆様には心から感謝申し上げます。
6 車輪付き担架の配備について
大田のものづくりの強みを生かして、傷病者を少ない労力で搬送できる大田区独自の車輪付き担架を開発いたしました。
9月9日の大田区災害時医療フォーラムで、試乗いただいた方からは、「130kgの方を女性一人でもスムーズに搬送できて驚いた」「災害時に大変助かる」などのご意見をいただきました。
今年度は、負傷者を受け入れる救護所まで遠い地域を中心に、区内6地区64台を先行して配備いたします。開発にあたり、地域の皆様からご意見をいただきましたことに感謝申し上げます。
今後も区民の皆様と共に地域防災活動の充実、強化を図ってまいります。
7 秋の大田区交通安全運動のお礼について
9月21日から30日までの10日間、秋の大田区交通安全運動を実施いたしました。
「やさしさが 走るこの街 この道路」をスローガンに、警察をはじめとする関係機関や地域の皆様方に多大なるご協力をいただき、運動に取り組みました。特に自治会・町会の皆様方には、朝のお忙しい時間を含め、多くの方々に街頭での啓発活動にご尽力賜りましたことを、この場をお借りしましてお礼申し上げます。
交通事故防止のためには、私たち一人ひとりが交通ルールを守り、正しいマナーで行動することが重要です。
区では、痛ましい交通事故を1件でもなくすため、今後とも交通安全対策に努めてまいります。引き続き、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
8 秋の大田区クリーンキャンペーンの実施について
10月22日から11月21日まで、秋の大田区クリーンキャンペーンを実施いたします。
区は、昭和59年から地域の皆様のご協力のもと、駅前放置自転車の防止に力を入れ、JR蒲田駅では、平成10年に2,693台あった放置自転車が、昨年は309台と減少しております。
今回のキャンペーンでは、10、11月にのべ22駅において実施いたします。
キャンペーンの実施とともに、喫煙ルールの周知徹底をさらに図るため、JR蒲田駅東口・西口の路上喫煙禁止地区に指導員を重点的に配置し、指導強化に取り組んでおります。町の美観を損ね、災害時の通行障害にもなる放置自転車をなくし、安全で美しいまち、さらに、たばこのポイ捨てや歩行喫煙のない清潔で快適な地域環境を目指し、啓発活動を継続してまいります。
引き続き、自治会・町会をはじめ、協力企業、鉄道事業者、警察署などの関係機関の皆様のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
9 おおた商い観光展&ウォーキングラリー及び友好都市ふれあいひろばの開催について
10月14日、15日にJR蒲田駅から大田区産業プラザまでの一帯でおおた商い観光展&ウォーキングラリーを開催いたします。
JR蒲田駅西口駅前広場におきましては、友好都市である、長野県東御市、秋田県美郷町、
昨年の11月に友好都市提携協定を締結した宮城県東松島市主催の「友好都市ふれあいひろば」を開催いたします。
友好都市の魅力を体感していただければと思います。ぜひ会場に足をお運びください。
10 OTAふれあいフェスタ2017の開催について
11月4日、5日の2日間、「笑顔このまちから 地域力・国際都市」をキャッチコピーに、OTAふれあいフェスタ2017を開催いたします。
今年も特別区全国連携プロジェクトの一環として、友好都市をはじめとする都市が、全国各地から集結し、各地の特産品の販売などを行います。
OTAふれあいフェスタは28回目を迎え、地域のふれあいと交流を目的に毎年多くの来場者で賑わう区で最も大きなおまつりとなっております。
より一層、皆様に楽しんでいただけるよう、関係団体の方々のご協力をいただきながら、各出展者が趣向を凝らした催しやステージイベントの準備を進めております。
是非、本年もご家族・ご友人お誘いあわせのうえ、ご来場ください。
以上をもちまして、今月のごあいさつとさせていただきます。


