食品ロスとは

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更新日:2023年8月15日

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまった食品のことです。
その量は日本全体で一年間におよそ523万トン(注釈1)、国民1人1日あたり約114グラム(お茶碗約1杯分のご飯の量に相当)を捨てているとされています。一方で、国連WFPによる世界全体の食糧援助量は約440万トン(注釈2)であり、食品ロスは世界全体の食糧援助量をはるかに超える量となっています。
食べ物は作る、運ぶ、保管、調理の過程でエネルギーを消費し、CO₂を排出しています。そのうえ、廃棄してしまうことで、さらなるCO₂を排出します。
食品ロス削減は地球温暖化防止につながる行動です。

(注釈1)農林水産省 令和5年6月9日公表 令和3年度推計値より
(注釈2)消費者庁 令和5年6月9日公表 食品ロス削減関係参考資料より

家庭からも多い食品ロス

食品ロスというと事業者から排出されるものを考えがちですが、下図のとおり家庭からの食品ロスは全体の半分には満たないもののそれに近い数値となっています。飲食店での食べ残しなども考えると決して事業者だけの問題ではないことが伺えます。

食品ロスはどのようにして発生するの?

【製造・卸・小売事業者】

製造・流通・調理の過程で発生する規格外品・返品・売れ残りがなどが食品ロスになる。

【外食事業者】

作り過ぎ、食べ残しなどが食品ロスになる。

【家庭から】

  • 過剰除去⇒皮を厚く剥き過ぎたり、取り除き過ぎた部分
  • 食べ残し⇒作り過ぎなどで食べ残された料理
  • 直接廃棄⇒冷蔵庫に入れたままもしくは調理されず食卓にあがらなかった食品

環境省 令和5年6月9日公表 我が国の食品ロスの発生量の推移等より

大田区の食品ロスはどんな感じ?

平成27年度に実施した家庭ごみ組成分析調査によると、可燃ごみの39.5%が生ごみで、このうち消費期限・賞味期限切れなどで廃棄された未利用食品が2.9%となっています。
大田区における可燃ごみの量がおよそ12.3万トン(平成29年度)なので、およそ3,567トン(12.3万トン×2.9%)もの未利用食品が廃棄されていると考えられます。


可燃ごみに入っていた未利用食品

環境省:食品ロスポータルサイト(外部サイト)

環境省では食品ロス削減に向けて「食品ロスポータルサイト~食べ物を捨てない社会へ」を開設しています。より詳しい情報や他自治体などの取組みにご興味がある方は下記リンクをご覧ください。

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