地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和7年12月9日)
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更新日:2025年12月9日
地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和7年12月9日)
委員の皆様、おはようございます。
今年、最後の地域力推進会議でございます。早いもので今年も余すところあとわずかになりました。年末に向けてお忙しくなる中、ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは、区政の動きについてお話させていただきます。
1 令和7年第4回区議会定例会の報告について
第4回区議会定例会が11月26日から12月5日までの会期で開催されました。
今定例会におきまして、令和7年度大田区一般会計第4次補正予算案、条例案などをご審議いただき、原案のとおり可決していただきました。
補正予算でございますが、豪雨対策の充実に資する予算を計上いたしました。
条例につきましては、大田区ふれあいはすぬま条例の改正などをいたしました。
このほか、大田区立新井宿福祉園改築その他工事請負契約などについて、可決していただきました。
2 「令和7年大田区政に関する世論調査」の協力お礼について
「大田区政に関する世論調査」の概要がこの度まとまりましたので、ご紹介させていただきます。
本調査は、今回で41回目の実施となります。調査対象は18歳以上の外国人を含めた区内在住の方から、無作為に4,000人を選ばせていただき、ご回答をお願いしました。お忙しい中、多くの区民の皆様にご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。
調査結果では、86.0%の方が大田区に住み続けたいと回答しており、いわゆる『定住意向』は8割半ばとなっています。『暮らしやすいと感じている』は80.6%で、8割となっています。
区政で特に力を入れてほしい施策要望では、上位5位までは、「防犯対策」、「防災対策」、「児童福祉」、「保健・健康」、「高齢者福祉」の順となっています。
調査の結果は、今後の区政運営のための基礎資料として活用してまいります。
3 民生委員・児童委員 一斉改選のご報告について
今年は、3年に一度の一斉改選の年でございます。任期満了に伴い、新たに470名が委嘱されました。12月23日には、委嘱状伝達式を開催させていただき、新任の民生委員・児童委員72名、主任児童委員12名、合わせて84名の皆様に、厚生労働大臣からの委嘱状をお渡しさせていただく予定でございます。
民生委員・児童委員の推薦の際には、各地区の自治会・町会連合会長をはじめ、関係する皆様には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
委嘱状伝達式につきましては、各地区連合会長の皆様には担当課長から先んじてご案内をさせていただいたところですが、ぜひ、ご出席をいただければと存じます。ご多用のことと存じますが、新体制となる民生委員・児童委員の皆様を見守っていただけますと幸いです。
4 こども未来総合センターについて
少子化の進行によりこどもの数は減少している一方、全国の児童虐待対応件数は、残念ながら、毎年過去最多を更新しています。大田区においても近年は毎年1,000件を超える状況です。児童虐待は、未来を担うこどもの心や体に深い傷を残し、時に生命さえも脅かす重大な権利侵害であり、決して許されるものではありません。
基本構想における「こども分野の目標」である、こども達が夢と希望をもって健やかに育つまちの礎となる「こどもの権利」を擁護するため、区は児童虐待の発生予防に加え、東京都と連携した専門的支援を切れ目なく実施してまいります。
私は、こども達の未来を力強く支える決意と、東京都と連携する新たな総合的児童相談支援体制を構築する拠点となる想いを込めて、建物名を「こども未来総合センター」とすることといたしました。
また、開設は令和8年8月1日を予定してございます。
区は、引き続き東京都との緊密な連携を図り、開設したその日から、おおたのこどもと家庭を支える準備を進めてまいります。
5 大田区止水板設置助成(新規)の実施について
今年9月11日に発生した大田区豪雨では、記録的短時間大雨による浸水被害が区内各地で多数発生いたしました。また、地球温暖化による気候変動の影響を受け、局地的な大雨の発生リスクは以前より高まっていると言われています。
区では、今回の被害を受け、区民の皆様、事業者の皆様の安全で快適な暮らしを守ることを目的に、スピード感をもって浸水対策に取り組むため「止水板設置助成」を実施することとし、第4回区議会定例会において補正予算の議決をいただいたところです。
特に浸水リスクの高い地域の皆様を中心に本事業をご活用いただきたいと考えております。
6 環境ポスターの清掃車両掲出について
本区では、ポスター作成を通じて、環境問題に対する意識を深めてもらうことを目的に、毎年、区内の小・中学生の皆様から、「地球にやさしいまちづくりポスター」を募集しております。
ポスターの入賞作品は、区役所の1階など様々なところで展示をしているところですが、今年度から、清掃車にも掲出することといたしました。
12月1日から、区内清掃車で約30台の清掃車に掲出をしておりますので清掃車を見かけた際はお気にかけていただくとともに、このポスターを機にまちを綺麗にするために日々頑張っている清掃車に親しみを持っていただけると幸いです。
7 令和8年大田区新春のつどいの開催について
「令和8年大田区新春のつどい」につきまして、令和8年1月5日月曜日、午前10時30分から、大田区民ホール・アプリコにおいて、開催いたします。大ホールでの着席形式による演目鑑賞等のほか、地下1階の小ホール・展示室において、短時間ではありますが、交流の場を設ける予定でございます。交流は立食形式で、お飲み物と片手でつまめる程度の簡素な軽食のご用意を考えております。
地域の代表の皆様方を中心に、約1,000人のご来場を想定しております。
ご案内につきましては、これからお手元に届くよう準備中でございます。
当日は、魅力ある大田区の文化に関する演目をお楽しみいただき、また、大田区と関わりの深い皆様方の親睦を深める機会とさせていただきたいと存じます。新年早々、恐縮ではございますが、皆様、ご参会くださいますようお願い申し上げます。
8 二十歳のつどい開催について
来年1月12日に、大田区総合体育館において「二十歳のつどい」を開催します。
二十歳を迎える5,908人の皆様にはご案内状を送付いたしました。
未来を担う若者の晴れの門出を祝福するとともに、大人としての自覚を促し、これまで育てていただいた保護者や学校の先生方、地域の皆様への感謝と敬意を表する機会といたします。
今年度のテーマは、「はたち日和」です。この言葉には、二十歳のつどいが晴れやかで特別な一日になるようにという願い、自然体のまま今を大切に生きて、未来への進んでいこうという前向きな気持ちが込められています。
開催にあたり、自治会連合会、青少年委員会、警察署等、多くの地域団体や関係機関の皆様にご協力いただいておりますことに、感謝申し上げます。
9 おおたランニングフェスティバル2026の開催について
今年は東京で9月に世界陸上、11月にはデフリンピックと、国際大会が続けて開催され、スポーツで大変盛り上がった1年となりました。デフリンピックでは、ビーチバレーとバスケットボールの2つの競技が大田区で開催され、各会場とも連日多くの観戦者で賑わっていました。大田区総合体育館で行われたバスケットボールでは、女子日本代表が見事、金メダルを獲得するなど、区内でのスポーツへの注目が集まりました。
地元で開催された本大会を通じ、区民の皆様とともに多くの感動とレガシーを享受することができました。今後一層、スポーツの推進とともに、皆が支えあう共生社会の実現に向け取り組んでまいります。
スポーツへの関心が高まっている中、来月1月25日の日曜日に第3回目となる「おおたランニングフェスティバル2026」を、大田スタジアムと大井ホッケー競技場サブピッチで開催いたします。
本大会は、ランニング大会に参加する方はもちろん、参加しない方も楽しめるプログラムを多数ご用意しており、年々参加者も増えております。
今回は俳優・タレントとして幅広く活躍中の安田美沙子さんをはじめ、3名のゲストをお迎えし、「ファミリーラン」や新しい「10マイルラン」などの計5種目を実施します。昨年を上回る約1,800名の方にエントリーをいただいており、私も参加者の皆様と一緒に走れることを楽しみにしております。
また、サブイベントには、お子さんが自由に遊べるキッズエリアのほか、バスケットボールやストラックアウト等のスポーツ体験コーナーや、キッチンカーによる飲食エリアを用意していますので、こどもから大人までどなたでも楽しんでいただけます。
寒い時期ですので温かくしてお越しいただければと思います。皆様のご来場をお待ちしています。
さて、年末にあたり、今年を振り返りますと、本年の3月、「心やすらぎ 未来へはばたく 笑顔のまち 大田区」を実現するための具体的な施策や事業をまとめた新たな基本計画・実施計画・持続可能な自治体経営戦略を策定いたしました。
現在、本計画を力強く推進し、より豊かで、より魅力的な、誰もが住み続けたい大田区の実現できるよう全力を尽くしているところでございます。
また、9月11日には大田区豪雨が発生いたしました。先ほど、浸水対策のご報告をさせていただきましたが、区は、発災直後から被災された方の生活再建に、全庁を挙げて取り組んでまいりました。
引き続き、被害にあわれた皆様に寄り添い、支援を継続してまいります。
さらに、10月、区の悲願である新空港線に大きな動きがございました。新空港線第一期整備事業の整備主体となる羽田エアポートライン株式会社及び営業主体となる東急電鉄株式会社が本年8月1日に国土交通大臣へ提出した速達性向上計画が10月3日に認定を受けました。
これをもって、鉄道事業を行うための許可を受けたこととなり、いわゆる事業化となります。区内沿線のまちづくりの大きなきっかけになると考えておりますので、しっかりと進めてまいる所存です。
さて、今年も、各地区自治会連合会会長を始め各関係団体の皆様には、各分野で様々な取り組みにご尽力をいただきました。改めまして、感謝と御礼を申し上げます。
これから、寒さが厳しさを増してまいります。お体にはくれぐれもお気をつけて、年末年始をお過ごしいただければと思います。
以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。




