RSウイルス感染症

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更新日:2016年4月1日

RSウイルス感染症は乳幼児を中心に、例年11月から1月にかけて流行します。

区内の感染症の発生状況を毎週更新しています。RSウイルスについても掲載しております。

RSウイルス感染症とは

RSウイルスを原因とする感染症で、発熱・咳・鼻水・咽頭痛・頭痛・倦怠感などで、風邪に似た症状なので、見分けるのは困難です。
多くの場合、軽症でおさまりますが、1 歳未満の乳児の場合は急性細気管支炎、肺炎などの重い呼吸器症状をおこしやすく、特に注意が必要です。

感染経路

RSウイルスは、感染した患者さんの咳・くしゃみなどに含まれています。
ウイルスを含むしぶき(飛まつ)がくしゃみや咳で空気中に放出され、 それらを吸い込む、あるいは飛まつが鼻や眼に接触することで感染します。
潜伏期間は2から7日(通常4から5日)です。ウイルスは、通常3から8日間排出されますが、乳児や免疫力が低下した人では4週間にわたって排泄される可能性があります。

予防のポイント

予防のポイントは、手洗いと咳エチケットです。
子どもたちが日常的に触れるおもちゃ・手すりなどは、こまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。

感染により重症化するリスクの高い基礎疾患を有する小児や、生後3か月以内の乳児への感染には特に注意が必要です。現在、ワクチンは実用化されていませんが、重症化のリスクの高い早産児や慢性呼吸器疾患を有する乳幼児には、抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体のパリビスマブ(商品名シナジス)を筋肉注射する場合があります。詳しくは、主治医にご相談ください。

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