令和8年5月21日「大田区長記者会見」
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更新日:2026年5月22日
記者会見当日の様子
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記者会見の様子は動画でもご覧になれます
会見内容
子育てNo.1都市をめざして
大田区長の鈴木晶雅です。
本日は、記者会見に多数の報道機関の皆様にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
昨年5月の会見にて、私が区政の最重要課題と考えている「子育て」について、大田区はNo.1をめざすことを宣言しました。本日は、この1年間で充実させた施策と、大田区の新たな一歩となる取り組みをご紹介いたします。
区民の皆様に子育て支援の充実ぶりや大田区の魅力をお伝えし、「住み続けたい」「大田区で子育てをしたい」と感じていただけるまちを目指してまいります。「いつまでも住み続けたいまちNo.1」、そして「子育てNo.1都市」の実現に向け、区民の皆様にとって魅力的で、誰もが健康で住みやすいまちをつくってまいります。今後も子育て世帯の日常を力強くサポートし、大田区で生まれ育ったこどもたちや、そのご家族が区に住み続けられるよう、多面的な支援を行ってまいります。
昨年5月の宣言からの1年間を振り返りますと、大田区のこどもたちやその保護者の皆様、そして、職員の声を丁寧に聞きながら、具体的な施策を進めてまいりました。それでは、充実させた取り組みについてご紹介します。
1 朝の居場所づくり
1つ目は、朝の居場所づくりです。共働き世帯の増加を背景に、お子さんが小学校に入学するタイミングで、仕事と子育ての両立が難しくなる、いわゆる「朝の小1の壁」が大きな社会課題となっています。
昨年5月の記者会見でも申し上げたとおり、この課題に取り組むため、「朝の居場所づくり」のモデル事業を実施してまいりました。昨年度、区立小学校3校でのモデル事業を通じて得られた知見を活かし、今年度から本格実施に移行しております。具体的には、午前7時30分から登校時間までの間、各学校の図書室などの指定場所で、読書や勉強をして過ごすこどもたちの見守りを行います。運営は業務委託により実施しており、今年度は、スタッフの確保ができた学校から順次、事業を開始しています。
こうした取り組みを通じて、大田区が子育て世帯の皆様にとって住みやすいまちと感じていただけるよう、引き続き力を尽くしてまいります。
2 公園の充実
2つ目は、公園の充実です。こちらをご覧ください。
これは、令和5年9月に実施した区民意見募集において、小学校5年生から中学校3年生の皆さんの意見をもとに作成したワードクラウドです。ご覧のとおり、「公園」という言葉の登場頻度が最も高くなっています。こどもたちの声を受け、「公園」に関する取り組みを次のとおり充実させました。
区立公園での花火利用
これまで大田区の区立公園では、花火の利用を禁止してきました。しかし、「花火をしたいが、どこでやればよいのか?」というご意見が、お子さんやその保護者の皆様から数多く寄せられていました。
そこで、昨年8月の17日間、手持ち花火に限るなどのルールを設けた上で、「区立公園での花火利用の試行実施」に取り組みました。利用者へのアンケートでは、95%の方から「賛成」という回答をいただき、「こどもや孫と良い思い出ができた」「身近な場所で花火ができてうれしかった」といった嬉しいご意見も多数寄せられました。試行実施期間中は、新聞・テレビなど多数のメディアにも取り上げていただきました。
多くの皆様に参加いただき、楽しい夏の思い出をつくっていただけたことを、区長としても大変うれしく思っております。
マナーやルールに関する課題を整理した上で、今年の夏の実施に向けて、地域の皆様のご意見もお聞きしながら総合的に判断・検討してまいります。
パークマネジメントマスタープランに基づく公園づくり
区は令和6年に「大田区基本構想」を策定し、それに基づき、令和8年に「大田区パークマネジメントマスタープラン」を定めました。このマスタープランでは、「子育てひろば公園づくり」と「こどもの視点で考える公園づくり」の2つの方向性を掲げています。「子育てひろば公園づくり」は、主に未就学児とその保護者が安心して遊べる、乳幼児向けの遊具コーナーを整備するものです。
令和7年度には、近隣の保育園へのヒアリングを通じてこどもたちや保護者の意見を取り入れ、2か所に「子育てひろば」を整備しました。
「こどもの視点で考える公園づくり」では、区立小学校の区独自教科「おおたの未来づくり」と連携しました。令和7年度は、近隣の東糀谷小学校の児童とともに広場の利用ルールを考え、愛称「スポーツパーク」として「ボール遊び」ができる広場を整備しました。
子育て世代のニーズとこどもたちの視点を大切にしながら、公園への愛着を育み、使いやすく魅力ある空間をつくり続けてまいります。
3 LINEを活用した子育て支援情報の発信
3つ目は、LINEを活用した子育て支援情報の発信です。
大田区では、スマートフォンアプリ「LINE」の公式アカウントを通じた子育て支援情報の発信を、さらに充実させております。LINEはすでに多くの方にお使いいただいているプラットフォームです。
この公式アカウントを活用し、大田区の子育て支援をより身近で実用的なものにすることで、すべてのこどもたちと子育て家族の皆様をサポートしてまいります。
「こども・子育て」ジャンルの受信設定を行っていただくと、子育て支援の取り組みやイベント情報などを定期的にお届けします。これにより、子育て中の保護者の方が、お子さんと一緒に過ごせる場所や、子育てをサポートする施設を簡単にお探しいただけます。
また、昨年度は区内の高校生との懇談会で出た意見をもとに、中高生向けの検索機能も新たに追加しました。自習スペースや音楽スタジオなど、学習や創作活動に役立つ施設を手軽に検索できるようにすることで、若い世代の学びや活動を応援してまいります。
ここで、大田区LINE公式アカウントの現状を紹介させてください。今年度4月末時点で、友だち登録者数は105,384人となりました。23区の中でのLINE登録者数の順位は第9位です。今後も、さらなる登録者数の増加を目指し、子育て支援情報の発信を充実させてまいります。
さらに今年は、子育て支援ポータルサイト「おおた子育ちナビ Hug(はぐ)くみ」を開設しました。妊娠・出産、保育などの行政サービスをはじめ、こどもと大人それぞれに合った相談窓口、お出かけスポット、地域イベント情報などを、ひとつのサイトで網羅しています。
子育て世帯の大田区への満足度の現状
こうした取り組みの成果として、子育て世帯の大田区への満足度が高まっていることを示すデータをご紹介します。
「令和7年度大田区シティプロモーション活動に対する満足度調査」によると、子育て世帯の愛着度について「大田区に対して愛着はありますか」との質問に対し、82.8%が「愛着がある」と回答しており、令和6年度の68.2%から上昇しております。また、子育て世帯の定住意欲度について「大田区に住み続けたいと思いますか」との質問に対し、86%が「住み続けたい」と回答しており、令和6年度の78%から上昇しております。いずれの指標も上昇しており、施策の成果が着実に現れていると受け止めております。今後もさらに子育て世帯の満足度を高めるため、次の取り組みを進めます。
子育て世帯の満足度を高めるさらなる取り組み
ウェブパンフレット
1つ目は、大田区の子育て支援をわかりやすくPRするウェブパンフレットを作成します。共働き世帯が子育てしながら働きやすいまちであることを実感していただくために、「子育てするなら、絶対に大田区」といえるポイントをまとめました。たとえば、大田区で子育てをすることで家計にどれくらいメリットがあるか、具体的な数字でご紹介します。また、毎日の「困った」を全力でサポートする制度や、いざというときに安心できる預け先・居場所も紹介しています。大田区ならではの暮らしの魅力もあわせてお伝えするとともに、大田区で子育てする上で知っておきたい「3つのツール」もご紹介しており、子育て施策を網羅した内容となっております。
区役所本庁舎3階キッズスペース
2つ目は、「子育てNo.1都市」実現の第一歩として、区役所本庁舎3階にキッズスペースを設置しました。乳幼児と保護者がゆっくりとくつろげる場を提供するとともに、来庁された高齢者の方との自然な交流も促し、区役所を行政手続きだけの場ではなく、親しみやすい場所にしていきたいと考えています。このキッズスペースは、昨年度実施した区長政策ディスカッションにおける若手職員の提案を実現したものです。
大田区制80周年
昭和22年3月15日、当時の大森区と蒲田区が合併して誕生した大田区は、令和9年3月に区制80周年を迎えます。メモリアルイヤーとなる令和8年度は、年間を通じて区制80周年記念事業を展開します。区民の皆様に「大田区に住んでいてよかった」「これからもずっと大田区で暮らしたい」と感じていただけるよう、さまざまな取り組みを行います。
令和9年の記念式典まで、毎月1回程度のイベントにおいて、「大田区で感じるわくわく」をメッセージボードに書き込んでいただき、撮影します。こちらの写真は、4月26日に開催した「大田区子どもガーデンパーティー」で撮影したものです。区民一人ひとりの「わくわく」を集め、モザイクアートで大田区の未来を描き出すシンボルアートを制作します。80周年プロジェクトについては、区のホームページにも特設ページを設けて、周知・発信していきますので、そちらもあわせてご覧いただければと思います。
中東情勢に伴う経済対策
昨今の中東情勢の変化は、地域経済にもさまざまな影響を及ぼしております。このような状況を踏まえ、経済産業省の特別相談窓口設置に合わせて、区においても特別相談窓口を開設しました。区内企業の皆様に対し、既存の融資・支援制度の活用に向けた情報提供や、課題解決のための専門的なサポートを行っています。現在、本窓口には「資材の入手が困難になり、価格のさらなる高騰も見込まれる。供給の遅れが心配だ」といったご相談が寄せられています。いずれのご相談に対しても、内容への対応とあわせて、現在実施中の区の「設備リニューアル臨時助成金」もご案内しております。また、大田区産業振興協会の聞き取り調査の結果、区内中小企業では、先行き不透明な経済環境の中でコスト増や供給の遅れが続き、事業継続に深刻な影響が生じていることが確認されています。
区としても関係機関と連携しながら、必要な情報提供と支援につなげてまいります。あわせて、都や国に対し、こうした窮状への早急な対応を求めてまいります。
暑さ対策
5月中旬から夏日となる日が現れ始め、熱中症に関するニュースも増えてきています。そこで、羽田イノベーションシティに立地する株式会社ニフコと連携し、同社が開発する熱中症予防対策システムを活用した実証実験を、区内の小中学校にて実施いたします。本システムにより、暑さ指数(WBGT)の自動測定と遠隔確認が可能となり、学校全体での見守り体制が整います。これにより、熱中症対策の実施判断に伴う担当教員の心理的な負担を軽減することができます。
今後も、羽田イノベーションシティをはじめ、優れた技術やサービスを持つさまざまな企業・団体と連携しながら、地域課題の解決と区民生活の質の向上につなげてまいります。また、引き続き民生委員の皆様にご協力いただき、熱中症予防啓発チラシなどを配布してまいります。今年も熱中症対策を「オールおおた」で推進してまいります。
感染症対策
4月1日から、母子免疫RSウイルスワクチンの定期接種を開始しました。費用は全額公費負担です。対象者は、接種日現在、妊娠28週0日から36週6日の間にある妊婦の方です。かかりつけの医師とご相談のうえご検討いただければと思います。
大田区歴史的風致維持向上計画
都内で初めてとなる「大田区歴史的風致維持向上計画」、通称「歴まち計画」を本年3月に策定し、文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣の3省庁から認定を受けることとなりました。
5月22日に認定式が開催され、私も出席いたします。これは、大田区がこれまで歩んできた歴史の重みとそれを守り続けてきた区民の皆様の努力が国に認められた証である、と、深く受け止めております。計画の策定にあたっては、区内の小中学生を対象にアンケートも実施しました。私自身も回答を読ませていただき、こどもたちが大切に思っている区内の歴史や文化の豊かさを改めて感じました。
大田区には、池上本門寺周辺や洗足池周辺をはじめ魅力的な歴史・文化資源を持つ地域が数多くあります。令和8年度は、馬込文士村をモデル地区として、ハード整備とソフト事業の効果的な連携手法を検証し、その成果を踏まえて他の地区への展開を検討してまいります。
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