アスベスト(石綿)について

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更新日:2019年12月24日

アスベストとは

 石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。
 その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止されました。
 その後も、スレート材、ブレーキライニングやブレーキパッド、防音材、断熱材、保温材などで使用されましたが、現在では、原則として製造等が禁止されています。
 石綿は、そこにあること自体が直ちに問題なのではなく、飛び散ること、吸い込むことが問題となるため、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで予防や飛散防止等が図られています。

出典 厚生労働省「アスベスト(石綿)に関するQ&A」

アスベストが原因で発症する病気

 石綿(アスベスト)の繊維は、肺線維症(じん肺)、悪性中皮腫の原因になるといわれ、肺がんを起こす可能性があることが知られています(WHO報告)。石綿による健康被害は、石綿を扱ってから長い年月を経て出てきます。
 例えば、中皮腫は平均35年前後という長い潜伏期間の後発病することが多いとされています。仕事を通して石綿を扱っている方、あるいは扱っていた方は、その作業方法にもよりますが、石綿を扱う機会が多いことになりますので、定期的に健康診断を受けることをお勧めします。
 石綿を吸うことにより発生する疾病としては主に「石綿(アスベスト)肺」、「肺がん」、「悪性中皮腫」があります。労働基準監督署の認定を受け、業務上疾病とされると、労災保険で治療できます。

出典 厚生労働省「アスベスト(石綿)に関するQ&A」

平成28年度以前の区内の労災認定等事業場一覧

厚生労働省のホームページに公表されている「石綿ばく露作業による労災認定等事業場一覧表(平成28年度以前認定分)」のうち、事業場所在地が大田区内のものを抜粋しました。

アスベスト関連リンク

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