医療機器と医療材料
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更新日:2026年1月13日
お家にはいくつかの機器を持ち帰り、医療材料等を準備することになります。
代表的なものをまとめたので参考にしてください。
病院によって取り扱いが異なりますが、機器のほとんどは病院から医療費による「レンタル」となります。
小さな機器は家族が業者さんから「自費購入」するものもあります。
一部の機器は、所得の状況により日常生活用具の給付や、補装具費の支給対象となる場合があります。
日常生活用具の給付は、、在宅の障がい者(児)の日常生活を容易にするために、現物を給付する制度です。
補装具費の支給は、障がい者(児)の日常生活を容易にするための補装具の交付と修理に要する費用を支給する制度です。
制度の詳細は、日常生活用具の給付ページ、補装具費の支給のページ を参照するか、地域福祉課にお問い合わせください。
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日常生活用具で給付可能な機材
パルスオキシメーター
指や手足にセンサーを巻き付けて酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定するための装置。
上限下限の設定に応じてアラームが鳴ります。健康な人の酸素飽和度は96~99%と言われています。
吸引器
口腔内、のど(咽頭、喉頭)、鼻腔、気管、気管支等に溜まっている分泌物を体外に出します。
吸入器(ネブライザー)
痰を切れやすくするため等の目的で霧状になった水分や薬剤を吸入します。
福祉用具(補装用具の支給対象)
バギー型車いすと座位保持装置
市販のベビーカーでは座位の保持が難しいこどもの場合、また一緒に移動する機器が多い場合に通院や通所で大活躍します。
メーカーによりますが荷台が大きいと呼吸器・吸引器・酸素等を載せるのに便利です。
こどもの体に合わせてオーダーメイドのため、発注してから完成するまでに数か月かかります。
医療機器(給付・支給対象外)
人工呼吸器
気管切開をして使用する人工呼吸器療法(TPPV)と、気管切開をすることなく鼻マスク等を通して人工呼吸器を使用する非侵襲的人工呼吸器療法(NPPV)等があります。
在宅人工呼吸器にはバッテリーが搭載されており、携帯して外出することができます。
加温加湿器
気管に送る空気を加温加湿して、痰が固くなるのを防ぐために人工呼吸器に装着します。
より加湿の強い電熱線有タイプと無しタイプがあります。
カフアシスト(排痰補助装置)
自分で咳をしたり、うまく痰が出せない場合に使用する機械です。
原理は気道に陽圧をかけて肺に空気をたくさん入れた後に、陰圧で息を吐き出させることで、咳の介助(代用)をして、気道内分泌物を除去するのを助けます。
繰り返し使用することで、肺の機能を向上させ、感染による肺炎等の肺合併症の予防にもつながります。医療保険上、人工呼吸器を使用している人のみが対象となります。
酸素濃縮器
十分に必要な酸素を取り込めない場合に、室内空気より高い濃度の酸素を投与できる機器。
火元近くに置かないように配置に留意する必要があります。
任意の量の酸素を供給できるように設定できます。
3L器、5L器、7L器といったサイズがあります。
酸素ボンベ
酸素療法が必要で室内に酸素濃縮器を設置している場合も、外出の際は酸素ボンベを携帯します。
火元近くに置かないように配置に留意する必要があります。
バッグバルブ(アンビューバッグ)
鼻と口、気管口から空気・酸素を送り込むための手動の人工呼吸器具です。
人工呼吸器を一時的に外す場合や呼吸状態が悪い時等の緊急時に使用します。
小児用と成人用があり、成長に伴って見直す必要があります。
経腸栄養ポンプ
栄養剤等を正確かつ安定した速度で注入するために用いるポンプです。
初めて経腸栄養を開始するとき等、下痢や嘔吐等を起こしやすいような場合に投与速度や投与量を調節したりすることで症状を軽減することが期待できます。
なお、15歳以上の場合は医療保険上、定められた特定の栄養剤を使用する場合にのみ、使用できます。
医療材料・衛生材料(給付・支給対象外)
医療材料が不足する場合は、病院やクリニックに相談してください。
支給量の調整や医療機関から自費購入できることもあります。
経管栄養チューブ
カテーテルに繋ぎ、栄養を入れるためのチューブ。
医療機関から支給されます。
胃ろうボタンを利用している場合は、外来受診時、または訪問診療時に交換する場合があります。
気管カニューレ
気管切開をした際に、気道を確保するために挿入する曲管のことです。
気管カニューレは体になじみやすく耐久性のある素材で作られていますが、使い続けているうちに痰で閉塞しやすくなります。
閉塞予防のために月に1~2回程度、外来もしくは訪問診療での定期的なカニューレ交換が必要となります。
カニューレホルダー
入浴後等に毎日交換します。
気管カニューレの抜去やずれを防ぎ、顎に固定するための道具です。
肌が敏感でかぶれやすい子はいろいろなメーカーの製品を試したり、手作りのものを使用しています。
カテーテル
病院では感染予防のため使い捨てですが、在宅では気管用は1日1本目安、口鼻用は週1本が目安で不潔になる前に交換するのが一般的です。
吸引が終わったら、カテーテルについた痰をアルコール綿等で綺麗にふき取り、通し水をしっかり吸い上げてカテーテルの内側もきれいにし、蓋つきの容器で保管して次の使用に備えて清潔にしておきます。
その他にも導尿用のカテーテルもあります。
カテーテルチップ(シリンジ)
病院では使い捨てですが、在宅では問題なく使える状態であれば、数日繰り返し使用します。
栄養や、薬剤の注入等、用途により大きさが違うカテーテルチップを使用します。
繰り返し使用するとゴムが固くなったり、メモリが消えてしまったりします。
不足したら主治医に支給の相談をしてください。
人工鼻
気管カニューレの先端または呼吸器回路の途中にとりつけることで、鼻の代わりに呼気を加温・加湿し、ホコリを取り、気管や肺を保護するための器具です。
人工呼吸器と加温加湿器を使っている子が、外出の際に加温加湿器の代わりに使用する場合もあります。
加温加湿器を付けた状態で人工鼻を付けると目詰まりを起こし、窒息の危険があるため、絶対に併用しないでください。
聴診器
在宅では主に肺にきちんと空気が入っているか、左右同じように入っているか、痰の貯留音(ごろごろという音)がないか、経管栄養カテーテルの位置確認等のために使います。
メーカーにより大人用、小児用、乳児用、新生児用等、サイズが異なります。
蒸留水(または精製水)
人工呼吸器の加湿器に使います。
水道水だと不純物が人工呼吸器の破損を招いてしまうリスクがあるため、蒸留水(または精製水)を使用します。
Yガーゼ
気管カニューレ挿入部の皮膚を保護するために、カニューレに挟んで使用します。
清潔に保つため1日1回以上、交換します。気管カニューレ周囲が汚れていると、悪臭や周囲の皮膚トラブルのもとになります。
また、胃ろう部分の保護にも使用する場合があります。同じく1日1回以上交換します。
とれないようにテープで固定します。
アルコール綿
気管用吸引カテーテルを拭くために使います。
気管内に入れるカテーテルは特に注意を払って清潔を保ち、肺炎や感染症を予防します。
カテーテル保管容器と通し水容器
吸引カテーテルは蓋つきの容器で保管し、乾燥させることを基本とします。
100円ショップで販売されているもので十分です。
吸引後カテーテル内をきれいにするために吸い上げる通し水は蒸留水や精製水ではなく、水道水を使用します。
カテーテル保管容器(気管用、口用、鼻用)、通し水容器(気管用、口鼻用)はいずれも毎日洗って清潔にすることを推奨します。
お問い合わせ
電話:03-5744-1700
FAX :03-5744-1592




