地域情報紙「わがまちまごめ」第138号を発行しました!(令和8年3月1日)
ページ番号:839783476
更新日:2026年3月1日
138号の概要は次のとおりです。
・馬込の伝説 名馬 磨墨
・馬込のまちをきれいにしたい! 馬込クリーン大作戦
・「みんなで作ろう北一町会」を開催
・馬込情報
・編集後記
馬込の伝説 名馬 磨墨
「磨墨」とは、『平家物語』に登場する梶原源太景季の愛馬の名前です。馬込には、この磨墨の伝説があります。「墨をすったように真っ黒な名馬」が磨墨の名の由来です。今年はうま年。干支にちなんで、この伝説を探訪してみましょう。
大森駅行きの「臼田坂上」バス停のすぐ近くに、磨墨の墓といわれる「磨墨塚」(南馬込3―18―21)があります。いかにも古い塚らしい小高い盛り土の上には、明治33(1900)年に馬込村の有志による大きな石碑が建てられていて、碑には「正治二年五月十七日埋馬せりと云」と刻まれています。
この碑の南東側(馬込第二小学校へ下る側)を「駒落の谷」といい、磨墨が落ちて落命した谷とされています。また北西側(バス通りを越えた側)を「鐙谷」といい、磨墨の倒れた時に鐙がはね飛んで落ちた所、また磨墨を埋める時にその鐙を捨てた所ともいわれています。
南馬込四丁目(4と12の間)に「鐙坂」という坂道がありますが、大正13年ごろに行われた耕地整理で今の道幅となり、その名がつけられました。以前は幅三~四尺(1メートルほど)のあぜ道で、坂の下に道はなく田んぼでした。現在、荏原町方面行き「臼田坂上」バス停そばの急坂を、昔は「鐙坂」と呼んでいたそうです。少し離れていますが、鐙谷の坂ということで、磨墨の名を語り継ぐ馬込の人びとの思いが、坂の名にこめられているのではないでしょうか。
磨墨の物語は『平家物語』によると、次のように語られています。
源頼朝に命じられて京都へ向かう義経軍の中に、佐々木四郎高綱と梶原源太景季という若武者がいた。その頃、頼朝は、いけずき、磨墨という二頭の名馬を持っていた。いけずきを梶原がしきりに所望していたが、頼朝は「万一の時、自分が乗ろうと思っている馬だ。」と、梶原に磨墨を与えた。ところが佐々木が出陣の挨拶に来た時、頼朝は「いけずきを欲しがる者はたくさんいるのだが、それを承知の上で受け取れ。」と、いけずきを与え、佐々木はいけずきで宇治川を真っ先に渡ることを誓った。
義経軍は鎌倉を出発し、駿河の国に到着した。梶原が高台から、この中でも磨墨以上の優れた馬はいないと得意になって見ていると、いけずきらしい馬が目についた。それは誰の馬かと尋ねると、「佐々木殿の御馬です。」とのこと。梶原は怒り、「頼朝殿がそのおつもりなら、ここで佐々木と刺しちがえて、よい武者が二人死ぬことで、頼朝殿に損をさせてやろう。」と佐々木に声をかけた。
佐々木は「この人もいけずきを所望していたのだ。」と思い出し、「梶原殿が望んでもかなわなかったいけずきを私がいただけるわけがないと思って、鎌倉を発つ直前に、頼朝公のもとから盗んで参りましたが、いかがでしょう。」と答えると、梶原は機嫌を直して、「そうか、私も盗めばよかった。」と大笑いし、事もなく終わった。
その後、宇治川の合戦の折、佐々木と梶原の先陣争いとなる。最初、磨墨が先に進んでいたが、佐々木は「梶原殿、馬の腹帯がゆるんでいるようですぞ。」と声をかけ、梶原が確かめているうちにすっと抜き去って宇治川を渡り、先陣の名のりをあげた。
磨墨は、佐々木の機知で二番手となってしまいますが、見事に急流の宇治川を渡りきりました。二頭の名馬の活躍もさることながら、「名を惜しむ」鎌倉武士の意地の張り合いがうかがえる名場面です。
いけずき、磨墨の登場する場面は『平家物語』の中でもこれだけですが、後世に至るまで、人びとに強い印象を与えました。
磨墨塚のほかに馬込では、梶原源太景季の父、梶原平三景時が開基と伝えられる萬福寺(南馬込1―49―1)が、磨墨に縁ある寺院と伝えられています。山門近くに、名馬磨墨の像もあります。像の下の駐車場を使って、毎年秋に「するすみ祭り」が行われ、子ども動物園などの催しも開かれます。
また、「梶原屋敷」といわれ、萬福寺とともに『江戸名所図会』にも掲載されている、馬込城趾のすぐ前に、郷土博物館(南馬込5―11―13)があります。城趾は、今は何も痕跡が残っていませんが、湯殿神社を含む、背後の台地が本丸の跡といわれます。磨墨の活躍した時代のずっと後になりますが、後北条氏の下にあった梶原三河守の居城であろうと伝わっています。
磨墨塚から萬福寺、郷土博物館へと、名馬磨墨伝説ゆかりの馬込散歩を、春の一日、楽しんでみるのはいかがでしょうか。
馬込のまちをきれいにしたい! 馬込クリーン大作戦
令和7年11月11日に馬込小学校の3年生の子どもたちが、馬込のまちをもっときれいにしたいという思いから、通学路にある4カ所の公園などの清掃活動を行いました。
夏休み前頃から事前準備のため、学校運営協議会を通じて保護者の方々や学区域の各町会(馬込東三丁目町会、東馬込町会、南馬込西一会、中馬込宮ノ下町会)に協力依頼をし、実施されることになりました。
当日はおそろいの赤い校外活動用のハットをかぶり、3年生の4つのクラスごとに担当の公園を割り振り、たぬき山公園、南馬込一丁目児童公園、湯殿公園、宮ノ下児童公園、薬師跨線人道橋をそれぞれ清掃しました。時期的に枯れ葉がたくさん散っていましたが、子どもたちは一生懸命植え込みの間に体をこじ入れて枯れ葉やごみをできる限り拾いました。集めたごみはすべて学校へ持ち帰って重さを計ったそうです。
「みんなで作ろう北一町会」を開催
北馬込一丁目町会が、地域に一人でも多くの顔見知りを作ることを目標に、11月24日(月・振替休日)「北馬込わくわく公園」でイベントを行い、多くの来場者で賑わいました。
好天に恵まれ汗をかくような陽気の中、白バイの試乗、ピーポくんと記念写真、消防ポンプ車展示と子ども用の消火服試着、消火器噴射体験、トヨタモビリティ東京さんからはEV車の「災害時電源供給車」が来て炊出し(とん汁、ポップコーン、ピザ)、テント内の電源供給を行いました。ほかにスーパーボールすくいや射的、輪投げなどのゲームもありました。

地域情報紙「わがまちまごめ」第138号(PDF:4,613KB)
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