東京都の新たな被害想定に基づく「大田区の被害想定」について

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更新日:2023年8月1日

 東京都は前回被害想定から約10年間の様々な変化や最新の科学的知見を踏まえ、首都直下地震等発生時の被害の全体像を明確化するとともに、今後の都の防災対策の立案の基礎とするため被害想定の見直しを行いました。令和4年5月25日(水曜日)、東京都は首都直下地震等による新たな被害想定を公表し、発表された想定地震は、都心南部直下地震、多摩東部直下地震、都心東部直下地震、都心西部直下地震、多摩西部直下地震、立川断層帯地震、大正関東地震、南海トラフ巨大地震の8種類です。
 これらの地震から大田区への影響が大きいと想定されている都心南部直下地震の被害想定について、以下のとおりまとめました。

被害想定の前提条件

 【都心南部直下地震】

  (1)震源  都心南部
  (2)地震規模  マグニチュード7.3
  (3)発生の時期  冬の夕方18時
  (4)自然条件  風速毎秒8メートル

(参考)発生の時期は、他に(1)冬の早朝5時 (2)冬の昼12時のパターンがあります。
     自然条件は、他に風速毎秒4メートルのパターンがあります。

主な被害想定(大田区)

平成24年4月18日に東京都が発表した前回の想定との比較です。

 主な被害想定(大田区)
被害想定項目 平成24年想定 令和4年想定
東京湾北部地震 元禄型関東地震 都心南部直下地震
建物被害(棟) 火災 32,218 35,332 18,884
揺れ及び液状化 11,108 13,503 8,538
人的被害(人) 死者 1,073 1,228 726
負傷者 10,412 11,705 7,815
避難所生活者(人) 237,135 260,174 208,667
帰宅困難者(人)  56,149 57,136
津波高(メートル) 1.58 2.27 (注釈)2.25

(注釈)
避難所生活者の数値はピーク時のものです。
帰宅困難者は蒲田駅周辺の人数です。
都心南部直下地震では津波の想定はありません。津波高は南海トラフ巨大地震の想定値です。
(大田区沿岸の防潮堤は高さ4.6メートル、多摩川の堤防は高さ6から8メートルあります。)

 大田区では、これまで東京湾北部地震(マグニチュード7.3 冬の夕方6時 風速毎秒8メートル)を前提条件に地域防災計画を策定して、防災対策に取り組んできました。
 今後、今回の新たな被害想定を踏まえた大田区地域防災計画の修正版を策定していきます。

防災危機管理課作成資料

被害想定の詳細(地震別)

地震の種類別(都心南部直下地震、多摩東部直下地震、大正関東地震、立川断層帯地震)に大田区の被害想定をまとめました。

その他

その他の被害想定について

その他の公表資料は東京都防災ホームページをご覧ください。

「東京被害想定デジタルマップ」・「東京マイ・被害想定」について

「東京被害想定デジタルマップ」
 「首都直下地震等による東京の被害想定」の震度分布や被害の分布などを地図上で閲覧できます。

「東京マイ・被害想定」
 家族構成や建物構造、お住まいの地域などを選択し、「マイ・被害想定」を作成できます。

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お問い合わせ

防災危機管理課

電話:03-5744-1236
FAX :03-5744-1519