うつ病について

ページ番号:763881524

更新日:2024年3月18日

うつ病とは

 うつ病は、気分がひどく落ち込んだり、何事にも興味を持てなくなったりして、日常生活に支障をきたす病気です。国内調査によると、15人に一人はうつ病を経験したことがあるといわれており、女性は男性の2倍程度うつ病になりやすいといわれています。また、うつ病が悪化すると自殺の危険も高くなります。
 早期にきちんと治療することで回復が期待できる病気です。まずはうつ病を正しく知り、うつ病に早めに 「気づく」 ことが大切です。

うつ病を疑うサイン

以下のようなサインがあります。

■ 自分が気づく変化
 1. 悲しい、憂うつな気分、沈んだ気分
 2. 何事にも興味がわかず、楽しくない
 3. 疲れやすく、元気がない(だるい)
 4. 気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
 5. 寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
 6. 意欲がなくなる
 7. 人に会いたくなくなる
 8. 夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
 9. 心配事が頭から離れず、考えが堂々めぐりする
 10. 失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
 11. 自分を責め、自分は価値がないと感じる   など

■ 周囲が気づく変化
 1. 以前と比べて表情が暗く、元気がない
 2. 体調不良の訴え(身体の痛みや倦怠感)が多くなる
 3. 仕事や家事の能率が低下、ミスが増える
 4. 周囲との交流を避けるようになる
 5. 遅刻、早退、欠勤(欠席)が増加する
 6. 趣味やスポーツ、外出をしなくなる
 7. 飲酒量が増える    など

うつ病はどうしておこるの

 職場のストレスや家庭のストレス、喪失体験(役割や親しい人を失う)、慢性の病気など、様々な生活体験がうつ病のきっかけになります。これらの体験と、個人の性格や行動様式が相互に関連し、一部の人がうつ病になります。
 うつ病になりやすいのは、几帳面で真面目、責任感が強い人といわれていますが、これは大部分の日本人に共通した特徴です。これらが人並み以上に強い場合や考え方に柔軟性が乏しい場合などはストレスを受け止めやすく、結果的にうつ病になりやすいと言えます。

うつ病にならないために

○ 毎日の小さな苛立ちに対しては、スポーツ、趣味、レジャーなどのストレス解消法が有効です。
  自分にあったストレス解消法をみつけましょう。
○ 少し深刻な問題に対しては、次のようなストレス対処法が有効です。
  ・問題を整理して、解決のための選択肢を考えてみましょう。
  ・自分の手に余る問題については、誰かに相談しましょう。
  ・事故や失敗など起きてしまったことについては誰かに話して気持ちを整理し、これからのことを考えましょう。
  ・できるだけ前向きに考えましょう。
○ 健康は何をするにも基本になります。体調不良の場合は早めに休養をとり、医師などに相談してください。 

うつ病自己チェック

■チェック項目

utugazou3

○上記の5つの項目のうち、2項目以上が2週間以上ほとんど毎日続いていて、そのためにつらい気持ちになったり、毎日の生活に支障が出たりしている場合、うつ病の可能性があります。
○この他、眠れなくなったり、食欲がなくなったりすることもあります。

 
 参考:厚生労働省地域におけるうつ対策検討会 「うつ対策推進方策マニュアル」 

うつ病が疑われたら

「心療内科」「精神科」「メンタルクリニック」 などを標榜している医療機関、または下記相談窓口にご相談ください

うつ病といわれたら

 うつ病は早期発見、早期治療で回復が期待できる病気ですが、うつ病を経験した方の4分の3は医療を受けていなかったことが、調査で明らかになっています。適切な治療が受けられない場合、うつ病を繰り返したり、慢性の経過をとることがあります。
 うつ病と診断されたら、専門医のもとできちんと治療を受けることが大切です。 休養、薬物療法、心理療法が治療の3本柱です。

相談窓口

相談窓口はお住まいの地域を管轄している保健所地域健康課です。
事前に予約が必要な場合もありますので、下記までお問合せください。

■大森地域健康課 健康事業係
  大田区大森西一丁目12番1号  大森地域庁舎
  電話:03-5764-0662
  FAX :03-5764-0659
  メールによるお問い合わせ
土日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)の対応は致しかねますので、予めご了承ください。

■調布地域健康課 健康事業係
  大田区雪谷大塚町4番6号  調布地域庁舎
  電話:03-3726-4147
  FAX :03-3726-6331
  メールによるお問い合わせ
土日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)の対応は致しかねますので、予めご了承ください。

■蒲田地域健康課 健康事業係
  大田区蒲田本町二丁目1番1号  蒲田地域庁舎
  電話:03-5713-1702
  FAX :03-5713-0290
  メールによるお問い合わせ
土日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)の対応は致しかねますので、予めご了承ください。

■糀谷・羽田地域健康課 健康事業係
  大田区東糀谷一丁目21番15号  糀谷・羽田地域庁舎
  電話:03-3743-4163
  FAX :03-6423-8838
  メールによるお問い合わせ
土日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)の対応は致しかねますので、予めご了承ください。

令和6年4月1日から精神保健福祉に関する相談窓口は下記へ変更になります。
 大森地域福祉課 障害者地域支援担当 
 精神障害者支援・難病医療費助成(こころの健康相談)
 大田区大森西一丁目12番1号 大森地域庁舎
 電話:03-6436-8750
 FAX:03-5764-0659

 調布地域福祉課 障害者地域支援担当 
 精神障害者支援・難病医療費助成(こころの健康相談)
 大田区雪谷大塚町4番6号 調布地域庁舎
 電話:03-6425-7555
 FAX:03-3726-5070

 蒲田地域福祉課 障害者地域支援担当 
 精神障害者支援・難病医療費助成(こころの健康相談)
 大田区蒲田本町二丁目1番1号 蒲田地域庁舎
 電話:03-6424-5040
 FAX:03-5713-1509

 糀谷・羽田地域福祉課 障害者地域支援担当 
 精神障害者支援・難病医療費助成(こころの健康相談)
 大田区東糀谷一丁目21番15号 糀谷・羽田地域庁舎
 電話:03-6423-8892
 FAX:03-6423-8838

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader のダウンロードへ

Get Adobe Acrobat Reader