令和5年度「双盤念仏」特別公開を開催しました。

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更新日:2023年11月10日

「東京文化財ウィーク2023」にあわせて、今泉延命寺にて双盤念仏の特別公開が行われました。

江戸時代から続く双盤念仏は、双盤を打ちながら念仏を唱える引声念仏です。
今泉延命寺では太鼓1台と鉦4台を使って現在も演奏しており、東京23区で唯一「東京都無形民俗文化財(風俗習慣)」に指定されています。
今年度は、次世代への継承を目的に中学校での動画を用いた説明、小学校へのチラシ配布を実施し、お子さんの参加を募りました。

実施概要

日 時:令和5年11月5日(日曜日)14時から16時まで
場 所:今泉延命寺(大田区矢口2-26-17)
参加者:73名(内、こどもの参加:5人)
内 容:来賓挨拶、文化財に関する講話、双盤念仏演奏、演奏体験等 

当日の様子

第一部

第一部では、今泉延命寺の講堂にて開会挨拶と来賓祝辞・紹介から始まり、大田区教育委員会の学芸員による講話がありました。双盤念仏の歴史や文化財を守っていくことの大切さをお話しいただきました。その後、第二部で行う鉦叩き体験の予行演習として、リズムに合わせ、自分の手を叩いて練習を行いました。

第二部

第二部では、本殿に移動し、区長の来賓祝辞、演奏者紹介を行いました。今泉延命寺の住職による礼賛の後、今泉延命寺双盤講保存会による演奏が行われました。双盤念仏は全16曲で構成されており、全部で35分間の演奏となります。その後の鉦叩き体験では、一般参加したお子さんを始め、来賓の方まで多くの方が体験しました。体験が終わると、周りで見守っていた方々から口々に上手い!という声が上がっていました。

参加した皆さんの声

ご参加いただいた皆様にアンケート回答をご協力いただきましたので、一部ご紹介します。

●今回の特別公開はどうでしたか?の問いには、約93%の方が「とても良かった」「良かった」と回答されました。
●印象に残ったこと・意見・感想
・皆で鉦を強く打った時の響きがとても印象的でした。
・次世代への継承が大事と思いました。
・小学生や中学生の体験は大変上手でした。
・緊張したけど、演奏出来て良かったです。
・双盤の鉦の音を聞き、心がおだやかになりました。
・ぜひ長く続くことを願っています。

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