高効率燃料電池の導入
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更新日:2025年9月8日
大田区は、東京ガス株式会社と締結した「カーボンニュートラルの実現等に向けた包括連携協定」に基づく具体的な脱炭素化事業の一つとして、令和6年度に区の公共施設「ライフコミュニティ西馬込」に高効率燃料電池を2台設置し、令和7年5月から運転を開始いたしました。
なお、高効率燃料電池が自治体の施設で導入されるのは、全国で初めてになります。
導入内容
高効率燃料電池(1台目)
高効率燃料電池(2台目)
機器種別 | 固体酸化物形燃料電池 (SOFC) |
外形寸法 | 幅0.8m×奥行1.8m×高さ1.9m (概算値) |
燃料種別 | 都市ガス |
発電出力 (定格時) | 5.8kW (1台あたり) |
発電出力 (自立運転時) | 1.5kW (1台あたり) |
ライフコミュニティ西馬込の外観
施設名称(所在地) | ライフコミュニティ西馬込 (西馬込2-20-1) |
施設用途 | 貸室・トレーニング室、駐輪場、区営住宅等 |
施設規模 | 地下2階・地上6階建て、延床面積約3,300平米 |
高効率燃料電池とは
電源種別の発電効率一覧(注釈)
(注釈)資源エネルギー庁の公開資料等を基に大田区にて作成
一般に、燃料電池とは、水素燃料と空気中の酸素を化学反応させて電気をつくる発電設備を指します。
燃料電池は、様々ある発電設備のうち環境負荷を低減する選択肢として期待されています。
今回の包括連携事業にて導入した高効率燃料電池は、独自技術により、従来の燃料電池よりも更に高い発電効率を実現するとともに、小さい占有面積で設置できるため、敷地が狭小で太陽光パネル等の設置に制約が多い都市部において有効な脱炭素手法となります。
通常時の発電による電気代削減はもちろん、災害等による停電時に自立電源として利用できるため、
施設の防災機能強化にも貢献します。
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