平成27年度 新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会 開催報告

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更新日:2021年4月1日

平成27年11月18日(水曜日)に、平成27年度大田区新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会を開催しました。当日は国会議員や都議会議員をはじめ沿線自治体の関係者及び区民など、約300人が来場し、新空港線「蒲蒲線」の早期整備にむけた気運の醸成が図られました。当日の概要は以下のとおりです。

1 新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会 樋口会長挨拶
【要旨】
・区民協議会は、区民を中心に新空港線「蒲蒲線」整備を推進、応援していくことを目的として発足し、今年度で8回目の開催。
・現在、JR蒲田駅・東急蒲田駅と京急蒲田駅間の約800mが鉄道で結ばれていないことにより、区内での移動が大変不便な状況。
・今年度末には国の新たな答申が出されると聞いており、本日は、協議会として初めてとなる決議をし、新空港線への思いを強く示す。

2 来賓挨拶
【石原宏高衆議院議員 挨拶要旨】
・今後羽田空港の発着回数が増える中、空港からのアクセスが重要。
・国の立場からもしっかりと応援していきたい。需要が増える羽田空港のアクセスの改善となる蒲蒲線の推進に全力をつくしたい。
・皆さんの情熱をこの事業に入れていただきたい。

【松原仁衆議院議員 挨拶要旨】
・新空港線は、夢のある未来をつくる起爆剤と考えている。
・東京の国際競争力の強化のため、大田区だけの繁栄ではなく、周辺地域全体の繁栄をめざし、この事業は行われる。
・大田区の30年間の夢である蒲蒲線の達成のために、国土交通省も全力で皆さんと取り組むことを誓う。皆さんと共に頑張っていきたい。

【高野豊島区長 挨拶要旨】
・大田区と豊島区が一本の電車で結ばれれば、豊島区から羽田空港や蒲田への所要時間は大幅に短縮され、空港アクセスは格段に向上する。
・平成25年3月に、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が開始してから、池袋を含め沿線各駅で乗降客数が増加するなど、まちの賑わいに貢献している。
・新空港線「蒲蒲線」の実現により、大田区と豊島区だけでなく東武東上線、西武池袋線の沿線地域の発展にも寄与することになり、東京都全体にとっても良い効果をもたらすこととなる。

【上島世田谷区議会議長 挨拶要旨】
・世田谷区と大田区は、環状八号線沿いを鉄道で整備しようと長年取り組んでいるエイトライナーを促進する盟友。
・今年度末には、新たな答申が出される予定であるため、新空港線「蒲蒲線」とエイトライナーの双方にとって、これから大変重要な時期となる。
・新空港線を通してネットワークが広がることで、お互いの区のさらなる発展につながるものと確信している。

3 顧問挨拶
【松原大田区長 挨拶要旨】
・今年はこれまでも御協力いただいている沿線の関係区に加え、埼玉県の自治体にも出席していただき、改めて新空港線に対する沿線からの期待を感じている。
・新空港線は区民や関係団体、沿線自治体の協力が必要不可欠。
・答申において高い評価をいただき、来年度は確実に事業として実現させたい。

【松本大田区議会副議長 挨拶要旨】
・新空港線は、区内の東西交通分断の解消だけでなく、災害時や緊急時の迂回・代替ルートとなり、都市機能の維持にも必要不可欠な路線。
・大田区はもとより、東京の西部地域および埼玉方面と広域的に便益をもたらす新空港線「蒲蒲線」の整備促進のために、昨年3月、大田区議会として、東京都知事宛てに意見書を提出した。
・区議会も、区長と共に車の両輪として、一致団結し整備促進に向けて積極的に取り組みたい。

4 活動報告(資料2)
【要旨】
・今年度は15年に1度の答申が出されるチャンス。次期答申の発表に向け、新空港線にとって重要な時期となる。
・今年度、区内の気運を醸成するため、様々な啓発活動を行った。
・新空港線は計画、事業内容、費用面の深化を十分に図っており、整備着手をする準備が整っている。
・新空港線の一日も早い実現に向けて全力で取り組んでいきたい。

5 講演 『新空港線「蒲蒲線」の経済波及効果』(資料3、4)
講師:関西大学名誉教授 宮本勝浩 氏
【要旨】
・経済効果とはトータルで動いたお金の大きさのこと。その算出にはデータが大事。
・直接効果というのは新空港線の建設する時の投資効果と新空港線を利用する人たちの消費効果。
・新空港線の需要が減らないと考える理由の1点目は東京への人口集中。2点目はリニア新幹線の開通に伴うもの。
・テーマパークやデパートは出来た時をピークに人員が減るが、新空港線についてはどんどん人が増えていくと考えている。
・消費者の利用というのは、通勤、通学、ビジネス等の利用。通勤、通学は年間980万人程度で約53億円の経済効果。
・買い物・観光利用者は年間368万人程度で、東京都全体で約216億円の経済効果。
・ビジネス利用は年間約96万人で約38億円の経済効果。
・羽田空港利用者の効果が約11億円。
・新空港線の利用者(通勤、ビジネス、観光、空港利用者)による消費支出額は約318億円。建設費と合わせ、直接効果の総計は約1,398億円。
・東京都では、直接効果、一次波及効果、二次波及効果を合わせて約2,385億円。これは初年度のみで2年目からは利用者だけの経済効果になる。
・大田区では、直接効果、一次波及効果、二次波及効果を合わせて約1,428億円の経済効果になる。

6 新空港線(蒲蒲線)標語・絵画コンクール表彰式

新空港線(蒲蒲線)標語・絵画コンクールの入賞作品、表彰式の様子はこちら

7 協議会決議(資料5)

平成27 年度 大田区新空港線「蒲蒲線」整備促進区民協議会の様子

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