地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年3月3日)

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更新日:2026年3月4日

地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年3月3日)

 委員の皆様、おはようございます。
 3月に入り少しずつ春めいてまいりました。今年度最後の地域力推進会議でございます。
 先月2月10日に、令和8年度の予算(案)の概要について公表させていただきました。
 この予算案を基に、いつまでも住み続けたいまちNo.1 をめざして、持続的な自治体経営を支える強靱な財政基盤を堅持し、大田区基本構想で描く2040 年頃の区のめざすべき将来像の実現に向け、取り組んでまいる所存です。

それでは、区政の動きについてお話させていただきます。

1  令和8年度予算(案)について  

 令和8年度予算案につきましては、現在、第1回大田区議会定例会でご審議をいただいているところでございます。
 一般会計の総額は、3,685億円余、前年度比約158億円、4.5%増と過去最大の予算を計上しました。
 令和8年度は、「住み続けたいまちNo.1へ 暮らしに寄り添い 笑顔と心をつなげていく予算」と位置づけました。
 予算案の基本目標について、4つ掲げております。
 一つ目は、「未来を創り出すこどもたちが夢と希望をもって健やかに育つまちの実現に向けた施策」で、予算額を大幅に増額いたしました。
 学校教育をはじめとした学びの充実やこどもの居場所づくりなどを推進し、こどもたちがいきいきと成長を重ねることができ、子育てしやすいまちづくりを進めてまいります。
 二つ目は、「文化を伝え育み誰もが笑顔でいきいき暮らすまちの実現に向けた施策」でございます。
 誰もが笑顔でいきいきと心身ともに豊かな暮らしを実感できる施策を推進するとともに、区制80 周年記念となる節目の年に、スポーツや文化活動などのイベントを大いに盛り上げ、人と人とのつながりを生み出し、深める契機としてまいります。
 三つ目は、「豊かな環境と産業の活力で持続的に発展するまちの実現に向けた施策」でございます。
 私たちの暮らしの基盤となる環境への意識が区民・事業者一人ひとりに浸透し、DXも活用しながら区内産業が持続的に発展することで、持続可能な経済活動や社会生活を支える好循環を創出する施策を展開してまいります。
 四つ目は、「安全・安心で活気とやすらぎのある快適なまちの実現に向けた施策」でございます。
 近年頻発する自然災害への備えの強化をはじめ、日々の生活を心穏やかに安全で快適に過ごせるまちづくりを進め、誰もが住み続けたいと思えるまちをめざしてまいります。
 以上、令和8年度予算案の基本目標をご説明させていただきました。

2 衆議院議員総選挙を終えて

 衆議院議員総選挙が2月8日に行われました。今回の選挙は、戦後最短の16日間という極めて短い期間での投開票事務となりました。大田区には4区と26区という2つの選挙区があり、また、当日は雪の降る中での投票となりました。
 本日お集まりの委員の皆様の中にも、投票管理者や立会人として従事してくださった方もいらっしゃると思います。お陰様をもちまして、大きな事故もなく投票が行えましたことに深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。
 さて、選挙全体を振り返りますと、選挙管理委員会を中心に区全体が一丸となって公正性と正確性を最優先に取組みましたが、期日前投票において代理投票での案内誤りや開票結果での投票数と開票数との一部不一致が生じてしまったことは大変申し訳なく思っております。次回以降の選挙に向けて、しっかりと対策をして臨むことを選挙管理委員会とも固く確認をいたしました。
 昨年7月の参議院議員通常選挙で生じた不適正処理について、2月25日には、選挙管理委員会が第三者委員会から、再発防止策のご提言を頂戴したところでございます。選挙は民主主義の根幹を支える大変重要なものであり、私自身もこれをひとつの区切りと考え、道義的責任を明確にするため、ただいま会期中の区議会定例会に、区長並びに両副区長の給料の減額条例案を提出させて頂きました。
 また、当該の参議院選挙の開票事務における公職選挙法に抵触する行為について、区が警察に告発状を提出しておりました件につきまして、昨日、3月2日に区職員が公職選挙法違反の疑いで書類送検されました。
 区民・有権者の皆様には、信頼を大きく損ねてしまったことに、区長として心より深くお詫びを申し上げます。今後の司法の判断を待ち、区としても厳正に対応してまいります。
 今後とも区民・有権者の皆様からの信頼回復に向けて、選挙管理委員会とともに全庁一丸で取組んでまいりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。

3 特区民泊に関するガイドライン改正について

 インバウンド需要が増加し、民泊に関する課題が取りざたされる中、本区においても、地域の方々から、騒音・ゴミ問題や施設計画等に対し、心配する声をお聴きすることが多くなってきております。
 こうした現状を踏まえ、区民の皆様の生活環境を守る観点から、特区民泊制度の規制を強化するため「ガイドライン」を改正し、本年4月1日から施行いたします。
 今後も、地域住民・利用者双方にとって、安全安心な民泊制度の実現に努めてまいります。引き続き、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

4 令和7年度大田区区政功労者表彰式及び大田区区民等特別表彰式の開催について

 大田区区政功労者表彰は、昭和35年度から始まり、今回で66回目を迎えます。
 今年度は3月15日(日)に大田区民プラザ 大ホールにて大田区区政功労者表彰式と大田区区民等特別表彰式を同時開催いたします。
 区政功労者表彰は、長年にわたり区の発展、向上に多々ご尽力いただいた方々のご功績をたたえるもので、今年度は、個人173名、団体1件の合計174名の皆様を表彰させていただきます。
 また、区民等特別表彰は、スポーツ、文化、社会貢献その他の分野において顕著な業績を挙げた区に関わる個人及び団体を表彰することを目的としており、今年度は、昨年11月に開催された「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」に出場し、メダルを獲得された2名の方を表彰させていただきます。表彰申し上げる皆様には、あらためて敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。

5  令和7年度大田区青少年表彰式 実施結果について

 一昨日、3月1日に、大田区民プラザにて「令和7年度大田区青少年表彰式」を実施しました。
 この表彰は、区内の青少年又は青少年団体が日頃行っている活動を奨励、表彰することにより、活動の一層の普及と活動意欲の高揚を図ることが目的です。
 今年度は、ジュニアリーダーや交通・消防各少年団等で活躍した「模範青少年部門」の個人33名、人命救助及び災害救援を行った「善行青少年部門」の個人3名と1団体、各大会で優秀な成績を修めた「スポーツ及び文化部門」の個人34名と14団体の皆様を表彰しました。
 こうした青少年の活動は、人と人とのつながりが薄れがちな社会において、地域の絆を紡ぐ大切な役割を果たしています。
 本日お集まりの皆様をはじめ、地域の皆様に日頃から温かく見守り支えられて、次代を担う青少年が健やかに育っていることに御礼申し上げます。
 今後とも、青少年が夢と希望をもって成長することができるよう、お力添えをお願いいたします。

6 令和8年春の大田区交通安全運動について

 4月6日から15日までの10日間、「春の大田区交通安全運動」を実施いたします。
 さて、大田区における令和7年中の交通事故の状況ですが、警視庁の調べでは、交通事故件数は1,613件で、前年より107件増加しています。死者数は5人で8人減少しましたが、重傷者数は131人で18人増加、軽傷者数は1,613人で83人増加しております。
 区といたしましては、事故件数の増加を重く受け止めており、より一層、交通安全に対する意識を高め、悲惨な交通事故を1件でも減らしていくよう努めてまいります。
 関係団体の皆様、委員の皆様におかれましては、さらなるご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

7 大田区総合体育館のネーミングライツについて

 このたび、新たな財源の確保により施設や地域の魅力を高め、地域貢献の促進及び財政の健全化に寄与することを目的に、株式会社荏原製作所と本区が大田区総合体育館のネーミングライツ契約を締結しました。これにより今年4月からの愛称は「EBARA WAVE アリーナおおた」となります。
 この契約により、地域活性化や、施設及び区のイメージアップなどを図り、施設機能やサービスの充実はもちろん幅広く地域のスポーツ振興・発展に活かし、区民の皆様に還元していきたいと考えています。
 大田区総合体育館がこの愛称とともに、多くの方々に愛されるスポーツ拠点として、さらに大きく羽ばたいていくことを願っております。皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。

8 馬込アートギャラリーについて

 文化薫る馬込の地から、郷土愛と人々の豊かな感性・創造力を育む収蔵と展示のギャラリーとして、馬込アートギャラリーが2月1日に開館しました。
 ここは、住宅等に使用されてきた区施設を改修し、区が所蔵する絵画等の収蔵・展示施設として整備しました。また、南馬込は、かつて「馬込文士村」と呼ばれ、大正後期から昭和初期にかけて多くの文士をはじめ、評論家や画家たちも集い、互いに創造性を刺激し合う文化的な土壌が育まれた場所です。こうした歴史を背景に、地域ゆかりの作家の絵画をさまざまな切り口でご紹介し、誰もが文化芸術に触れる機会を創出することで、区民の文化振興・心豊かな生活となることをめざします。
 開館記念展では、「地域の美術を掘り起こす/読み替える」と題し、所蔵絵画の中から、昭和から平成にかけて描かれた大田区らしい作品を取り上げております。作品や作家に関する資料を通じて、これまで十分に知られていなかった背景やゆかりを掘り起こし、現代の視点から作家の歩みと作品の意義を改めて捉え直すことを試みてまいります。本展示は、5月10日まで開催しております。この場所が育んできた美術の一端に触れ、絵画との新たな出会いをお楽しみいただけましたら幸いです。今後、区内で活躍するアーティストと地域住民が交流・連携する
ワークショップなどを開催し、共同制作や対話を通じた地域交流の場を創出します。
 所在地は南馬込4丁目10番4号、都営地下鉄浅草線 西馬込駅から徒歩10分でございます。ぜひご来館ください。

9 「大田区文化芸術講演会」の実施報告について

 3月1日(日)、スマイル大森で、「大田区文化芸術講演会」を開催し、区内外から約400人の来場者にお越しいただきました。
 講演会では、芥川賞作家である綿矢りさ氏をお招きし、区ゆかりの作家・宇野千代の魅力を語っていただきました。綿矢氏ご自身が宇野千代を敬愛されていることもあり、大変熱のこもった講演で、参加者の皆さまからも高い評価をいただきました。
 講演に続くクロストークでは、綿矢氏に加え、私と尾﨑士郎記念館の学芸員を交えて、馬込文士村をはじめとする文化資源についても掘り下げることができ、皆さまに区の文化芸術への理解と関心を深めていただく貴重な機会となりました。
 また、同時開催のこども向けワークショップはお子さま連れのファミリー層で大変賑わったほか、併設した馬込文士村パネル展を見る来場者の真剣なまなざしが印象的でした。山王会館馬込文士村資料展示室などからの出張展示も用意し、皆さまに宇野千代や馬込文士村の歴史と魅力を多角的にお伝えすることができました。
 本講演会の開催にあたりましては、関係各所の皆さまから多大なるご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。なお、今年の秋には、宇野千代をモデルとしたNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の放映が予定されており、今後もこの契機を活かした取り組みを推し進めてまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。