特集展示「装飾品展 mini ~旅する古代ガラス~」のご案内
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更新日:2025年10月11日
ガラス玉の多くは海外からの輸入品!?
身を装い、飾る装飾品(装身具)には、時代や国、地域によって様々な種類があります。現代の私達もアクセサリーを身に着けますが、古代の装飾品は個人の趣向性で選ばれたものではありません。そこからは、呪術的な意味合いや集団的な帰属、身分の表象、交流関係などを読み解くことができるのです。
このミニ展示では、大田区の縄文時代、弥生時代、古墳時代の装飾品を取り上げます。特に、弥生時代以降に登場し、古墳時代まで流行する「ガラス玉」に注目します。実は、ガラス玉は国内では約60万点以上も出土があり、その多くは海外からもたらされた交易品です。
近年では、ガラスの材質や製作技法などの研究が進み、そのルーツや流通関係が少しづつわかってきました。大田区で出土している小玉は、どのような技法で作られ、どこから運ばれてきたのでしょう。直径数mmの小さな遺物から、悠久の古代に想いを馳せてみませんか。
展示風景
都立田園調布高等学校内遺跡の玉類
宝莱山古墳の玉類/慶応義塾大学民族学考古学研究室・当館蔵
実験で製作したガラス玉/横浜市三殿台考古館・個人蔵
会期
令和8年1月12日(月曜日・祝日)まで
開館時間
午前9時から午後5時まで
会場
郷土博物館 3階特集展示コーナー
入館料
無料
休館日
月曜日(ただし、休・祝日の場合は開館し、振替休館は行いません)
企画展展示替期間(11月25日~12月1日)
年末年始(12月29日~1月3日)
お問い合わせ
大田区南馬込五丁目11番13号
電話:03-3777-1070
FAX :03-3777-1283
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