低周波音

ページ番号:739669199

更新日:2018年6月21日

近年、低周波音によるものと思われる事象について社会的関心が高まり、区窓口に低周波音に関する相談等が多く寄せられるようになりました。
低周波音の発生元と思われるものには、個人宅の生活関連機器、事業所等に設置されている設備機器等、身近に多く存在しています。
低周波音は、私たちの日常生活環境において、何らかの影響を及ぼしていることも各種研究の結果、報告されています。また、低周波音によると思われる身体的な影響には、個人的な差異があり客観的に判断することが難しく、ときには医学的な判断が必要となる場合もあります。医師へのご相談をお勧めします。
低周波音については、通常の騒音・振動の場合とは異なり低周波音発生施設の届出あるいは規制基準等の法律的規制が整備されていません。また、それらの低周波音発生施設等の設置状況、環境への影響等の実態を把握し対策等を講じて頂くことが困難な状況です。
低周波音による影響と思われる事象を感じられたときは、発生元を特定することが重要となります。また、発生元の方に低周波音についての理解(同一環境で確認(体感等)していただく等)を得る必要があります。
大田区では、騒音等を測定する機器の貸出しを行っておりますが、低周波音を測定することはできません。測定をお望みの方は、有料となりますが専門機関「東京都環境計量協議会」(外部リンク)にご相談ください。  

1低周波音とは

日常生活環境で聞こえる音(音波)と同じものですが、特に低い音のことを「低周波音」といいます。また、音波が1秒間に振動する回数を周波数(Hz,ヘルツ)といい、回数が多ければ高い音、少なければ低い音として聞こえます。
 一般的に人が聞き取れる音の周波数は、20Hz~20,000Hz(個人差はあります。)とされています。そして、100Hz以下を低周波音といい、 20Hz以下を超低周波音といいます。
 低周波音は、一般的に人の耳に聞こえない、聞き取りにくい等、音の発生元も多岐にわたり特定することが困難な音です。また、音の圧力(音圧:dB,デシベル)の大きさにより心身等への影響が変わります。

低周波音

2低周波音による影響

 周波数が低く、音圧が高い場合に受ける影響には、主に「心身に係る影響」と「物的な影響」の二種類があります。
(すべての事象が低周波音によるものとは断定できません。)
ア 心身に係る影響は、不快感、圧迫感、不眠等があります。
    人が低い音を聞く(あるいは感じる)ことにより発生します。
イ 物的影響は、窓ガラス等建具が振動し、ガタガタと音を立てる現象があります。
    低周波音が窓等の建具を振動させることにより発生します。

3低周波音に関する資料

 低周波音に関する資料が、国(環境省)のホームページに掲載されています。
 詳しくは「低周波音について(環境省)」(外部リンク)を、ご覧ください。

4近隣問題でお悩みの方は

近隣とのトラブル等でお悩みの方は「公害苦情・紛争処理」をご覧ください。

お問い合わせ

環境対策課
環境調査指導担当
電話:03-5744-1369
FAX :03-5744-1532
メールによるお問い合わせ