大坊坂

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更新日:2016年4月1日

池上一丁目11番先、本門寺の経蔵の裏、六層になった石段坂があります。これが大坊だいぼう坂で、ここでいう大坊だいぼうとは、本行寺という本門寺の子院の一つであり、坂名もそれにちなむものです。
この大坊だいぼう、すなわち本行寺はもとこの地の領主、池上宗仲いけがみむねなかの屋敷でした。池上宗仲いけがみむねなかは日蓮を崇信し、日蓮の死後その屋敷を寄進し、日蓮門下六老僧の一人、日朗の弟子である日澄にっちょうを開山僧として大坊だいぼうを起こしました。

この大坊坂を上る第三の踊り場から左に下る石段の先に朱塗りの宝塔があります。都の指定文化財で、またこの場所は日蓮を荼毘だびに付した所でもあります。

写真:大坊坂の様子

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