手足口病

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更新日:2019年11月27日

手足口病は、夏から秋にかけて子どもたちの間で流行する感染症です。
患者の約9割は、6歳以下のお子さんです。
手洗いや咳エチケットを行い、感染を予防しましょう。

区内の感染症の発生状況を毎週更新しています。手足口病についても掲載しております。

手足口病とは

 手足口病は、口や手のひら、足のうらに小さな水ぶくれのような発疹ができる病気で、乳幼児に多くみられます。7月をピークに、5月から9月にかけて流行します。

原因及び感染経路

 コクサッキーウイルスA群あるいはエンテロウイルス71型が主な原因です。エンテロウイルス71型が原因の場合、髄膜炎や脳炎の合併症を起こしやすいといわれています。
 感染経路は、手足口病にかかった人の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを浴びての感染(飛まつ感染)や、水ほうや便に含まれたウイルスが主に手を介して口などに入って感染(経口感染)します。

症状

 感染から3~5日の潜伏期の後、軽い発熱と食欲の低下で始まります。発病から1~2日経つと、口の中、手のひらや足の裏などに、かゆみのない直径2~3mmの水疱性発疹が現れます。お尻やひざ、腕にできることもあります。のどの痛みを伴うこともあります。
 一般的に軽症で、1週間程度で治りますが、まれに、髄膜炎、脳炎、心筋炎などを合併することがあります。
 症状が治まったあとも、2~4週間便などにウイルスが排泄されます。

対応策

 予防のためのワクチンはありません。外から帰った後、食事の前、トイレの後やオムツ交換の後などの手洗いが大切です。
 手足口病にかかった場合には、健康状態の観察、水分補給、栄養補給を心がけましょう。口の中が痛む場合は、食べやすい食事の工夫も大切です。

その他

 手足口病は、「学校保健安全法」で出席停止について明記された疾患ではありません。
 症状がおさまった後もウイルスが排出される可能性がありますが、その期間すべてを欠席にするのは現実的でなく、患者さんの体調によって判断することが望ましいといえます。

関連リンク

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