写真展「郷土を知ること、学ぶこと－宮川茂が写した大田－」のご案内

　現在、大田区立郷土博物館では、区内の皆さまから寄贈いただいた写真を活用するため、写真のデジタル化に取り組んでいます。
　今回の写真展では、大田区の小学校で長年にわたり教員・校長を務めた宮川茂（みやかわ・しげる）氏（1909-1969）が撮影した昭和40年前後の大田区各地の写真を展示します。
　宮川氏は教員を務めるかたわら、大田区の歴史を調べるために区内の史跡などを訪ねてまわり、多くの写真を残しました。撮影した写真は小学校の郷土学習にも活用していたようです。区内の地理、歴史、産業を学ぶための教材として、写真を使った副読本や解説付きの資料集が作られました。
　宮川氏が子どもたちに向けて書く文章には「郷土を知ろう」といった言葉が何度も登場します。自分たちが生まれ育った地域のことをよく知ってほしい、という子どもたちへの想いがこめられた写真には、道端の地蔵堂や多くの人でにぎわう商店街など、区内のあらゆる場所が写されていました。
　地域の歴史や身の回りの風景に目を向けることの大切さを教えていた宮川氏の写真をとおして、約60年前の大田区の姿をぜひご覧ください。

令和8（2026）年1月20日（火曜日）～3月15日（日曜日）

午前9時から午後5時まで

月曜日（ただし、休日・祝日の場合は開館し、振替休館は行いません）

郷土博物館 3階 第3展示室

無料

（注釈1）上記写真は全て宮川茂氏撮影

日にち：（1）2月21日（土曜日）（2）3月15日（日曜日）
時間：各回とも午後2時～3時
講師：写真展担当学芸員
対象：どなたでも
参加費：無料
定員：各回30名
会場：郷土博物館 2階 会議室
申込：令和8年1月11日（日曜日）午前8時30分より電話で受付

会期：令和8（2026）年1月20日（火曜日）～3月15日（日曜日）
会場：郷土博物館 3階 特集展示コーナー
　「何でも集める」が趣味の宮川茂氏が旅行や研修先で蒐集した絵馬・お守り・玩具と、地域の歴史に目を向けるきっかけとなった古地図を中心としたコレクションを展示します。