「大田の工匠」　加藤進平（有限会社マックスミュー）

加藤進平さん

成形研削　：　成形研削盤

プラスチック成形用金型部品

携帯のコネクタ、家電のコネクタ、パワーステアリングの油圧系部品加工等

1965年（昭和40年）から

【ワンポイントアピール】
汎用研削盤で複雑形状のプラスチック金型を高精度で成形研磨している。実際のメモリでは追えない数値（室温条件など）を加味して、厳しいリミットに納めている。材料も、使用する方向によって研磨加工の方法を変えたり、出来上がった製品の使い方を考えて加工している。これまで、50人以上の若手への指導に尽力し、人材育成に大きな貢献をしている。

【得意とする技術・技能】

• 寸法精度±0.001mmで加工する。加工する材料によっては、数十時間後に本来の寸法に納まるものがあるが、それを見越して研磨をする。
• 研削の状態を、ワークの温度、回転数、ハンドリング、火花の出方で判断する。
• 通常図面上では、加工できない場合も治具を自ら製作し、砥石も材料や製品形状に合わせて自ら成形する。
• 複数枚金型の加工では、メモリどおりに加工しては製品に凹凸ができるため、較差の範囲のどこを狙うか独自に設定している。
• 仕事は、2～3回で行っている工程を1回にするなど、常に工夫して「どうしたら楽にできるか」を考えて取り組んでいる。
• 溶接などの外注も行い、一括加工も行っている。

• 製品の分野、範囲が異なっても、「成型研磨」技術であれば指導ができる。
• 　「習うより、慣れろ」がモットー。