おおた区報WEB版 平成29年7月11日号〔トップページ・特集〕

更新日:2017年7月11日

特集

《ものづくりのまち》 おおたの未来は私たちがつくります

《ものづくりのまち》おおたの未来は私たちがつくります

 大田区が誇る独自の技術や開発力を次世代に伝えるためには、後継者を育成していかなければなりません。
 このような中ものづくりの現場の魅力に触れ、夢を抱いてものづくりの世界に飛び込む若者たちがいます。

國廣純平(くにひろ じゅんぺい)さん(18歳)
職場体験で匠の技にくぎ付けに

國廣純平さん 入社して2か月。今はどうすれば複雑な形の素材をうまく切断できるのか、毎日が工夫と発見の連続です。また機械を整備したり、社内の掃除をして働きやすい環境を整えることの大切さも実感しています。
 会社との最初の出会いは中学校の職場体験。たった3日間でしたが、いびつな形から自在に金属を切り出す見事さ、美しさ、職人さんの信念を持った仕事ぶりが忘れられず、六郷工科高校に進んだ後、迷わず就職を希望しました。製作する試験片(テストピース)は、日本を代表するメーカーの研究や開発を支えています。こうした日本の匠ならではの加工技術を私たち若い世代が継承し、発展させて、世界から仕事を受注していくのが夢です。

西銘佑梨(にしめ ゆり)さん(24歳)
ものを作ることで人の役に立ちたい

西銘佑梨さん 手先を動かすことが好きで製造業への就職を考えている時、下町ボブスレーなどを通じ大田区の企業に興味を持ちました。おおたオープンファクトリーへ参加した際には、職人さんが丁寧にアドバイスをくださり、人と人とのふれあいなどたくさんの収穫がありました。
 現在の仕事は検査。最初は図面の見方もわかりませんでしたが、先輩は自分で考えるチャンスをくれますし、会社の制度を利用し超音波探傷試験レベル2の資格も取得することができました。最近は素材や形状の異なる材料ごとに工夫する面白さを感じています。現場に女性は一人ですが更衣室なども整備され、性別は気になりません。切削や加工も覚え、自分らしく働きながら、ものづくりを通じて人の役に立ちたいです。

株式会社昭和製作所(大田区大森西二丁目17番8号)
舟久保 利和 代表取締役社長

舟久保 利和 代表取締役社長 5年前から新卒採用を始め、現在40名中11名が10から20代。社内が活気づきました。とまどいのあったベテランも、今では若手を育てる必要性を理解し協力してくれます。私自身、下町ボブスレーに参加して自ら動けば未来が拓けることを学びました。彼らは即戦力ではありませんが、大切なのは明日より遠くを見る目。魅力的な人間を育てることで、創業60年の技術力を土台に、さらに社会に貢献できる会社になっていくと信じています。

【体験しよう!】ものづくり最前線

大田の工匠 Next Generation展2017

さまざまな技術を体験できます8月2日(水曜日)から13日(日曜日) 午前10時から午後9時

 大田区が誇るものづくりの世界に触れることができます。将来を担う優秀技術者の紹介や受賞者による技術体験ライブなど。お子さん向けの催しもあるので、お気軽にお立ち寄りください。

会場:グランデュオ蒲田3階東西連絡通路
問合先:(公財)大田区産業振興協会 電話:03-3733-6476 FAX:03-3733-6459 

<今年も開催!>おおたオープンファクトリー

11月25日(土曜日)から12月2日(土曜日)

 区内町工場の一斉公開。工場見学やワークショップを通してものづくりの魅力を体感できます。
詳細は大田観光協会ホームページをご覧ください。

「おおたオープンファクトリー」と検索

問合先:大田観光協会 電話:03-3734-0202 FAX:03-3734-0203

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