令和6年能登半島地震と羽田空港における航空機事故を受けて(大田区長 鈴木晶雅)

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更新日:2024年1月4日

区民の皆様へ

 令和6年1月1日16時10分に能登半島で発生しました最大震度7の地震におきましては、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
 被災地では未だ、余震の心配もあり、また真冬の寒さもあることから、被災地の皆様はご不安、ご不便をお感じになりながらお過ごしと拝察いたします。被災地に思いを馳せ、私も大変心を痛めてございます。
 大田区といたしましては、被災地の一刻も早い復興につながるよう、最大限の支援に尽力してまいりたいと考えております。
 そして翌1月2日夕刻には、羽田空港C滑走路において航空機事故が発生いたしました。
 今回の事故は、能登半島地震における被災地支援に向かう海上保安庁の航空機と日本航空機の衝突事故であり、海上保安庁の職員5名がお亡くなりになられました。
 このことは大変残念であり、心よりご冥福をお祈りいたします。
 日本航空機の乗客・乗務員計379名全員の無事が確認されたことにつきましては、乗員の適切な判断による避難誘導及び乗客と連携した冷静な避難が着実に行われたものと思い、安堵しております。
 事故対応にあたっていただきました消防、警察をはじめとする全ての関係機関の皆様、医師会並びに搬送先の区内病院関係者の皆様におかれましては、ご尽力に心より感謝申し上げます。
 また、羽田地域をはじめとする区民及び空港を利用される皆様におかれましては、大変ご心配をおかけしております。
 羽田空港を有する地元自治体といたしましては、これまでも機会あるごとに空港の安全運用を国に求めてまいりましたが、この度の事故を受け、原因究明と事故の再発防止、そしてより一層の安全対策の徹底を強く要請してまいります。
 今後、首都直下地震や南海トラフ地震の発生をはじめとする危機管理事案が危惧されている中、今回の地震及び航空機事故について、私自身、73万区民の舵取りを行う区長として大変身の引き締まる出来事と捉えております。
 「令和5年大田区政に関する世論調査」におきましても、区の施策の中で、特に力を入れてほしいことを区民にお訊ねしたところ、「防災対策」(57.5%)が6割近くで最も高く、2番目が「防犯対策」(55.0%)となっております。これは、区民の安全・安心を求める思いが強いことと受け止めております。
 大田区といたしましては、区民の生命、財産、生活を守り誰もが安心して心穏やかな日々を送ることができるよう、引き続き安全安心な大田区の実現に向けて万全を期していく所存でございます。
 これからも災害をはじめとした危機管理対策に一層力を入れてくことをお誓いし、新年の私からのメッセージとさせていただきます。