「くがはら」第79号(平成22年1月1日発行)

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更新日:2010年1月1日

新年のごあいさつ

 久が原地区自治会連合会長
 小原 洪一

 平成二十二年の新春を迎えられ、誠におめでとうございます。
 昨年は「くがはら安心・安全マップ」を作成し、皆様にお届けいたしました。各自治会のご努力とご協力により、町の安心、安全は保たれていると思います。また、管内全住民参加による「ふれあい久が原大運動会」は晴天に恵まれ、盛大に二十回記念大会を開催することができました。
 住宅地が中心となっている私たちの町は、安全で安心して暮らせることが必須です。しかし、ひったくりや空き巣の被害はなくなりません。また自転車による交通事故や、出会いがしらの事故なども多く見られます。
 一方、高齢化が進んでいる中で、一人暮らしの高齢者や高齢家族の世帯などが増えており、「いざ災害発生」となったときに速やかな避難ができない状況にあります。住みやすいまちづくりをめざして、地域全体で皆様とともに取り組みたいと考えます。各単位自治会へのご協力をよろしくお願いいたします。
 年頭にあたり、皆様のご繁栄とご健康を心よりご祈念申し上げます。

成人の日に寄せて

夢を現実に
 峰岸 佑有

 小さいころにイメージしていた二十歳は、「自分の夢をかなえ社会人として自立しているだろう」なんて思っていました。だけど今の自分は普通に大学に通っています。
 こんな自分でも二十歳に近づくにつれ、「大人になったね」だの「昔と変わったね」だのと言われるようになりました。自分ではあまり二十歳になった気がしません。だって漫画以外の本なんてまじめに読んだこともないし、ゲームだってするし、大きくなったのは体だけ、そんな気がします。
 しかし、こんな自分でも二十歳になり、成人という大きな人生の扉の前に立っています。自分の将来をまじめに考え、夢だったものを目標に変え、実現するために進んでいます。まだまだ先のことかもしれないけれど、いつか夢を現実にして自立し、社会に貢献できるような大人になりたいと思います。
 そしていつかは自分たちの世代が中心になり、日本を支え、親を支えるのだなーと思うと、なんだかとても大きな責任を感じます。だけどそれが二十歳になるということ、成人としての責任だと思います。これからはその責任を胸に感じながら、大人になる努力をしていこうと思っています。

成人の日に寄せて

子どもから大人へ
 土井 智恵

 二十歳。はたち。成人。私は、自分が大人になるのはまだまだ先のこと、いつまでも子どものままでいられるように感じていました。ランドセルを背負って走りまわっていた小学生のころから、もう何年もたっているとは思えません。けれども、あれほど大きく感じていた公園、見上げていた遊具をとても小さく感じてしまう今、心も身体も成長したのだと実感せざるをえず、少し寂しい気持ちになります。
 今までの二十年間、さまざまなことがありました。笑って、泣いて、決して楽しいことばかりだったとはいえないけれども、つらく苦しかったことも含め、すべての経験があるから今の私があるのだと思います。たくさんの人と出会い、たくさんのことを学び、かけがえのない思い出にあふれたこの二十年間、私は自分がどれほど多くの人に支えられてきたのかを考えると、感謝の気持ちでいっぱいです。
 いつまでも子どものままではいられません。成人という大きな節目を跨ぐということにいまだ実感はわかないけれども、自分の言動に責任を持ち、今まで私を支えてくれた方々に恥じることのないよう過ごしていきたいと思います。
 いつか自分の過ごしてきた道を振り返ったとき、幸せだったと感じることができるように、私はこれからも成長していきたいと思います。

久が原の伝統

西部八幡神社の「とんど焼き」
 氏子青年会 小川 健

 「もういくつ寝るとお正月」 十ニ月に入ると街にジングルベルが流れ、年の瀬の慌ただしさを感じますが、新年を迎える期待は特別なものがあります。
 家の大掃除、門松・お飾りの取付け、おせち料理の準備など。初詣は地元神社へお参り、正月気分も抜けぬまま初仕事に七草粥。この日にお飾りをはずして…。
 ところで皆さんは、はずした正月飾りはどうしてますか?捨てるには忍びないし…。
 当神社境内では一月十一日(成人の日)正午より、門松・お飾りや古神札に無病息災を願ってお焚き上げする「とんど焼き」を行っています。
 久が原西部八幡神社の「とんど焼き」は、氏子青年会が中心に久が原東部八幡神社氏子若衆頭会と、田園調布消防団第五分団の協力を得て、十数年来続いている行事です。
 当日は、けんちん汁と焼き芋、お子様にはお菓子を用意してお待ちしています。是非、門松・お飾りや古神札をご持参のうえお出かけ下さい。

久が原の避難場所3

久が原西自治会地区
 三か所ある一時集合場所  

 久が原地区には災害時の避難所として、久原小学校、松仙小学校と大森第七中学校の三校があることを前号で紹介しましたが、今号では久が原西自治会地区の一時集合場所について紹介します。
 久が原西自治会地区は、避難所でもある松仙小、久原小、大森七中の三か所が一時集合場所です。久が原東自治会地区と違い、すべて公立の小中学校です。この一時集合場所から、避難所に指定されている松仙小学校へと移動することになります。
 前号で紹介したように、避難所には災害発生時に使用する毛布、簡易トイレをはじめとする各種器具やアルファ化米などの非常食が数日分備蓄されていますが、避難所は災害発生時に自宅で生活できない方々を対象としていますので、避難所に行かずに自宅で生活することができると思われる方は、一時集合場所や多摩川河川敷Bの最終避難場所に集まる必要はありません。
 久が原地区は、縄文時代より先人達が住みよい村として居住していました。災害発生がないことを願うばかりです。 (小倉敦司)

さわやか健康講座3

低温やけどにご用心
 さわやかサポート久が原
 電話:5700-5816

 冬本番、使い捨てカイロや湯たんぽなどの暖房器具が手放せない季節となりました。この時期、気をつけたいのが、「低温やけど」です。触れていて快適な、体温よりやや高い程度の温度でも、長時間の連続使用によりやけどを起こすことがあるのです。
 普通のやけどにくらべて痛みが少なく、気づきにくいのですが、時間をかけて皮膚に作用する分、傷口が深く、重症化してしまいます。特に、感覚が鈍く血行が悪い脚は、低温やけどを起こしやすい場所です。冷え性の女性や高齢者、糖尿病で知覚障害のある人などは、特に注意が必要です。
 低温やけどを防ぐ原則は、長時間同じ場所に暖房器具をあて続けないこと。就寝時に使う湯たんぽやあんかは体から離して置く、タイマーつきのものは一時間から二時間に設定する、使い捨てカイロは一か所に長時間貼らない、などです。使用中に少しでも熱いと感じたら、すぐに熱源を遠ざけるようにしましょう。

久が原の木シリーズ14

写真:柳の交番の様子

柳の交番の柳
 小川 博

 柳の交番で知られている久が原の中心部にある久が原交番の柳は、平成十六年十二月の大風で地上二・五メートルの所から倒れてしまいました。
 すぐにまちなみ整備課(当時)が包帯などの処置をしてくれましたので、新しい芽もふきはじめ復活したかに見えましたが、思っていた以上に幹内部の腐食が進み、空洞化していたため、とうとう伐採することになってしまいました。
 シンボルがなくなり寂しい気持ちでいたところ、昨年二月に写真のような新しい柳に植え替えられました。まだ幹廻りも細く頼りない気もしますが、二代目柳として先代に負けじと、復活をアピールするかのように元気に育っています。地域のシンボルとして大事に見守ってあげましょう。

受賞のお知らせ

「夏休みドキドキ学校」が博報賞を受賞
 久原小学校長  清水 一豊

 十一月七日、丸の内の日本工業倶楽部において、財団法人・博報児童教育振興会が主催する第四十回「博報賞」教育活性化部門を「夏休みドキドキ学校」が受賞しました。
 授賞式には、小原洪一久が原自治会連合会長、松田千歳久原小学校PTA夏ドキ委員長と私が出席しました。
 七年前に始まった夏ドキも、地域や保護者の皆様に育てられ、年ごとに充実、発展してきました。久が原の自治会の方々からは、「久が原の自慢」という評価をいただきました。また、PTAでも三年前に夏ドキ委員会が発足し、運営の中心となっています。
 今後も子どもたちを育てる夏ドキの発展に向け、皆様の一層のお力添えをお願い申し上げます。
 「夏ドキ」で講座を開きたいと思われている個人、団体の方は、久原小学校にお問い合わせください。

新型インフルエンザ対策

 個人に求められる感染防止活動の原則は以下の六つです。
1.感染が疑われる人や地域に近付かない。
2.もし、具合が悪くなったら、外出せず、家にい る。
3.マスクを着用し、鼻や口をカバーする。
4.ひんぱんに手洗いを行い、外出時にもひんぱん な手洗い消毒を行う。
5.むやみに、自分の手で、目、鼻、口をさわらな い。
6.感染のリスクを下げるための方策を出来る限り 実行する。

イベント情報

・久が原東自治会合同新年会 
【日時】1月9日(土曜日)午後1時から
【場所】久が原特別出張所集会室
・久が原西自治会新年会
【日時】1月10日(日曜日)午後1時から
【場所】久が原会館
・松仙小学校もちつき大会
【日時】1月17日(日曜日)午前10時から正午
【場所】松仙小学校
・久原小学校くがはら冬まつり
【日時】1月24日(日曜日)午前10時から正午
【場所】久原小学校
・道々橋自治会初詣
【日時】1月31日(日曜日)午前7時45分から
【場所】秩父神社
・青少対子どもレク大会
【日時】3月6日(土曜日)午前9時30分から午後12時30分
【場所】大森第十中学校

問合せ先 電話:3752-4271
  久が原特別出張所

編集後記

編集後記

 虎は千里駈けて千里戻るといわれたり、虎口に入らずんば虎児を得ずなどと、丈夫な強い動物の代名詞になっています。人はお正月のあの薬を飲むと、子虎になったり大虎になります。知恵と勇気で手なずけた本当の虎に大笑いされないように、よい紙面づくりを氏神様に祈念しました。皆さん今年もよろしく。(小倉敦司)

編集委員紹介

 地域情報紙「くがはら」の編集委員を紹介します。なお、五邉幸美さんは今号から委員になっていただきました。久が原地区の皆様、よろしくお願いいたします。

小倉 敦司(編集長・久が原東自治会)
大林  昇(副編集長・久が原南自治会)
道上ミヨ子(久が原東自治会)
舩木 伸子(久が原東自治会)
種田なおみ(久が原西自治会)
山野不二子(久が原西自治会)
富田 永美(久が原西自治会)
佐々木琢磨(久が原南自治会)
福田久美子(久が原南自治会)
三部 修一(道々橋自治会)
五邉 幸美(道々橋自治会)

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お問い合わせ

久が原特別出張所

大田区久が原四丁目12番10号
電話:03-3752-4271
FAX:03-3752-4514