地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年4月14日)

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更新日:2026年4月14日

地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年4月14日)

 委員の皆様、おはようございます。
 4月に入り、新年度が始まりました。
 大田区では桜が見ごろとなり、皆様方におかれましても、お花見にお出かけになられたことと存じます。
 先月29日に、矢口地区の二十一世紀桜まつりに、今月5日には、馬込文士村大桜まつり参加させていただきました。
 地域の皆様と春を感じることができますことを、大変嬉しく思っております。
 なお、区政を運営する職員の体制についてでございますが、4月1日付けで、幹部職員、一般職員を併せ900名を超える職員に適材適所を念頭に異動の発令を行いました。
 この1年間、新たな体制で、よりよい区政運営に取り組んでまいります。
 引き続き、大田区の未来に向けた区政運営にご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは、区政の動きについてお話させていただきます。

1  令和8年第1回区議会定例会の報告について  

 2月13日から3月25日までの会期で第1回区議会定例会が開催されました。
 この定例会におきまして、令和8年度各会計予算案、令和7年度各会計補正予算案、条例案などをご審議いただき、原案のとおり可決していただきました。
 はじめに、令和8年度予算でございますが、「住み続けたいまちNo.1へ 暮らしに寄り添い 笑顔と心をつなげていく予算」と位置づけ、予算を編成しました。
 次に、令和7年度各会計補正予算でございますが、状況の変化に速やかに対応するための予算及び、不用額精査や執行努力、一般財源の伸びにより生まれた財源を活用し、財政の持続可能性を確保するための予算などを計上しました。
 条例につきましては、大田区公契約条例などを制定し、大田区大森北四丁目複合施設条例などの改正をいたしました。

2 おおたの窓口2.0の推進について

 区は、「行かない」「書かない」「待たない」「回らない」窓口の実現をめざす「おおたの窓口2.0」を推進しております。
 この取組は、新たな窓口拠点の設置、本庁舎窓口の機能拡充、特別出張所の機能更新など、行政手続き環境を刷新し、誰もがストレスなく利用できるスマートな窓口サービスへと進化させるものでございます。
 令和8年度は、その第一段階として、具体的な取組に着手してまいります。
 おおたの窓口2.0による一体的な取組を進めることにより、区民の皆様が目に見える形で利便性やサービス品質の向上を実感できる環境を整備し、ひいては「住み続けたいまちNo.1」を実現できるよう、全力を尽くしてまいりますので、皆様、引き続きご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

3 大田区と株式会社三井住友銀行との「SDGsの推進に関する連携協定」締結について

 先月3月12日、大田区は株式会社三井住友銀行と、SDGsの推進に関する協定を結びました。この協定は、区と銀行がそれぞれの強みを持ち寄りながら、地域の課題解決や、よりよいまちづくりを進めていくためのものです。
 例えば、SDGsの考え方を広く知っていただく取組や、区のSDGs認定制度に参加している皆さまの取組を支え、その広がりにつなげてまいります。
 これまでも、三井住友銀行とは、さまざまな取組を通じて連携を重ねてきましたが、今回の協定により、その関係をさらに一歩進めることとなります。今後は、この連携を生かしながら、地域の皆さまとともに、より暮らしやすく、将来にわたって続いていくまちづくりにつなげてまいります。

4 第9期大田区男女共同参画推進プランの策定について

 区はこれまで約50年間にわたって、男女共同参画社会の実現に取り組んでまいりました。
 近年、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法などの法整備が進んだ一方で、賃金や雇用形態、家事・育児の負担において男女間の格差は依然として存在し、少子高齢化やひとり親家庭が抱える困難など、様々な問題と絡み合って、複雑な社会的課題となっています。
 こうした社会情勢や区民の皆様の意識の変化、近年の国等の動向を踏まえ、課題解決に向けてより効果的な施策の検討・推進を図るため令和8年3月に、「第9期大田区男女共同参画推進プラン」を策定しました。
 本プランでは、基本理念を「誰もがお互いを尊重し 自分らしく輝けるまち 大田区 ~地域みんなで男女共同参画のまちづくり~」としております。
 地域の皆様におかれましては、男女共同参画の推進に、より一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

5  大田区文化芸術推進プランの策定について

 今後の区における文化政策の指針となる、文化芸術推進プランを策定いたしましたので、ご報告いたします。
 私は区長に就任して以後、区民の皆様が、創造性や生きる力を持ち、心豊かに暮らすために、「文化芸術」をキーワードに取り上げてまいりました。
 この度の文化芸術推進プランでは、文化芸術を「社会課題の解決へのアプローチとして活用できる、総合政策」として位置付けております。様々な分野との連携が新たな課題解決の一助となることを期待したもので、施策の大きな柱の一つとしております。
 また、全ての区民が文化芸術活動を創造し、享受することを文化権と表現し、区民の皆様が持つ生まれながらの権利であると改めて明確にいたしました。
 今後、様々な分野との連携を強化して、文化芸術が皆様の暮らしの中で自然に活用されているような地域になるよう取り組んでまいりたいと考えています。

6 おおた健康プラン(第四次)の策定について

 区民の皆様の健康を支える「おおた健康プラン第四次」を令和8年3月に策定しました。
 新しい計画では、「誰もが生涯にわたって健康で生きがいを持ち、いきいきと暮らせるまちをつくります」を計画理念に掲げ、「健康寿命の延伸」、「主観的健康感の向上」を目指します。
 「主観的健康感」は、自分自身の健康状態を主観的に捉えたものであり、主観的健康感が高い状態とは、「自分は健康であると感じる」ことを指し、新たに位置付けた目標です。「主観的健康感の向上」のためには、心身の健康に加え、生きがいを感じることや社会とのつながりなども大切です。
 そのため、新しい計画では、「生涯を通じた心身の健康づくり」をこれまで以上に拡充するとともに、「健康を支えるための環境づくり」にも取り組み、社会とのつながりを強化してまいります。
 区民の皆様に、「自分は健康である」と実感いただけるよう、「おおた健康プラン(第四次)」に基づき、区の健康施策を着実に推進してまいります。

7 みどり基金について

 本区ではみどりの取組を計画的・継続的に推進していくため、みどり基金を創設し、令和7年11月より寄附の受付を開始しております。
 受付開始後は、基金の趣旨にご賛同いただきました法人・個人の皆さまより、令和8年2月末日時点で約620万円のご寄附をいただいております。
 基金によるみどり事業の推進により、区民、事業者、行政がそれぞれに連携して、みどりを守り、創り、育むことを促進し、かけがえのないみどり豊かな美しいまちの実現につなげてまいります。
 引き続き、みどり基金へのご寄附のご協力をいただけますと幸いです。

8 資源プラスチック回収事業について

 区内全域でプラスチックの分別回収を開始してから1年が経ちました。昨年度の開始当初、4月の回収量は約350トンでしたが、月を追うごとに徐々に回収量も増え、先月は約454トンにまで増加しました。昨年度1年間の回収量は約5,049トンでした。仮に分別回収をしていなければ、これらが全てごみとして燃やされていたことになりますので、プラスチックの分別回収がごみの減量に大きく寄与していることがお分かりいただけるかと思います。地域の皆様による多大なご理解とご協力のおかげをもちまして、本事業が環境施策における重要な柱の一つになったものと考えており、この場をお借りし、改めて厚く御礼申し上げます。
 昨年度、区が実施した区民意識調査では88.3%の方がプラスチックの分別を行っているとの回答をいただきました。男性、女性とも年代が上がるにつれて分別をしている方の割合が高くなる傾向がありましたが、10代、20代では、プラスチック分別回収自体を知らない、分別をしていないと回答した割合が、男性で25.6%、女性では31.7%と他の世代よりも高い傾向がございました。今後、若者が多く集まるイベントでの情報発信や、デジタル媒体の活用など、若年層への働きかけを強化し、プラスチックの分別行動の定着と回収量の着実な向上を図ってまいります。

9 海舟だより第26号及び勝海舟記念館企画展「海舟と蘭英~海軍伝習にみる外国交流~」開催について

 勝海舟記念館より、企画展「海舟と蘭英~海軍伝習にみる外国交流~」開催のお知らせです。
 ペリー来航後、海軍力強化の必要に迫られた江戸幕府は、安政2(1855)年にオランダの支援を受けて、長崎海軍伝習所を設けました。海舟は開国以前から蘭学に取り組んでいましたが、伝習生として本格的な西洋式海軍技術を学ぶのは、長崎での経験が初めてでした。
 その後、咸臨丸での渡米経験を経て、日本国内の融和を果たすために海軍振興が不可欠であると考えた海舟は、自ら海軍を指導する立場となっていきます。幕府瓦解の年である慶応3(1867)年に江戸で従事することとなったのは、イギリス人海軍教師を招いて幕府海軍の増強を図り、成就させることでした。
 本展では、長崎と江戸での海軍伝習に関する資料などから、海舟が果たした役割やオランダ・イギリスとの関係性を紐解き、海舟が国際的知見を備えるに至った経緯の一端を詳解してまいります。
 会期は8月16日 日曜日まで、会期中に学芸員のギャラリートークを2回実施します。ご予約不要で入館料のみでご参加できます。是非ご来館ください。
 当記念館は、令和元年9月7日の開館以来、地域の皆様や関係団体様のご支援ご協力のおかげで、先月に入りまして入館者数が10万人を達成しました。達成を記念しまして、3月20日 金曜日から3月22日 日曜日の3日間、無料開放いたしました。
 無料開放期間中は、2,000人を超える方々にご来館いただきました。初めてご来館いただいた方も多く、中には展示内容の充実さに驚かれる方もいらっしゃいました。
 来年は大河ドラマ「逆賊の幕臣」もスタートし、勝海舟が注目されます。当記念館では引き続き「等身大の勝海舟」を描いていけるよう、調査研究を進めてまいります。

以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。