
全国的にも珍しいカタルパが開花!!〜区立山王草堂記念館のカタルパが見ごろです〜
更新日:2016年5月18日
1 日時
平成28年5月18日
2 場所
大田区立山王草堂記念館(大田区山王一丁目41番21号)
3 内容
大田区立山王草堂記念館で、カタルパの花が咲いている。カタルパの木は、アメリカ原産の落葉樹で日本国内には数が少なく非常に珍しいとされている。カタルパは、長さ3〜4センチのハンドベルのようなラッパ状の形をした花がいくつか集まって、一房となって咲く。大きな緑の葉に守られるように咲く白い花は、気品がある。カタルパの花は、毎年5月中旬から下旬にかけて咲き、10日ほどで見ごろを終えてしまうところも、その美しさを愛でる魅力のひとつとなっている。
山王草堂は、日本最初の総合雑誌「国民之友」を発刊した言論人、徳富蘇峰(1863年〜1957年)が大正13年から昭和18年まで「山王草堂」と称して住んでいたところ。カタルパの木は、明治10年代に同志社の創立者である新島襄がアメリカ土産として持ち帰った種を子弟に配り、その種から育った木が全国で育っている。山王草堂のカタルパは、熊本市立徳富記念館の2代目の木から挿し木した3代目の木として、平成2年3月に贈られたものと伝えられている。
山王草堂記念館の管理者は「毎日、30人から50人ほどの方がカタルパ観賞のため来園する。電話の問い合わせも多い。」と話す。
本日も高木のカタルパの花を観るため、カメラなどを持参する人が多く訪れていた。
毎年訪問しているという大田区馬込在住の山田さゑ子さん(83歳)と大田区山王在住の横山善朗さん(80歳)は「毎年花が咲くのを楽しみにしている。今年も既に何度か訪れているが、今日は空の青とカタルパの白い花がきれいに撮影できると思い見に来ました。今年のカタルパはとってもきれいですね。」と笑顔で語っていた。
山王草堂記念館(蘇峰公園内)
所在地・・・大田区山王一丁目41番21号
交通・・・JR大森駅西口からバスで馬込銀座下車徒歩5分
開館・・・午前9時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
入場無料
休館・・・年末年始のみ
4 問合先
大田区立山王草堂記念館 電話 3778-1039
カタルパの花1
カタルパの花2
カタルパの花を見る人々1
カタルパの花を見る人々2


