地域情報紙「わがまちまごめ」第136号を発行しました!(令和7年9月1日)
ページ番号:215753988
更新日:2025年9月1日
136号の概要は次のとおりです。
・回覧版に愛の手を -地域情報の大事な運び役-
・防災訓練にチャレンジ -梅田小学校防災訓練-
・笑顔で見守る“ハッピーちゃん”
・馬込情報
・編集後記
回覧版に愛の手を -地域情報の大事な運び役-
♪ トントントンカラリと隣組 格子を開ければ 顔なじみ 回してちょうだい回覧板 知らせられたり知らせたり ♪
昔、回覧板の出てくるこんな歌がありました。昭和15年(1940年)に、NHK「国民歌謡」として、ラジオから流され、この歌を主題歌とした映画も作られたようです。当時の日本は中国と戦争中で、ヨーロッパでは第二次世界大戦も始まっていました。戦時中、回覧板は、政府の政策や国家高揚伝達の道具として使われましたが、情報の乏しいこの時代、生活用品の配布(配給)などを知る唯一の手がかりでもあり、市民生活に欠かせないものでした。
さて、現代の回覧板は
歌のように、お隣さん同士が手渡しで回す機会は少なくなりました。「回覧板を持って行ったら話が弾んで、つい長居しちゃった」などという話は、現在ではあまり聞きません。回覧板の受け渡しで近隣同士が顔を合わせていた、漫画「サザエさん」に出てくるような触れ合いの時間は、もうなくなってしまったのでしょうか。私たち住民大事なひとときだったように思われてなりません。今、私たちの住む馬込でも、地域によっては、近隣同士、顔を合わせる機会が少なくなりました。共働きの家庭では、日中不在となることも多いでしょうし、昔に比べて近隣の商店がないこともあって、買い物時に顔を合わせる機会も少なくなりました。平成から令和の時代へと移る中で、馬込の町の様子も変わり、新型コロナウイルス禍にも襲われました。建物や住人が増えてゆき、生活のスタイルも変化しました。周囲に関わりたくない思いをもつ人もいることでしょう。現代の生活では、お互いの配慮の必要なことなのかもしれません。
生活情報が詰まっています
地域行事の「馬込大盆踊り大会」
回覧板には、清掃事務所からのゴミや資源回収、粗大ゴミや不要衣類回収のお知らせや、警察・防犯協会からの詐欺防止や空き巣・ひったくり被害への注意喚起、消防署からの防火や救急についてのお知らせなど、毎日の生活に直結した情報が入ってきます。また、地域のお祭りや盆踊り、もちつき大会や子ども会のお知らせなど、回覧板でなくては見ることのできない情報があります。春の行事の「馬込文士村大桜まつり」の催し物や、会場近くの交通規制案内もその一つです。地域の自治会・町会からの行事のお知らせも重要です。「わが家はあまり参加していないから」と見過ごす方もいるようですが、地震・火災などの防災情報や防犯関係情報、地域の防災訓練など、大事な印刷物が多く回ってきます。特に学校に通っているお子さんと直結しているものもあるので、お見逃しなきよう。
雨には弱い回覧板
雨の中、お留守のお宅に届ける時、回覧板がスッポリ入る大きなポストをお備えのお宅ならいいのですが、そんなことは滅多にありません。なんとか雨をしのげる物陰にとご苦労なさる方は多いことと思います。あちこちの町会で、さん、大きなビニール袋に入れたり、プラスチックのケースなどを使って、濡らさない工夫をされているようです。もともと手渡しが普通の状態で、雨は想定外の回覧板ゆえ、回覧物も板も紙製なのが当たり前で続けられてきました。近年、大田区も折りたたんでポストの口に入るような回覧板を作ってくれていますが、これでも入らないポストも多く、皆さん、苦労をされています。
折りたたみ式の回覧板
自分の家に回覧板が来た時、また次へと回す時、お隣の方のお顔が浮かぶことと思います。近隣同士の触れ合いを深める第一歩です。隣近所の顔のつながりこそ、住みよい地域づくりへの大事な土台になります。同時に、回ってきた回覧板の後ろに隠れている多くの手にも、心を向けてください。町会に回覧となる印刷物を届けてくれる手、町会の中で各部ごとに回覧物を仕分けして、部長さんのお宅へ届けてくれる手、そこからさらに仕分けて、各班の班長・当番さんのもとへ届けてくれる手、班長・当番さんが、班の最初のお宅へと届けてくれて回覧が始まります。この「わがまちまごめ」も、そのようにして各戸配布で、お手元に届きます。昔のような町のかたちや、住民同士のお付き合いの姿とはならないにしろ、歴史を経て今日まで続く回覧板です。もっとも身近なお知らせ手段としてだけでなく、隣近所をつなぐ役割もまだまだけなげに果たしてくれています。皆さん、どうぞ回覧板に皆さんの愛の手を添えてあげてください!
防災訓練にチャレンジ -梅田小学校防災訓練-
今年の三町会(臼田坂親和会・南馬込中和会・南馬込西一会)合同防災訓練はこれまでと趣向を変えて「防災運動会」のキャッチフレーズで、6月15日(日曜日)に梅田小学校で実施されました。消火器操作、バケツリレー、担架搬送など防災訓練としての本質を保ちながら内容にゲーム的な楽しさを加えたそうです。訓練当日は前夜の雨で校庭が使えず体育館での開催となりましたが参加者は総勢で160名を超え、お子さんの参加も例年より多い印象でした。あるお母さんから参加のきっかけはキャッチフレーズにあると伺った際にそのお子さんから「楽しかったー」のひとことがありました。防災運動会のねらいが子育て世代にもアピールできたことが感じられる場面でした。
笑顔で見守る“ハッピーちゃん”
中馬込宮ノ下町会の波田野惇さんの畑の道路際に今年から現われた、柘植の木で作られた大きな緑のハッピーちゃん。惇さんが毎年きれいに刈り込んで作られた柘植の木を見た町会の遊び心一杯の人が、ドラえもんみたいな木を見て、目(発泡スチロール)、手(軍手)を付け、頭に一本の枝を残しリボンを結び、右手には黄色い交通安全の旗を持たせ左手には5サイン!最初はちょっと驚いた人もいましたが、学校帰りの小学生はハッピーちゃんに向かって何やら声をかけていたので、「何を話していたの?」と聞いたところ〝ただいま”と言ったとのこと。学校帰りの一年生が会話をしているのを知り、びっくりと同時に製作者は、ほのぼのとした気持ちになりました。半年が経ち、通学している子ども達はもちろん、駅へ向かう人達にもだいぶ慣れ親しまれてきました。まだ会っていない方も、一度散歩がてらに会いに来ませんか。きっと気持ちがホッコリすると思います。
地域情報紙「わがまちまごめ」第136号(PDF:1,830KB)
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