食肉市場(芝浦と場)

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更新日:2022年5月9日

 皆さんが毎日のようにおいしく食べているお肉は、どこで作られていると思いますか?
 牧場や養豚場で育てられた牛や豚は、「と場」で食肉解体(と畜解体)され、食肉市場でセリにかけられ、仲買人などを通してお肉屋さんやスーパーの店頭に並びます。

 東京にも、「と場」があります。

 JR品川駅東口のそばにある東京都中央卸売市場食肉市場(芝浦と場)は、都民に食肉を供給する大切な役割を担っています。
 昭和11(1936)年12月に、それまで都内各地に点在していたと場を合併し、当時はあしが茂る埋立地に作られました。

 芝浦と場では、戦前から現在に至るまで、私たちに安全でおいしいお肉を提供しています。

 にもかかわらず、食肉処理に従事する人々に対する人権侵害が起きています。
 江戸時代以前にはと畜解体の仕事が部落差別(同和問題)と深く係わってきたという歴史や、食肉や「と場」に対する「ケガレ意識」などの誤った観念から、食肉市場で働く人に対する強い偏見・差別が残されている現実があります。

東京都中央卸売市場 食肉市場・芝浦と場のホームページはこちらから(東京都中央卸市場のホームページに遷移します)

お肉の情報館

 と場の内部見学は、自由にはできません。食肉市場や、と場のことを知って頂くため、と場の業務・役割の紹介、肉の生産・流通の紹介、食肉市場・と場に対する偏見や差別の解消などを、区民の皆さんに解説するために、食肉市場内に「お肉の情報館」があります。「お肉の情報館」は、平日の午前10時から午後6時まで見学が可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。(「お肉の情報館」案内 ホームページ)

〇見学した区民の声

  • 身近な場所にあるのに、初めて話を伺い、見学させていただきました。芝浦の食肉市場の果たす役割がこんなにも大きいとは知らずにいました。汗を流し、体を張って消費者のために「食」の安全を守る職員の姿勢に感銘を受けました。
  • 食肉処理過程は思ったより清潔で、臭いも少なく、流れ作業の工場を思わせるものでした。かなり暑いという面で作業環境はよくありませんが、職人技が必要とされていることに誇りを持っていることが理解できました。
  • 食肉作業の現場をはじめて見学しましたが、作業場内が清潔で作業が効率的に行われていることに驚きました。
  • 私たちは、生きるために牛や豚の肉を食べている。それなのに、牛や豚を食肉として食べるために解体処理している人たちが差別を受けていることを知って、怒りを感じた。

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