地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年6月9日)

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更新日:2026年6月9日

地域力推進会議での鈴木区長あいさつ(令和8年6月9日)

 委員の皆様、おはようございます。
 6月に入り強い日差しの日が多くなってまいりました。
 台風6号の接近に際して、区では、6月2日23時から災害対策本部を設置し、160名の職員体制で対応いたしました。今回の台風対応では、昨年9月11日豪雨の教訓と新たに運用が開始された「防災気象情報」を踏まえて対応するとともに、区民の皆様の声を反映した「自主避難スペース」を8地区の出張所で開設いたしました。幸い大田区内における大きな被害報告はありませんでした。今回の対応を振り返り、今後の風水害対策をさらに強化してまいります。
 これから、台風やゲリラ豪雨などの風水害が発生しやすい季節を迎えます。猛暑への警戒とともに、今一度、身の回りの防災対策についてご確認いただければと思います。
 また先月に、元大田区議会議員による政務活動費の不正受給が明らかになりました。
 公費の私的流用は断じて許されるものではなく、区議会におきまして、速やかな事実関係の解明と再発防止に向けた徹底的な議論がなされることを強く要請いたしました。
 区といたしましては、今回発生した事案に対しまして、区民の皆様からの信頼回復に向けて、区議会が取り組む対応策に全面的に協力してまいります。
 それでは、区政の動きについてお話させていただきます。

1  令和8年第1回区議会臨時会の報告及び第2回区議会定例会の開催について  

 第1回区議会臨時会が先月26日及び27日の会期で開催されました。令和8年度一般会計補正予算案などを御審議いただき、原案のとおり可決及び承認していただきました。
 補正予算でございますが、現下の行政課題に速やかに対応するための予算などを計上しました。
 このほか、大田区立馬込第三小学校及び仮称大田区室生犀星資料館改築その他工事請負契約などについて、可決していただきました。
 また、令和8年第2回区議会定例会が6月16日から6月25日までの会期で開催される予定でございます。

2 第76回“社会を明るくする運動”について

 日頃より、“社会を明るくする運動”の推進に格段のご協力をいただき誠にありがとうございます。
 5月13日に第76回“社会を明るくする運動”大田区推進委員会を開催し、今年度の実施要領が決定いたしました。これを基に、各地域において区民の皆様の更生保護への理解を図るべく、各種講演会やパネル展、区内小中学生が参加する作文コンテスト等が実施されます。
 7月18日 土曜日には、「大田区民のつどい」を大田区民プラザ 大ホールにて開催いたします。各地域の皆様をはじめ、多くの区民の皆様にご参加いただきたく、ご協力方、よろしくお願い申し上げます。
 区制80周年の節目を迎える今年度は、各イベントを80周年記念事業と位置付け、例年以上におおたの「地域力」を結集し、地域の皆様・各団体の方々と連携を図り、今年度も“社会を明るくする運動”を盛り上げていきたいと存じます。

3 熱中症対策について

 高齢者の熱中症予防では、今年も民生委員の皆様や地域包括支援センターの職員が「ひとり暮らし高齢者」として区に登録している方のご自宅を訪問して、エアコンの活用や水分補給の重要性などの啓発活動をしてくださっています。暑い中でこうした活動に取り組んでくださっていることに心からお礼を申し上げます。
 今後、夏本番に向けて一層暑さが厳しくなってまいります。委員の皆様におかれましてはなにとぞご自愛いただき、ご家族やご近所の方へ積極的な水分補給等、熱中症予防のためのお声がけをいただきますよう、よろしくお願いいたします。

4 こども未来総合センターについて

 こども未来総合センターの開設に向けて、4月21日に大田区と東京都の間で、「新たな児童相談体制構築に係る基本協定」を締結いたしました。
 本協定では、こども未来総合センター内に、大田区のこども家庭センターと東京都の児童相談所を設置すること、都区合同で児童虐待通告・相談に関する受付業務を行うこと、新たに整備する一時保護所は、原則として大田区の児童が利用すること、などを定めております。
 本協定は、大田のこども達の安全・安心を守り支えるために、都区連携により取り組む、新たな児童相談支援に関する羅針盤であると考えております。
 こども未来総合センターの開設は8月1日を予定しておりますが、7月に東京都と合同で開設に伴う式典を行う予定です。
 引き続き、開設したその日から、大田のこどもと家庭をしっかりと支えていけるよう、取り組みを進めてまいります。

5  小型充電式電池の回収、立体型防鳥用ネット及び風水害発生時のごみの出し方について

 まず、小型充電式電池についてですが、近年、リチウムイオン電池等が原因となる火災の発生が相次いでおります。このことから、行政による安全な回収を実施するため、発火対策を講じた専用の回収ボックスを区施設20か所に設置いたしました。本庁舎1階にも設置しておりますので、お帰りの際に、ぜひご覧いただければと思います。
 次に、立体型防鳥用ネットについてですが、カラスによるごみの散乱被害への新たな対策として、今年度から立体型防鳥用ネットの貸し出しを行っております。こちらは、道路交通への支障の有無など、お貸しできる条件がいくつかございますが、現在の青色のネットで対策してもなお、カラス被害でお困りの集積所があれば、管轄の清掃事務所へご相談いただけますと幸いでございます。
 次に、風水害発生時のごみの出し方について、でございます。
昨年9月の豪雨では多くの家屋が浸水被害を受けました。区は、直ちに臨時の収集態勢を構築し、可能な限り速やかにごみの収集を行いましたが、可燃、不燃、粗大のごみが入り混じった状態で集積所や道路上に置かれており、その収集や適正な処理に多くの時間が割かれた状況でございました。区といたしましては、引き続き、風水害発生時におきましても可能な限り速やかに収集作業を行ってまいりますので、お手数ですが、区民の皆様にも、分別や適正な排出にご協力いただけますと幸いでございます。

6 令和8年春の大田区交通安全運動のお礼について

 4月6日から15日までの10日間、春の大田区交通安全運動を実施いたしました。
 「世界一の交通安全都市TOKYOを目指して」をスローガンに、各警察署をはじめとする関係機関や地域の皆様方に多大なるご協力をいただき、運動に取り組んでまいりました。
 自治会・町会の皆様におかれましては、皆様の健康を第一に留意した活動にご尽力いただきました。この場をお借りして、心よりお礼を申し上げます。
 平穏な生活を一瞬にして奪う交通事故を1件でもなくすためには、私たち一人ひとりが交通ルールやマナーを遵守することが非常に大切です。
 区では、今後も交通安全対策の強化に努めてまいりますので、皆様のより一層のご協力をお願いいたします。

7 大森駅と馬池洗地区の機運醸成事業、通称「OMAISEN PROJECT」について

 この事業は、NHKにおいて、宇野千代がモデルとして描かれる連続テレビ小説「ブラッサム」と、小栗上野介とともに勝海舟が取り上げられる大河ドラマ「逆賊の幕臣」が放映されることを契機に、地域の活性化と交流人口の拡大を目指す事業です。
 具体的には、朝ドラ放映期間中におきましては、地域イベントを活用した賑わいを創出する取組やNHKと連携したトークイベントなどの事業を展開し、シビックプライドの醸成を図ってまいります。
 続く大河ドラマ放映期間中におきましては、勝海舟ゆかりの地への来訪者増加と地域ブランドの向上を目指し、広域的なプロモーションを展開いたします。
 さらに、今年度は大森駅開業150周年という節目にもあたり、関連事業とも連携しながら、大森エリア全体の賑わい創出につなげてまいります。
 なお、この好機を活かして事業に厚みを持たせ相乗効果を生むため、第2回区議会定例会に1,060万円余の補正予算を計上させて頂いております。

8 馬込アートギャラリーの展覧会について

 今年2月1日に開館した馬込アートギャラリーにて現在開催している、MAG展「日々を慈しむ、描く-安西啓明の日本画を中心に-」についてでございます。
 この展覧会では、日本画家・安西啓明が得意とした、人物を描いた日本画を中心に展示しています。
 安西啓明は、川端龍子が主宰する美術団体・青龍社に属し、創立から解散に至るまで長く活躍した日本画家です。
 画題とした人物の多くは、彼の傍らで日々を暮らす妻やこども達でした。
 1930年代から1950年代まで、家族の成長を見守るかのような絵をいくつも残しています。
 戦時下の自宅の庭に伸びやかに茂る緑と野菜、そこで戯れるこども達の健やかな姿を描いた秀作《家庭菜園》をはじめ、身近な人々にやさしい眼差しを向ける安西啓明の絵画を展示し、その魅力に注目していきます。
 そのほか、佐伯米子、元永定正や、地域ゆかりの画家である仲田好江の油彩画と淡彩画もご覧いただけます。
 会期は9月6日までとなっております。ぜひ皆様も馬込アートギャラリーに足をお運びになり、大田区が所蔵する絵画の魅力に触れていただけましたら幸いです。

以上をもちまして、今月のあいさつとさせていただきます。