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今月の川瀬巴水(2019年10月)のご案内

更新日:2019年10月1日

今月の川瀬巴水 10月

 今年度は、「東京の名所」をテーマに、四季折々の風景をご紹介します。
 
 今月は、大田区の内陸と水辺の風景です。
 長栄山本門寺は、弘安5(1282)年に日蓮宗の開祖である日蓮上人が、池上宗仲の館で入滅した後に建立されました。「池上本門寺の塔」に描かれている五重塔は、昭和20(1945)年の戦災を免れ、国の登録有形文化財に指定されています。江戸時代から多くの参詣者が訪れた本門寺は、巴水にとってもなじみ深い画題といえ、本作以外にも複数点、季節を変えて制作されています。

 森ヶ崎を描いた作品には、渡邊版と芳壽堂という版元から出版した「昇る月(森ヶ崎)」があります。
 大田区では、大森海岸に並び、森ケ崎でも海苔養殖が盛んに行われていました。川岸には、海苔漁で使用したと思われる舟がつながれています。巴水にとっても、海苔は身近なものであったと思われ、地方の旅先へのお土産として持参したことが巴水のメモに残されています。

 同じコーナーでは、高橋松亭(たかはし しょうてい)の版画も展示しています。
高橋松亭も大田区の市野倉(現在の大田区中央)、矢口などに居住し、数多くの風景版画を生み出しました。
 10月は「石神井之林」、「無題/五重塔遠望」、「落合藤の森」の3点を展示します。川瀬巴水の作品と合わせてぜひご覧ください。


「池上本門寺の塔」昭和3年作


「昇る月(森ヶ崎)」昭和6年10月作

日時

令和元年10月5日(土曜日)から10月31日(木曜日)まで

開館時間

午前9時から午後5時まで

展示場所

大田区立郷土博物館 3階常設展示室 馬込文士村コーナー

入館料

無料

休館日

月曜日(祝祭日の場合は開館)

お問い合わせ

大田区南馬込五丁目11番13号
電話:03-3777-1070
FAX :03-3777-1283
メールによるお問い合わせ