おおた区報WEB版　令和3年4月11日号〔トップページ・特集〕

　近年、自転車を狙った盗難事件が、区内で多く発生しているのをご存じですか。うっかり鍵をかけ忘れるなど、気を付けないとあなたがその被害者になることも。盗難を未然に防ぐために、犯罪の傾向から対策を見直すきっかけにしましょう。

　区内で発生する盗難認知件数は年々減っていますが、依然として都内ワースト2位です。令和2年の刑法犯認知件数が4,084件に対し、自転車盗はその約4割と高い割合を占め、区内でも多発している犯罪です。

• 令和2年　1,479件（都内ワースト2位）
• 令和元年　2,073件（都内ワースト1位）
• 平成30年　2,146件（都内ワースト2位）

出典：警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」

• していなかった　約56パーセント
• していた　約44パーセント

• 住宅　約40パーセント
• 道路上　約31パーセント
• 駐輪場　約25パーセント

出典：警視庁「犯罪発生情報(年計)」

　違う種類の鍵を2つ以上付けると、犯行に時間がかかるため、盗難を防止する効果が期待できます。

警視庁蒲田警察署　生活安全課長　臼杵輝明(うすきてるあき)さん

　蒲田警察署管内では、自転車盗難被害が都内で最も多く発生しており、深刻な状況にあります。自転車盗は、れっきとした窃盗犯罪です。警察では、駐輪場への防犯カメラ設置・増設を要請しているほか、職務質問を行い、盗まれた大切な自転車を持ち主に返還するための取り締まりをしています。
　自転車の盗難を防ぐためには「無防備に路上駐輪しない」「自宅やマンションの駐輪場でも必ず鍵をかける」「短い時間でも必ず鍵をかける」「二重に鍵をかける(ツーロック)」「防犯カメラや人感センサーなどを積極的に導入する」などの対策をして絶対に盗ませない環境を整えましょう。
　区民の皆さんと行政が一体となり、「安全安心なまち、大田」の実現のために、より良い環境づくりを推進していきましょう。

都市基盤管理課交通安全・自転車総合計画担当　電話：03-5744-1315　FAX：03-5744-1527