宮城県東松島市

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更新日:2024年4月4日


 東松島市との交流は、東日本大震災の際に大田区が「被災地支援本部」を設置し、区内団体・区民との協働による東松島市でのボランティア活動を行なったことから始まりました。平成23年7月には両区市で「災害時相互応援協定」を締結し、平成24年5月19日には大田区&東松島市「絆」音楽祭を開催、「OTAふれあいフェスタ」への参加など交流を深め、平成28年11月に友好都市となりました。

東松島市マップ

アクセス

鉄道利用の場合(東北新幹線・仙石東北ライン)
 東京駅 → 仙台駅(約95分) → 野蒜駅(約35分) → 矢本駅(約10分)

自動車の場合(東北自動車道)
 東北自動車道仙台南 I C (仙台東部道路・三陸自動車道) → 鳴瀬奥松島 I C  → 矢本 I C

人口と面積

人口
 38,303人(令和6年3月1日現在)

面積
 101.30平方キロメートル

気候

 年間平均気温や降水量からみても、東北としては比較的暖かく風雨の少ない地域です。

特徴

~ 日本三景、特別名勝松島の一角を占める「奥松島」は市内最大の観光スポットです ~

大高森 ~松島四大観「壮観」~
 宮戸地区の中央にある標高105メートルの山です。松島四大観のうち最も壮大な眺めの良さから「壮観」といわれ、頂上展望台からは、牡鹿半島、松島湾、蔵王連峰、舟形連峰、栗駒連峰、仙台市街まで見渡せる360度のパノラマが楽しめます。また、松島湾では珍しい夕景ポイントとしても人気です。

日本三大渓「嵯峨渓」
 宮戸地区の東南部、室浜から萱野崎までの約2キロメートルは高さ50メートルを超える絶壁が連なっています。太平洋の荒波と風雨が形づくったこの断崖は「嵯峨渓」といい、岩手県の猊鼻渓、大分県の耶馬渓と並ぶ日本三大渓の一つで、遊覧船が運航する観光名所です。

奥松島縄文歴史資料館
 国史跡「里浜貝塚」の出土品の数々を展示しており、映像シアターと解説員による説明を通じて、奥松島の大自然とともに生きた縄文人の暮らしを学ぶことができます。火おこし体験や勾玉づくりなどの縄文体験も人気です。

奥松島体験ネットワーク
 漁業体験や操船体験、シーカヤックなど、民宿を営みながら漁師をしているインストラクターが指導し、奥松島の大自然を存分に楽しむことができます。

ディスカバリーセンター
 日本で初めて設置された科学地球儀「サイエンス・オン・ア・スフィア」が映し出す大陸・海洋・気候・天体などの無数のデータから、これまで知らなかった宇宙からの地球の姿に迫ります。

ブルーインパルス
 航空自衛隊松島基地所属のアクロバット飛行チーム。市内上空では盛んに飛行訓練が行われており、大空に描かれるスモークアートは、まるで絵画のような美しさで観る人を魅了します。毎年開催される基地「航空祭」では展示飛行が行われ、多くの航空ファンが訪れます。

文化

国指定重要無形民俗文化財「えんずのわり」
 宮戸月浜地区の小正月行事「えんずのわり」は、200年以上続くとされる伝統行事です。集落の男子小中学生が毎年1月11日から15日にかけて地区内の五十鈴神社脇の岩屋にこもって共同生活し、16日の朝に地域の家々を訪問し、神木で地面を突きながら「鳥追い」の唱え言をして、家内安全、大漁・豊作を祈願する地域の伝統行事です。

歴史

 東松島市は国の特別名勝「松島」に指定されている奥松島をかかえる景勝地で、太古から自然に恵まれた風光明媚なところです。
 市域は太平洋に面し、縄文時代前期の約6,000年前から人々が住んでいました。そのため、市内には国史跡「里浜貝塚」をはじめ多数の貝塚が分布し、縄文土器や製塩土器、石器等が出土しています。
 古墳時代には市内の低地帯にも集落が形成され、小規模な古墳も造られています。飛鳥時代から平安時代には律令国家の前線地域として牡鹿柵を設置したことが正史『続日本紀』に記載され、牡鹿柵・牡鹿郡家の赤井遺跡からは役所の建物や倉が発見されています。また、豪族「道嶋氏」の平城宮や多賀城での活躍も記載され、矢本横穴墓群が道嶋氏など豪族の墓と考えられます。
中世からは新田開発が行われ、鎌倉武士団の長江氏が納めた後、近世には仙台藩の所領になりました。松尾芭蕉の「おくの細道」の旅日記にも当市の小野本郷・矢本宿を通った記載があります。明治時代には、内務卿大久保利通の命により鳴瀬川河口に近代国際港として「野蒜築港」建設が行われましたが、台風により壊滅し、幻の港となりました。
 昭和17年に旧海軍航空基地として松島基地が設置され、終戦後、米軍接収された後、航空自衛隊に移管されパイロット教育や各飛行隊の編制を担当し、名実共に航空自衛隊の発祥の地となり、現在は、アクロバットチーム「ブルーインパルス」の母基地でもあります。
 平成17年には「平成の大合併」により、矢本町と鳴瀬町が一緒になり東松島市が誕生し市制を施行しました。

特産物

牡蠣
 東松島の牡蠣は大ぶりで味が濃く、食べて美味しい1年養殖。2年養殖の他産地の牡蠣とはひと味違います。

海苔
 市内の各浜で盛んに生産される海苔は、同じ東松島産でも育つ場所や生産者によって違う味を見せます。また、皇室献上品として何度も選ばれており、品質の高さが全国的に知られています。

水稲・野菜栽培
 東松島の肥沃な耕土では水稲や野菜(長ねぎ、きゅうり、いちご、とまと、とうもろこし)の栽培が盛んで品質的にも優れたものが全国に向けて出荷されております。

水稲

野菜

交流状況

  • 平成23年3月  東日本大震災発災 大田区から支援物資を提供
  • 平成23年4月  大田区被災地ボランティアセンター設立、ボランティアが現地活動開始
  • 平成23年7月  災害時相互応援協定締結
  • 平成23年11月 OTAふれあいフェスタに参加(以降毎年参加)
  • 平成24年5月  第1回大田区&東松島市絆音楽祭開催(以降毎年開催)
  • 平成27年8月  東松島サッカースポーツ少年団フェスティバルに大田区少年団が初参加
  • 平成28年11月 友好都市提携協定を締結

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お問い合わせ

文化振興課

電話:03-5744-1226
FAX :03-5744-1539