
地域力推進会議での松原区長あいさつ(平成29年5月9日)
更新日:2017年5月15日
委員の皆様おはようございます。
風薫る季節となりました。
4月30日に行われた大田区子どもガーデンパーティーでは、10会場にうかがいました。
地域ごとに様々なイベントが行われ、子どもたちのいきいきとした姿を見ることができ、嬉しく思いました。
大田区青少年対策地区委員会会長会を中心に、地域の皆様のご協力をいただきましたことに厚く感謝を申し上げます。
それでは、区政の動きについてお話させていただきます。
1 ご当地ナンバープレート新カラーリング版の配付開始について
昨年4月から原付バイクのご当地ナンバープレートの交付を開始いたしました。
羽田空港をイメージした旅客機とともに下町ボブスレーがデザインされたナンバープレートで、1年間に2,400枚を上回る交付実績となりました。「下町ボブスレープロジェクトネットワーク委員会」が製作した本家ボブスレーは、ジャマイカ代表チームへの採用決定に伴い、当初の黒を基調としたカラーリングから緑・黄・黒の3色によるジャマイカ国旗を基調としたカラーリングに変わりました。
それに合わせて、ご当地ナンバープレートにおける下町ボブスレーのカラーリングもジャマイカカラーとし、昨日から新たに交付を開始いたしました。
今後も大田区の「走る広告塔」の役割に期待しております。
2 「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」への参画について
携帯電話など使用済み小型家電には、金・銀等の貴金属が含まれており、都市鉱山と呼ばれています。この貴金属を用いて、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の入賞メダルを製作する事業を東京2020組織委員会主催で実施いたします。このプロジェクトは、我が国のリサイクルの取り組みを国際的にアピールできるものと考えております。
区も、プロジェクトの趣旨に賛同し、参加いたします。現在、区役所本庁舎や特別出張所など区施設42か所に回収ボックスを設置し、これらの有価金属のリサイクルを行っております。今月から、回収ボックスに入れていただいた使用済み小型家電は、東京2020大会の入賞メダルの材料として活用させていただきます。
東京2020大会の機運醸成を図るとともに、資源循環型社会を推進するため、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
3 春の大田区交通安全運動のお礼について
4月6日から15日までの10日間、春の大田区交通安全運動を実施しました。「やさしさが 走るこの街 この道路」をスローガンに、区内各警察署をはじめとする関係機関や地域の皆様方にご協力をいただき、運動に取り組んでまいりました。
特に自治会・町会の皆様方には、延べ15,086人と非常に多くの方にご協力いただきました。朝のお忙しい時間を含め、連日多くの方々に街頭での啓発活動にご尽力いただきましたことを、この場をお借りして、心からお礼を申し上げます。
昨年、23区内の交通事故死者数は大田区が最も多かったことから、区としましても、幸せな生活を一瞬にして奪ってしまう交通事故を1件でもなくすため、警察署などと連携し、交通安全対策に全力で努めてまいります。自治会・町会並びに関係者の皆様に引き続きのご協力をよろしくお願い申し上げます。
4 春の大田区クリーンキャンペーン実施について
今月22日から31日まで、春の大田区クリーンキャンペーンを実施いたします。
昨年度から、「喫煙マナーアップキャンペーン」と「駅前放置自転車クリーンキャンペーン」を統合して実施させていただいているものです。
この春は、区内5駅において、喫煙マナーの向上と自転車の放置防止を合わせて呼びかけてまいります。
自治会・町会をはじめとする地域の皆様、警察署など関係機関の皆様のご協力を賜りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
5 大田区合同水防訓練について
近年、台風やゲリラ豪雨に伴う大雨による被害が増加しております。昨年の台風10号では、8月30日に岩手県岩泉町にて小本川が氾濫し、付近のグループホームで、9名もの方が亡くなられました。大田区でも、これからの時季、しっかりとした備えが必要となります。
今回の水防訓練は、多摩川河川に対応した工法の充実や河川の氾濫で効果を発揮している排水ポンプ車による排水作業を取り入れるなど、訓練内容を拡充し、今月14日に多摩川大橋緑地において実施いたします。当日は、水防に関する様々な体験コーナーもご用意しております。
この訓練が、いつ起こるかわからない災害に対してご自身やご家族、地域での備えを再確認するきっかけになればと思います。
6 大田区環境基本計画(後期)の策定と地球温暖化防止講演会の開催について
21世紀は環境の時代でございます。区は、平成24年3月に「大田区環境基本計画」を策定し、区民や事業者の皆さまとともに環境保全に向けた取り組みを進めてまいりました。
昨年11月には地球温暖化対策に関する新たな国際的枠組みである「パリ協定」が発効され、環境課題を取り巻く社会情勢に大きな変化がございました。
この状況を踏まえ、本年3月に「大田区環境基本計画後期」を策定いたしました。
さて、6月は環境月間でございます。
区は6月10日、東京工科大学の大講義室において地球温暖化防止講演会「2050年!地球未来予報」を開催いたします。講師は、気象予報士、木原 実さんでございます。木原さんは、池上のご出身で、一昨年のCOP21のビデオキャンペーンに日本を代表して参加するなど活躍されております。
本講演会では、温暖化と天気をテーマに2050年の地球環境を予測し、防災、健康、食などの視点から私たちが備えておくべきことをお話しいただく予定です。
皆様にもぜひご参加いただきたいと思っております。
今後も、地球温暖化対策などをはじめとした環境施策を積極的に推進してまいります。
7 大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」について
平和の尊さと大切さを若い世代に語り継ぐことを目的に、平和都市宣言記念事業「花火の祭典」を、今年も8月15日に多摩川河川敷で開催いたします。
昭和62年に始まった「花火の祭典」は、今年で30回目の節目を迎え、今回は6,000発の花火を打ち上げます。毎年のお願いではございますが、区民の皆様には、本事業の趣旨をご理解いただき、協賛金のご協力をお願い申し上げます。
今年も「花火の祭典」をはじめ、平和関連事業を積極的に推進してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
8 大森東水辺スポーツ広場オープン記念イベントについて
4月に大森ふるさとの浜辺公園内に「大森東水辺スポーツ広場」をオープンいたしました。オープン記念イベントといたしまして、スポーツ広場に設けましたビーチバレー場におきまして、5月20日、21日の2日間、「Vマッチ・ビーチバレーボール大会inおおた」を開催いたします。
両日ともに、メインコートにおいて、Vリーグや元全日本のバレーボール選手による試合に加えまして、小・中学生を対象としたビーチバレーの体験教室をサブコートにて実施いたします。
ビーチバレー場としましては、都内初の常設施設であり、年間を通じてトップレベルの試合の観戦や、ビーチバレーを実際に体験いただくことができます。
オリンピックの正式種目であるビーチバレーを、より多くの皆さまに身近に感じていただき、東京2020大会に向けた機運の醸成につなげてまいります。
今後も、こうしたスポーツイベントを通じ、区内外の多くの皆さまに浜辺エリアの魅力を広く知っていただくとともに、「スポーツ健康都市宣言」に掲げる、『スポーツを通じた区民の皆さまの健康で豊かな暮らし』を実現してまいります。
以上をもちまして、今月のごあいさつとさせていただきます。


