屋外で猫に給餌している(エサを与えている)方へ

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更新日:2021年12月6日

猫への給餌行為については、法令による定めがなく、禁止されていません。
しかし、その給餌は近隣住民や周辺の環境・衛生などに配慮し、マナーを守られたうえで行っていますか。

  • 屋外で不特定の猫に給餌することは、猫を地域に居着かせ、他の地域からの猫たちも呼び寄せてしまいます。
  • 栄養状態も良くなり、繁殖力も増して、地域に猫が増え続けます。
  • 近隣宅の庭先や道端で排泄し、夜中に鳴き声が響き、車両などが傷つけられるといったことが繰り返されるようにもなります。
  • 「あの家で、あの人が、エサを与えることが原因だ」といったご近所トラブルに発展してしまうことにもなりかねません。
  • 猫を快く思わない人が増え、その結果、様々な不幸が猫にも人にも訪れることとなり、猫たちは厄介者扱いになっていきます。

猫の幸せを思っての給餌行為が、猫を苦しめる結果を招くようでは不本意ではありませんか。
周囲に与える影響と配慮について認識いただき、次のことを守ったうえで給餌を行ってください。

土地や建物の所有又は管理者の了解のもとに!

他人の所有又は管理する土地や建物内における無断での給餌は、不法侵入などにあたる違法行為です。
必ず、その所有者や管理者の承諾を得てから給餌するようにしてください。

エサは決まった猫のみに対面で与え、置きっぱなしはやめて!

  • 屋外で給餌する場合は、面倒を見る猫の数は数匹程度に絞るようにしてください。
  • エサは対面で与え、他の猫の流入を防いでください。
  • 猫は、通常複数のエサ場を持つと言われています。姿を見せない日や食べ切れない場合などは、エサを置きっぱなしにしてまで与える必要はありません。
  • エサの置きっぱなしは、カラスやネズミなどを呼び寄せ、害虫発生の原因にもなります。さらに、給餌対象の猫に傷んだエサを与えていたりするかも知れません。エサの置きっぱなしはやめましょう
  • 時間を決めての給餌と片づけは、給餌対象の猫への確実な給餌と衛生面への配慮にも繋がるでしょう。

注意喚起プレート「やめよう!エサの置きっぱなし」

ふん尿被害の防止や軽減に努めて!

猫も人間や他の生き物と同様に食べれば排泄もします。その場所が近隣宅の庭や玄関先では困ります。
区に寄せられる猫の苦情で最も多いのものは、ふん尿の被害によるものです。
専用の猫トイレでなくても排泄場所は容易に作ることができ、猫たちも学習し、排泄するようになります。
猫への給餌を行うのであれば、次のことを実行してください。

  • 排泄場所を複数設置すること
  • 常に猫たちが快適に排泄できるような環境作りと後始末を行うこと

飼い主のいない猫対策(猫トイレの作り方)

望まない猫の繁殖防止のための去勢・不妊手術を!

望まない猫の増加を防ぐだけでなく、病気になり難くもなります。さらに、発情期の鳴き声を抑え、尿の臭いも薄くなるといった効果も期待できます。
去勢・不妊手術は、猫に給餌を行う者の責務のひとつとして捉えてください。
なお、区では手術料金の一部助成を行っています。
猫の去勢・不妊手術費用助成制度

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生活衛生課環境衛生

大田区大森西一丁目12番1号
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