区部周辺部環状公共交通の実現に向けての要望書を国土交通省と東京都に提出しました。

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更新日:2016年4月1日

 区部周辺部における環状公共交通の実現に向けて取り組んでいる「環七高速鉄道(メトロセブン)」と「エイトライナー」の両促進協議会が平成27年3月23日、国土交通省と東京都庁を訪れ、区部周辺部環状公共交通が、平成27年度に予定されている交通政策審議会の次期答申において、明確に位置付けられるように、直接、太田大臣と舛添都知事に要望書を手渡しました。

 平成6年11月に設立された環七高速鉄道(メトロセブン)促進協議会は、江戸川区・葛飾区・足立区の3区を通る環状七号線の地下などを利用し、葛西臨海公園駅と赤羽駅を結ぶメトロセブン構想を発表しました。

 一方、大田区・世田谷区・杉並区・練馬区・板橋区・北区の6区を通る環状八号線を利用し、羽田空港と赤羽駅を結ぶのがエイトライナー構想で、エイトライナー促進協議会は、平成6年5月に設立されました。エイトライナー構想における羽田空港方面の扱いについては、運輸政策審議会の答申第18号の中で新空港線の整備状況等を踏まえて検討することとされており、新空港線整備の早期実現とエイトライナー構想の実現は綿密に結びついています。
 
 平成9年4月には、両協議会による連携宣言がなされ、促進大会や要請活動、PR活動などを行ってきました。
 区部周辺部環状公共交通は、両構想をあわせたもので、赤羽駅で接続される総延長59.7キロメートルの環状鉄道で、平成12年1月、国の運輸政策審議会答申第18号において、「今後整備について検討すべき路線」に位置付けられています。
 平成12年8月には、両協議会と東京都で、「区部周辺部環状公共交通都区連絡会」を設立し、さまざまな課題の解決に向け、調査検討を行ってきました。

 要望書は両協議会名で、それぞれの協議会に加盟する9区長の連名で江戸川区長、葛飾区長、足立区長、大田区長の4区長と江戸川区・葛飾区・足立区の区議会議長が出席し、提出しました。要望書では「環状方向の移動利便性や速達性の向上、羽田空港へのアクセスの確保、大規模災害時等に既存鉄道の代替路線になるなど整備効果の高い路線であることから次期答申への位置付けを求める内容で、メトロセブン促進協議会会長の多田正見江戸川区長は「本路線は、都心から放射状に伸びる鉄道32路線を結ぶことができ、9区の住民の利便性が高まるとともに、まちづくりも進みます。今後行われる交通政策審議会に位置付けていただくことが切なる願いです。」と意見を述べ、大臣からは「地下鉄は災害に強い。重要性は認識しています。」との話がありました。松原忠義大田区長は、新空港線整備についてもあわせて要望しました。

写真:国土交通省に要望書を提出している様子
国土交通省に要望書を提出している様子

写真:東京都に要望書を提出している様子1
東京都に要望書を提出している様子

写真:東京都に要望書を提出している様子2

写真:東京都に要望書を提出した際の会談の模様

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