闇坂(くらやみざか)

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更新日:2016年4月1日

 八景坂下の山王二丁目12番と三丁目31番の間を北西に上がる坂道です。
 昔、坂のそばに八景園があり、反対側に加納子爵かのうししゃく邸があって、坂に八景園の樹木がうっそうと覆いかかり、昼間でも暗かったためこの名がついたといわれています。
 八景園とは、明治17年に開園した遊園地でした。ちょうど現在の天祖神社の裏手一帯にあたり、その広さ約一万坪、数百株の梅が植えられ、東京湾の風光一望のもとに入る眺望であったといわれています。明治33年に大和田建樹おおわだたけきのつくった鉄道唱歌は「梅に名をえし大森を、過ぐれば早も川崎の」と、梅の名所として八景園を歌いこんでいます。
 なお、闇坂くらやみという坂の名前はポピュラーで、東京では主なものが12坂あげられています。

写真:闇坂の様子

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