障害基礎年金の請求の流れ

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更新日:2025年10月3日

 障害基礎年金は、同じ傷病名でも、それぞれの障がいや症状が違うため、手続きの進め方が違います。また、障がいの状態や病歴の内容を詳しくお聞きする必要があるため、相談には時間がかかります。 
 必要書類を準備するために、医療機関や区役所に何度か行き来していただいたり、電話で問い合わせさせていただくことがあります。
 ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 障害年金請求手続きの窓口についてはこちらからご確認ください。

生来性の知的障がいをお持ちの方へ

 生来性の知的障がいでない方は、【「初診日」が20歳前の方へ】または【「初診日」が20歳後の方へ】をご覧ください。

 20歳の誕生日のおよそ4か月前になったら、大田年金事務所、大田区役所、街角の年金相談センター大森のいずれかに予約をして、相談に行き、必要な書類をもらいます。

 「愛の手帳(療育手帳)」がない方、働いている方(愛の手帳4度の方など)も申請できます。

(1)医師に書いてもらう診断書をお渡しします

 誕生日のことを「発症日」「初診日」、20歳の誕生日の前の日を「障害認定日」と言います。
 「障害認定日」の前後3か月(合計6カ月)の間に受診をして、医師に診断書を書いてもらいます。
 (このことを「認定請求日」と言います。)

【例】
誕生日が6月27日の場合、「障害認定日」は6月26日です。
診断書は、3月27日~9月25日の間に病院を受診して書いてもらいます。

  • 「障害認定日」から1年以上経過して「認定日請求」をすると、「障害認定日」の診断書のほかに、現在の診断書(申請する日より、前3か月以内に受診したもの)も必要になります。
  • 長い間、病院を受診していない方もいます。障害基礎年金やご本人のことを、きちんと理解してくれる病院を探すことから始まりますので、早めの準備が必要です。

(2)「病歴・就労状況等申立書」を、お渡しします。

 生まれてから現在までの状況を、ご本人またはご家族など、よくわかる方に書いてもらいます。
 書き方は窓口でお話しします。(【知的障がいをお持ちの方の病歴・就労状況等申立書(日常生活状況)について】も参考にしてください。)

 必要な書類がそろったら、予約をして、窓口に申請に行きます。

(3)日本年金機構(障害年金センター)が審査を行います。(審査結果は2~3か月後)

  • 審査結果は1級、2級、不支給のいずれかです。
  • 診断書と日本年金機構のホームページにある「障害認定基準」・「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」を見ると、だいたいの審査結果がわかります。(決定ではありません)
  • 愛の手帳(療育手帳)の等級とは、必ずしも同じではありません。
  • 同じ障害でも、それぞれに状態が違うので、審査結果は同じではありません。
障害基礎年金の等級の目安
 1級他人の介助(助け)がないと、日常生活が送れない程度。
 2級必ずしも他人に助けてもらう必要はないが、日常生活は極めて困難(とても大変)、著しい(はっきりした)制限を受ける程度。

(4)「障害認定日」請求が認定されれば、その翌月から支給されます。

 請求が遅れても、「障害認定日」が認められれば、最大5年分まで、さかのぼって支給されることがあります。
 本人の前年所得が下表の金額を超えると、障害基礎年金の一部または全部の支給が停止されます。支給停止期間は、10月から翌年9月までです。(毎年、本人の所得調査がされます。改めて申請する必要はありません。)

家族の所得は関係ありません。本人の所得のみです。(前年1月1日~12月31日のものです。)

本人の所得制限(注釈1)(注釈2)
本人ほんにん扶養ふようしている 人数にんずう0人(誰も扶養していない)1人扶養している

全額支払いが止まります。

4.794.000円5.174.000円
半額支払いが止まります。3.761.000円4.141.000円

(注釈1)「所得」とは、「収入」から「必要経費」を引いた残りです。
(注釈2)老人扶養や特定扶養親族等がいると別の基準になります。

このような時は...

  • 「障害認定日」での請求が認められず、「不支給」となってしまった。

「審査請求」ができます。→大田年金事務所に相談します。(要予約)
【「事後重症請求」について】を見てください。

  • 「障害認定日」のとき、6カ月の間に、一度も病院にかかっていなかったので、診断書を書いてもらえない。

【「事後重症請求」について】を見てください。

「初診日」が20歳前の方へ

 初診日とは、障がいのもとになった病気やけがについて、初めて医療機関を受診した日のことです。

 「生来性知的障がい」のある方は、【生来性の知的障がいをお持ちの方へ】をご覧ください。

 20歳の誕生日のおよそ4か月前になったら、大田年金事務所、大田区役所、街角の年金相談センター大森のいずれかに予約をして、相談に行きます。
 お話をお伺いしたうえで、必要な書類をお渡しします。

 「愛の手帳(療育手帳)」、「身体障害者手帳」、「精神福祉手帳」がない方も申請できます。

(1)「初診日」の確認について

 「障害基礎年金」において、「初診日」はとても重要です。
 そのため、「初診日」を決めるために、発病してから現在までの受診歴などをお伺いします。
 そのうえで、「受診歴状況等証明書」という、医療機関からの「初診日」を証明する書類が必要になる場合があります。
 また、「初診日」の証明書は個々のケースによって違うため、それぞれに適した必要な書類をご提出いただきます。

このような場合、ご相談ください。(一例です。)

  • 病院が廃院してしまって、「初診日」がわからない。
  • 「初診日」の病院は、最後に病院を受診してから5年を経過している。そのため、当時の記録が廃棄されて「初診日」がわからないと言われた。
  • いつが「初診日」になるのかわからない。(多くの病院を受診している。複数の障害がある。)

(2)「障害認定日」とは、障がいの程度の認定を行う日のことを言います

 原則、「障害認定日」は、初診日から1年6か月経過した日、または1年6か月以内に症状が固定した日(特例)です。
 ただし、初診日から1年6か月経過した日、または1年6か月以内に症状が固定した日(特例)が20歳前にある場合は、20歳の誕生日の前日が「障害認定日」になります。

【例】

  • 初診日から1年6か月が経過した日が、20歳にある場合は、20歳に到達した日(20歳誕生日の前日)が「障害認定日」になります。
(平成17年6月27日生まれ、初診日が平成26年5月10日の方の場合)
初診日1年6か月が経過した日障害認定日
H26.5.10H27.11.10R7.6.26(20歳の誕生日の前日)

  • 初診日から1年6カ月が経過した日が、20歳にある場合は、1年6カ月が経過した日が「障害認定日」になります。
(平成17年6月27日生まれ、初診日が令和6年11月18日の方の場合)
初診日20歳の誕生日障害認定日
R6.11.18R7.6.27R8.5.18(初診日の1年6か月後)

 「認定日請求」をして認定されると、認定日の翌月から支払われます。最大5年分まで、遡及されることがあります。

(3)医師に書いてもらう診断書をお渡しします。

 「障害認定日」の前後3か月(合計6か月)の間に受診をして、医師に診断書を作成してもらいます。

  • 障がいの状態が、障害基礎年金に該当する程度であるか、事前に病院の医師に相談するといいでしょう。
  • 診断書をお願いするときは、早めに病院に予約をします。また、発病から現在までの状態を書いたものを、一緒に医師に渡すと良いでしょう。
  • 「障害認定日」より、1年以上経過してから「認定日請求」をする場合、「障害認定日」の診断書の他に、現在の症状を知るため、請求日(申請日)以前3か月以内に受診した「現症日」の診断書も必要になります。ご注意ください。

(4)「病歴・就労状況等申立書」をお渡しします。

 発病から現在までの状況を(発達障害の方は生まれてから現在まで)、ご本人又はご家族など、よくわかる方に書いてもらいます。
 書き方は窓口でご説明します。

 必要な書類がそろったら、予約をして、窓口に申請に行きます。

(5)日本年金機構(障害年金センター)が審査を行います。

  • 審査結果は1級、2級、不支給のいずれかです。
  • 審査結果は申請から約3か月後に自宅に郵便で届きます。
  • 日本年金機構のホームぺージには、「障害認定基準」・「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」があります。
  • 愛の手帳、身体障害者手帳、精神福祉手帳の等級とは、必ずしも同じではありません。
  • 同じ障がいでも、それぞれ状態が違うので、審査結果は同じではありません。
障害基礎年金の等級の目安
 1級他人の介助がないと、日常生活が送れない程度。
 2級必ずしも他人に助けてもらう必要はないが、日常生活は極めて困難、著しい制限を受ける程度。

(6)認定後は、毎年、本人の前年の所得が調査されます。

 本人の前年の所得が下表の金額を超えると、障害基礎年金の一部または全部の支給が停止されます。支給停止期間は、10月から翌年9月までです。(毎年、本人の所得調査がされます。改めて申請する必要はありません。)
 家族の所得は関係ありません。本人の所得のみです。(前年1月1日~12月31日のものです。)

本人の所得制限(注釈3)(注釈4)
本人ほんにん扶養ふようしている 人数にんずう0人(誰も扶養していない)1人扶養している

全額支払いが止まります。

4.794.000円5.174.000円
半額支払いが止まります。3.761.000円4.141.000円

(注釈3)「所得」とは、「収入」から「必要経費」を引いた残りです。
(注釈4)老人扶養や特定扶養親族等がいると別の基準になります。

このような時は...

  • 「認定日請求」が認められず、「不支給」となってしまった。

「審査請求」ができます。 → 大田年金事務所に相談します。
【「事後重症請求」について】を見てください。

「初診日」が20歳後の方へ

 「初診日」とは、障がいのもとになった病気やけがについて、初めて医療機関を受診した日のことです。
 「生来性知的障がい」のある方は、【生来性の知的障がいをお持ちの方へ】をご覧ください。

 20歳の誕生日のおよそ4カ月前になったら、大田年金事務所、大田区役所、街角の年金相談センター大森のいずれかに予約をして、相談に行きます。
 お話をお伺いしたうえで、必要な書類をお渡しします。

 「愛の手帳」、「身体障害者手帳」、「精神福祉手帳」がない方も申請できます。

(1)「初診日」、「障害の状態」、「病歴」等をお聞きした上で、必要書類をご案内します。

 請求に必要な書類の交付は、「障害認定日」の頃です。「障害認定日」とは、障害の程度の認定を行う日のことを言います。
 「障害認定日」は、「初診日」から1年6か月経過した日、または1年6か月以内に症状が固定した日(特例)です。
 「認定日請求」をすると、認定日の翌月から支払われます。請求(申請)が遅れても、「障害認定日」が認められれば、最大5年分まで、さかのぼって支給されることがあります。

(2)「初診日」の確認について

 「障害基礎年金」において、「初診日」はとても重要です。
 そのため、「初診日」を決めるために、発病してから現在までの受診歴などをお聞きします。
 そのうえで、「受診状況等証明書」という、医療機関からの「初診日」を証明する書類が必要になる場合があります。
 また、「初診日」の証明書は個々のケースによって違うため、それぞれに適した必要な書類をご提出いただきます。

このような場合、ご相談ください。(一例です)

  • 病院が廃院してしまって、「初診日」がわからない。
  • 「初診日」の病院は、最後に受診した日から5年を経過している。病院から、当時の記録が廃棄されているので「初診日」がわからないと言われた。

(3)「初診日」の前日において、保険料納付要件のいずれかを満たしていることが必要です。

保険料納付要件の原則

 初診日の月の前々月までの被保険者期間のうち、保険料納付済期間と保険料免除期間、納付猶予期間、学生納付特例期間を合わせた期間が2/3以上あることが必要です。

保険料納付要件の特例(令和18年3月31日までの特例)

 令和18年3月31日以前に初診日がある場合は、上記の要件(2/3以上納付)を満たさなくても初診日の月の前々月までの直近の1年間に、保険料の未納期間がなければ支給されます。

  • 初診日以降に過去の滞納分を支払ったり、免除申請をしても納付要件には算入されません。
  • 一部納付の承認を受けた方は、一部納付の保険料を納めないと未納期間扱いになります。

 「初診日」を確定させ、次に「納付要件」を満たしていることが確認できましたら、年金用の「診断書」等、必要書類をお渡しします。

(4)医師に書いてもらう診断書をお渡しします。

 「障害認定日」の前後3か月(合計6か月)の間に受診をして、医師に診断書を作成してもらいます。
(例)「障害認定日」が令和7年6月26日の場合、令和7年6月26日~令和7年9月25日 
 

  • 障がいの状態が、障害基礎年金に該当する程度であるか、事前に病院の医師に相談するといいでしょう。
  • 診断書をお願いするときは、早めに病院に予約をします。また、発病から現在までの状態を書いたものを、一緒に医師に渡すと良いでしょう。
  • 「障害認定日」から1年以上経過している場合、「障害認定日」以降3か月以内の診断書の他に、請求日以前3か月以内の「現症日」の診断書も必要になります。

「病歴・就労状況等申立書」をお渡しします。

 発病から現在までの状況を(発達障害の方は生まれてから現在まで)、ご本人又はご家族など、よくわかる方に書いてもらいます。
 書き方は窓口でご説明します。

 必要な書類がそろったら、予約をして、窓口に申請に行きます。

(5)日本年金機構(障害年金センター)が審査を行います。

  • 審査結果は1級、2級、不支給のいずれかです。
  • 審査結果は申請から約3か月後に自宅に郵便で届きます。
  • 日本年金機構のホームぺージには、「障害認定基準」・「精神の障害に係る等級判定ガイドライン」があります。
  • 愛の手帳、身体障害者手帳、精神福祉手帳の等級とは、必ずしも同じではありません。
  • 同じ障がいでも、それぞれ状態が違うので、審査結果は同じではありません。
障害基礎年金の等級の目安
 1級他人の介助がないと、日常生活が送れない程度。
 2級必ずしも他人に助けてもらう必要はないが、日常生活は極めて困難、著しい制限を受ける程度。

このような時は...

  • 「認定日請求」が認められず、「不支給」となってしまった。

「審査請求」ができます。 → 大田年金事務所に相談します。
【「事後重症請求」について】を見てください。

  • 「障害認定日」から3か月の間、一度も病院にかかっていなかった。

【「事後重症請求」について】 を見てください。
 

「事後重症請求」について

 「現在」の症状を診断書に書いてもらい、請求(申請)します。このことを「事後重症請求」といいます。次のような場合に請求できます。

  • 「障害認定日」の時、障がいの程度が認定基準に該当しなかった(障害基礎年金1級・2級にならず、不支給になった)が、その後、症状が重く(悪く)なった場合。
  • 「障害認定日」の前後3か月(合計6カ月の間)、一度も病院にかかっていなかったので診断書を書いてもらえない。
  • 「障害認定日」の時点で、受診をしていなかった。
  • 病院がなくなったので、診断書を書いてもらえない。
  • かなり前に病院にかかっていた。もう診療の記録がないから、診断書を書いてもらえない。

 請求(申請)できるのは、65歳の誕生日の前々日(2日前)までです。
(例)6月27日が65歳の誕生日の場合、27日の前々日である25日までに申請しないといけません。
 認められれば、請求した月の翌月から支給されます。

「初めての2級」について

 障害の状態が2級または1級に該当していなかったが、新たな傷病を発症して(これも単独では該当しない)、2つの障害の状態をあわせて、初めて2級または1級になることです。(注釈5)
(注釈5)他にも要件があります。詳しくはお問い合わせください。

「年金生活者支援給付金」について(障害基礎年金1級・2級を受けている方が対象)

  • 障害等級が1級の方→6.813円(月額)
  • 障害等級が2級の方→5.450円(月額)

 受け取るには、前年の所得額など、支給要件を満たしていることが必要です。
 詳しくは、ご申請の時に説明します。

知的障がいをお持ちの方の 病歴・就労状況等申立書(日常生活状況)について

 「知的ちてきしょうがい」があるから、こういうことでこまった、大変たいへんだった、できない、このようにたすけてもらえばできる、たすけてもらっても自分じぶんではできない ということをきます。


 そのため、できること や「知的ちてきしょうがい」に関係かんけいないこと(たとえば、アトピーがあるなど)を必要ひつようはありません。

 しかし、治療ちりょうとき、キーンというおとこわあばれてしまうので、ケガをしないように全身ぜんしん麻酔ますいをするかたもいます。また、アトピーがひどいのに病院びょういんかないなど、「知的ちてきしょうがい」があるから、こういうことが大変たいへんだということはいてください。

 よって、「病歴びょうれき就労しゅうろう状況じょうきょうとう申立書もうしたてしょ」をくときは、裏面うらめんにある「日常にちじょう生活せいかつ状況じょうきょう」の着替きがえ・トイレ・食事しょくじ炊事すいじ掃除そうじ洗面せんめん入浴にゅうよく散歩さんぽ洗濯せんたくものをもとに、母子ぼし手帳てちょう幼稚園ようちえん保育ほいくえん連絡票れんらくひょう学校がっこう成績表せいせきひょう、またまわりのかたから当時とうじ様子ようすいて、年代ねんだいごとにいていきます。

例えば...

  • 食事しょくじ」は、あさひるばん食事しょくじ適時てきじバランスよくかんがえてべることができるかです。いえにあるものやってきたもの、きなものだけをべることではありません。適量てきりょうあたためたりやしてべる。
  • 身辺しんぺん清潔せいけつ保持ほじ」は、「入浴にゅうよく」「洗面せんめん」「整髪せいはつ」「着替きがえ」など、自分じぶんから問題もんだいなくできますか。男性だんせいならひげのそりのこしがないか。掃除そうじかたづけ。状況じょうきょうわせた服装ふくそう。「着替きがえ」であれば、季節きせつわりときあささむくなっても半袖はんそでひるあつくなっても上着うわぎがない。いつもおな洋服ようふくている。ボタンのちがい。服装ふくそうみだれ。「洗濯せんたく」は、あらい→す→たたむ→しまう までです。
  • 金銭きんせんもの」は、自分じぶん管理かんりして1カ月かげつやりくりできますか。必要ひつようときにおかねわたしている。計算けいさんができないので電子でんしマネーでっている。いつも千円せんえんさつして小銭こぜにがたまる。お小遣こづか以上いじょうのおかね使つかう。金銭きんせん管理かんりができない。借金しゃっきんしいものがわからないしけない。
  • 通院つういん服薬ふくやく」は、体調たいちょうわるくなったとき、自分じぶんから病院びょういんき、病状びょうじょうただしくつたえられますか。くすり副作用ふくさようつたえる、わすれや間違まちがい、大量たいりょう服薬ふくやくくすりまない。
  • 対人たいじん関係かんけい」は、コミュニケーション。挨拶あいさつなど最低限さいていげん人付ひとつい、友人ゆうじんつく継続けいぞくしてう、協調きょうちょうせい孤立こりつ他人たにん行動こうどうわせられない、まわりのひと配慮はいりょない行動こうどうをする。
  • 安全あんぜん危機きき対応たいおう」は、道具どうぐ刃物はものなど)、ものなど危険性きけんせいがわかっていますか。はしっているくるままえす。えきのホームのまえつ。火事かじ地震じしんときたすけをもとめる、指示しじしたって行動こうどうできますか。パニックになる。ガスコンロのわすれる。ものくしてもわからない。
  • 社会的しゃかいてき手続てつづき」は、社会しゃかい生活せいかつ必要ひつよう手続てつづき(役所やくしょ銀行ぎんこう公共こうきょう施設しせつ交通こうつう機関きかんなど)基本的きほんてきなルールがわかりますか。きゅう状況じょうきょうかわわったときただしく対応たいおうできますか。
  • 散歩さんぽ」は、健康けんこう維持いじ気分きぶん転換てんかん余暇よか活動かつどうなど、自分じぶん意思いしでしていますか。

 無理むり文章ぶんしょうにせず、〇〇ができない △△が大変たいへんだ といった箇条書きかじょうがきでも大丈夫だいじょうぶです。
 とくに「認定日にいていび」または「現在げんざい」の日常生活状況にちじょうせいかつじょうきょうをしっかりいていくことが大切たいせつです。
 

 


 はじめてじゅしんする医師いし(まだ受診歴じゅしんれきあさい医師)に、障害しょうがい基礎きそ年金ねんきん診断書しんだんしょ依頼いらいする場合ばあい医師いし診断書しんだんしょ表面ひょうめん(7)、(9)をけるように、事前じぜんに、まれてから現在げんざいまでの状況じょうきょうおもおおきな出来事できごときます。こまかいことは申立書もうしたてしょ補足ほそくしてきます。)を、便箋びんせんでもいのでいて、診断書しんだんしょ一緒いっしょわたすといでしょう。

 医師いし診断書しんだんしょ裏面りめん日常にちじょう生活せいかつ能力のうりょく)は、一人暮ひとりぐらしをしたら」できるかどうかです。

 また、医師いしが、裏面りめんの「日常にちじょう生活せいかつ状況じょうきょう」のらんに、ただしく〇がつけられるよう、1ページを参考さんこうにして、それぞれできないことをかみいて、わたすといでしょう。


 日本にほん年金ねんきん機構きこうのホームページ「障害しょうがい認定にんてい基準きじゅん」・「国民こくみん年金ねんきん厚生こうせい年金ねんきん保険ほけん精神せいしん障害しょうがいかかわ等級判定とうきゅうはんていガイドライン」なども参考さんこうにしてください。

かたれい年代ねんだいごと)

 つぎのようなことはありませんでしたか。このほかにも、できなかったことやこまったことはなかったでしょうか。ご両親りょうしんくときは、年代ねんだいごとに自分じぶんてはめてみて、また兄弟きょうだい姉妹しまいがいるかたは、どこかことなるところはなかったかをかんがえると、きやすいとおもいます。

 できないことやこまっていることは、それぞれひとによってことなります。参考さんこうにごらんになってください。

出生時~未就学時

  • 体重たいじゅう〇〇gぐらむ正常せいじょう分娩ぶんべん生来性せいらいせい場合ばあい)、つくえ椅子いすから転倒てんとう後発性こうはつせい場合ばあい)など、知的ちてき障害しょうがい原因げんいんきます。
  • いつもおなじものばかりべる 
  • きがひどい 
  • あるはじめた時期じき
  • 発語はつごおくれ 
  • オムツのれた時期じき 
  • わせない 
  • はさみなど道具どうぐ使つかえない
  • 1さいはん検診けんしん、3さいけんしんとう指摘してきされた 
  • ひとりで着替きがえられない
  • 幼稚園ようちえん保育ほいくえん)で友達ともだちあそばない 
  • いつも一人ひとり  
  • きがない   
  • 迷子まいごになる  
  • 発達はったつ 支援しえん(わかばの いえなど)に 通所つうしょしていた 

小学校しょうがっこう中学校ちゅうがっこう

  • 友達ともだちあそべない
  • いつも一人ひとり
  • 漢字かんじけない めない
  • なが文章ぶんしょう理解りかいできない 
  • サッカーや野球やきゅうなどのルールがわからない
  • コミュニケーションがれない
  • ざんざんざんざん分数ぶんすうができない
  • 図形ずけいがうまくけない
  • いじめにあってもえない
  • うつ状態じょうたい
  • 不登校ふとうこう
  • 交通こうつう機関きかん利用りよう 
  • 普通ふつう学級がっきゅうから特別とくべつ支援しえん学級がっきゅう通級つうきゅうなど)に変更へんこうした 
  • おなじことを何度なんど
  • 冗談じょうだんがわからない
  • いたことはなしたことをわすれてしまう 

 特別とくべつ支援しえん教育きょういくや、それに相当そうとうする支援しえん教育きょういくれき場合ばあいは、幼少期ようしょうき【いじめの問題もんだい学習がくしゅうおく不適切ふてきせつ行動こうどう(パニック、自分じぶん他人たにん身体からだきずつける、迷惑めいわく行為こういなど)】があればいてください。

また、専門的せんもんてき指導しどう訓練くんれんや、児童じどうデイサービスを利用りようした適応てきおう訓練くんれんなどあればいてください。

高校こうこうから現在げんざいまで

  • 金銭きんせん管理かんり借金しゃっきんなども)
  • ゲーム
  • 友人ゆうじんとの交流こうりゅうもなくきこもりがち(休日きゅうじつごしかたは?)
  • 行動こうどうのテンポは他人たにんわせられる?
  • ったはなし困難こんなん
  • ながはなされるのが苦手にがて
  • 自発的じはつてき発言はつげんすくない
  • 銀行ぎんこう行政ぎょうせい手続てつづきは?
  • 病気びょうき病院びょういん一人ひとり病状びょうじょうつたえられる?) 
  • 発言はつげん内容ないよう不適切ふてきせつ不明瞭ふめいりょう 
  • 日常にちじょう生活せいかつてきさない行動こうどうをとる。 
  • 服装や髪の毛などの身だしなみは? 
  • 家事かじ順序じゅんじょててつくる~かたづけるまで)
  • 優先ゆうせん順位じゅんいがわからない
  • 学校がっこうについて
  • 生活せいかつ状態じょうたい自宅じたく単身たんしん、グループホーム)
  • 家族かぞく関係かんけい母親ははおやだけにはなすなど)

  ひとりらしをしていても、いつも家族かぞく援助えんじょ福祉ふくしサービスをけているから生活せいかつができている場合ばあい、どういう援助えんじょ支援しえんけているのかをいてください。

  家族かぞく援助えんじょ福祉ふくしサービスをけていないで生活せいかつをしていても、本当ほんとうける必要ひつようがある状態じょうたいであることをいてください。

就労しゅうろうについて

  会社かいしゃしゅうろうしている「はたらいているから、障害しょうがい年金ねんきんけられない」ということではありません。

  会社かいしゃ同僚どうりょうからの配慮はいりょ指導しどう補助ほじょがあるからこそ、就労しゅうろう可能かのうになっているということを、しっかりくことが重要じゅうようです。


  • 就労しゅうろう移行いこう支援しえんは、「病歴びょうれき就労しゅうろう状況じょうきょう申立書もうしたてしょ裏面りめん就労しゅうろう状況じょうきょう就労しゅうろうしていなかった場合ばあい」にきます。
  • 就労しゅうろう継続けいぞく支援しえんAがた雇用こよう契約けいやくむすんで賃金ちんぎん支給しきゅうされている)・就労しゅうろう継続けいぞく支援しえんBがた工賃こうちん支給しきゅうされている)は、「病歴びょうれき就労しゅうろう状況じょうきょう申立書もうしたてしょ裏面りめん就労しゅうろう状況じょうきょう就労しゅうろうしていた場合ばあい」にきます。
  • 雇用こよう形態けいたい障害者しょうがいしゃ雇用こよう特例とくれい子会社こがいしゃなど)があればきます。
  • 一般いっぱん企業きぎょうしゅうろうしている場合ばあい障害者しょうがいしゃ雇用こよう就労しゅうろうふくむ)であっても、就労先しゅうろうさき業種ぎょうしゅ事務じむ・食品・清掃せいそう・クリーニング・ロジスティックなど)やしょうがいの状態じょうたいにより、けている配慮はいりょ指導しどう補助ほじょことなってきます。勤務中きんむちゅう様子ようすなどがわからないときは、会社かいしゃ就労しゅうろう支援しえんかたいてみるといでしょう。
  • 障害者しょうがいしゃ雇用こようでない一般いっぱん企業きぎょう自営じえい家業かぎょうとうしゅうろうしている場合ばあい就労しゅうろうけい障害しょうがい福祉ふくしサービスや障害者しょうがいしゃ雇用こよう支援しえん同等どうとう支援しえんけていれば、そのこともきます。

 
  はたらいているときの 会社かいしゃ同僚どうりょうからの 配慮はいりょ指導しどう補助ほじょは、それぞれ ひとによって ことなります。
  作業さぎょう順番じゅんばんおぼえられない。相手あいてっていることがよくわからない。ちがうところにくともどれない。何度なんどおな失敗sippaiをするなど、できないことおもかべ、参考さんこうにごらんになってください。

  • 障害者しょうがいしゃ雇用こようはたらいている
  • 会社かいしゃが「しょく場内ばない障害者しょうがいしゃサポート事業じぎょう
  • 特例とくれい子会社こがいしゃはたらいている。(厚生こうせい労働省ろうどうしょうのホームページに「特例とくれい子会社こがいしゃ」の一覧表いちらんひょうがあります。)
  • ジョブコーチ ・ 障害者しょうがいしゃ職業しょくぎょう生活せいかつ相談員そうだんいんしょく場内ばない障害者しょうがいしゃサポーターがいる。
  • 毎回まいかいおな作業さぎょうをしている。
  • 声掛こえかけ。
  • 指導しどうするスタッフがまっている。
  • 連絡れんらく報告ほうこく方法ほうほう
  • 同僚どうりょうとのコミュニケーション。
  • 仕事中しごとちゅうのパニックやトラブルの対応たいおう
  • 仕事しごと指示しじ理解りかいできているか確認かくにん
  • たかこえいやなので、イヤーマフをしているなど。
  • 就労しゅうろう支援しえん学校がっこう保護者ほごしゃとの連携れんけい。 
  • 自宅じたくかえってきてからの状態じょうたい
  • 写真しゃしんのあるマニュアル

最後さいご

 これだけのことをおもしながらくということは、大変たいへんなことです。いろいろな事情じじょうがあって、幼少ようしょうころがわからないこともあります。何度なんどあしをおはこびいただくことになるかもしれませんが、遠慮えんりょなく、ごそうだんいただければとおもいます。

お問い合わせ

国保年金課

国民年金係
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