八景坂

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更新日:2016年4月1日

大森駅山王口前の池上通りの坂道です。その昔、この坂上からの眺めは素晴しく、近くは大森の海岸、遠くは房総まで一望のもとに見渡すことができたといい、そこから八景坂はっけいざかと呼ばれるようになったといわれます。また、昔は相当の急坂で、雨水が流れるたびに坂が掘られて薬研やげんのようになったため、薬研やげん坂と呼ばれたともいわれます。
天祖神社の石段横に八景碑があり、それに「笠島夜雨、鮫州晴嵐、大森暮雪、羽田帰帆、六郷夕照、大井落雁、袖浦秋月、池上晩鐘」と八勝景が刻まれています。また、かつての坂上には、平安時代後期の武将、源義家みなもとのよしいえ(1039年~1106年)が東征のおり鎧をかけたと伝わる鎧掛松があり、安藤広重の浮世絵にも描かれました。八景坂はっけいざか鎧掛松は有名でしたが、明治時代に枯れてしまったといわれています。区指定文化財。

写真:八景坂の様子

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